| 4月の栞 『第3回富士山花火vsスピードウェイ2025(初観覧)』 |
もう15年ほど前に、今回の企画とは別に富士スピードウェイで行われた花火大会を教え子2人を連れて見に行った記憶がある。観覧席が急な傾斜(階段)だったので撮影がやりにくかったことしか覚えていない。
今年で3回目となる富士スピードウェイでのイベントに初観覧。昨年に続きMCは古舘伊知郎さん。元テレビ朝日アナアンサー、「報道ステーション」では長いことキャスターを務められた。久しぶりに、あの頃の澱むことなく湧き出る泉の如く言葉に、70歳になられるとは思えない回転の速さと声の張りに驚嘆した。
この花火の1回目から情報はゲットしており、地元イケブンさんを中心に著名煙火業者が3者(今年は4社)ほど集まり開催されるのでチェック済み。但し、スピードウェイ内での撮影はあまり気が進まず。カメラマン席は一万円を超える席も用意されている。そこまでして入りたくないなぁと言う感じ。車大好き人間の自分だけれど、個人的には茂木もそうだけれど、レース場での花火はイマイチ好きではない。勿論、富士も茂木も花火は素晴らしいのだが・・・。
今回の観覧場所に関してはかなり以前から車を走らせて調べてみた。県道147号、明神峠付近からの俯瞰を考えていたが、天気が下り坂で夕方から完全な曇り、夜は雨が降り始める予報に夜景バックは諦めた。次なる候補として東ゲートの反対側にある大蔵寺(小山町中日向)付近の田んぼ。しかし、手前の人家や林で下部の虎の尾は見えない。また、ワイドスターマインはかなり斜めになる事は覚悟。初めての場所なので、失敗はやむを得ない。
この一角だけ広々と水田が広がる。17時少し前、三重ナンバーの軽が一台止まっているだけ。パンを頬張っていると赤色灯をつけたパトカーが、その車の前に停車。5分ほど話をした後こちらに走って来て止まる。優しそうなおじさん巡査と今年入署したばかりと思える婦人警官(死語?)が車から降りて歩いてくる。「花火見物ですか?」の挨拶。10分ほど雑談的会話。要は「地元のクレームが入ったら、我々排除に動かなければならないので、くれぐれも田んぼに入らない様に。」との事。次なる駐車車両へと移動して行った。
18時20分から地元のFMから古舘氏の声が元気よく聞こえる。車のすぐ横で三脚を立て、ラジオをオンにし、後ろのハッチを開けて聴取。昼過ぎまでの日差しが16時頃には薄日になり17時には黒い雲も出て来て、どんより。開始二、三分前に霧雨。その後止んでは再び僅かに肌に感じる程度の雨。途中でハッチの下にカメラ移動したので、水平や画角がメチャメチャ。それよりも、かなりの冷え込み、無風で湿度高し。視界イマイチ。
決して条件は良くはなかった。
古舘氏の丁寧すぎる実況(雨が降ってきたことまで)が無ければ、サーキットをレーシングカーが周回していることも、スポンサーの紹介に時間をかけていることも知らず、18時30分に花火が上がらなかった理由も分からなかっただろう。打ち上げ花火自体は1章から6章まで。その前にサーキット場での催し物Speed&Sparkが10分ほどありPORSCHEが周回していた模様。
1章「新しい地平線」(イケブン)からいよいよ打ち上げ開始。ところが予想していた場所よりかなり左。毎度おなじみの方向ミス。
全然左寄りでカメラのフレームにすら入っていない。送電線を気にして前に出たのが裏目に出た。結局セットできたのは2章目片貝煙火工業の「春の歓喜」からだった。3章は丸玉屋煙火店の「Hello and Goodbye」(日本語訳が「別れと出会い」になっているので英語で)。4章片貝5章イケブンと続き5章にようやく野村花火工業が登場。「A New Begining」と名づけられたそれは日本語訳「新たな芽吹き」だった。いよいよ古舘氏が興奮絶頂に突入したその花火は、やはり抜群の出来であった。生憎モヤモヤの空間での打ち上げではあったが、バックの空までが野村ブルーに染まり、おそらく会場は大盛り上がりであったことだろう!野村花火工業さんの持つ10号玉の大部分を披露してくれた感が伝わってきた。ラスト第6章はイケブンと片貝煙火工業協同のフィナーレは、富士スピードウェイの直線コースを目一杯使ったかどうかはわからないが、画角には入りきれない超ワイドスターマインだった。
初めての観覧にはつきものとは言えども、撮影場所、画角、レンズのうち一つでもヒットしてくれたらよかったのだが、今回は50点から60点の出来。仮に富士霊園が24時間開放されていれば風向きにもよるが、最高の場所の一つかもしれない。それは叶わぬ事なのでありえない事だが。さて来年はどうするか? |

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