1月の栞 『富士山雪景色』
| 14日の成人の日、首都圏を襲った大雪は、ここ藤沢でも、水分の多い雪が数センチ積った。 雪は夕方までには止んだ。 明日には西高東低の冬型の気圧配置に。 この雪が私の写欲を駆り立てた。 明日は朝から晴れるだろう!そして富士山もはっきり見えるだろう!という予測は誰にでも容易にできる。 四時半出発。 目指すは以前からこの条件を待っていた(本当は満月なら真夜中出発なのだが、月齢2.3ではね・・・。)河口湖から笛吹市に至るR137号線、御坂みちの途中にある小さな木造の展望台。 ここからは河口の街並みと富士山の奥行きある構図が撮れる。 満月の夜ならば、白く浮かび上がった街並みの中をR137を走る車のライトの光跡がアクセントとなり、富士山とからめて最高の出来となる。 (プロの写真家岡本芳隆氏の写真参考)ただし、国道の橋の上からの撮影となり、安全性の面からは積雪の下り坂、しかも夜間となるとなると凍結、あまりお勧めはできない。 話は長くなるが、現地に着くまで色々なことがあった。 まず、平塚から箱根太平台のヘアピンまでは雪が全くと言っていい程なかった。 つまり今回の雪は茅ヶ崎から東で多かったようだ。 鎌倉在住の生徒は小さな「かまくら」を作れたと言うし(駄洒落でなく)、保土ヶ谷では雪のため停電したそうだ。 強羅を過ぎてからは雪が道端に片付けられていたが、春山下のバス停辺りからは乗り捨てられた車が目立ち、ガラスの森を過ぎると圧雪となって道路全体が白くなっていた。 乙女トンネルを抜け静岡県側は多量の塩カルが撒かれていて、上ってくる車は普段と変わらないスピードを出していた。 山梨県境の籠坂峠までは、アスファルトとのコンタクトも時々できる状態だったので少し走り方に気を配るだけで大丈夫。 しかし、山中湖畔の旭日丘らは除雪したあとに又雪が降ったのか、厚さ5cm程の圧雪。 デコボコ道をゆっくり走るしかなかった。 それでも富士吉田まではほとんど平坦なので、スリップすることもない。 スリップを体験したのはR138を右折し、河口湖大橋へ向かうやや下り坂で前方が赤信号になった時であった。 いつもより多少気を遣ってブレーキ踏んだら、減速しない。 一瞬どうしたのかわからず焦った。 すぐにABSの作動音がして、「あー滑ってるんだ!」と実感。 車体もやや斜め方向にもって行かれ、停止線をオーバーして止まった。 下りは気を付けろ!という合図だった。 四駆でスタッドレスでも油断は禁物。 頭では解っていたものの実際体験できたことは、雪道の経験値の低い自分にとっては収穫大である。 そう言えば帰宅するまでに河口湖で1件、山中湖畔ママの森の手前の上り坂で1件、落車のクレーン作業に出くわした。 一台はSUVの四駆だったが、林の中にほとんど落ちかけていた。 一端滑り出すと車は逆に加速して行く感じがする。 止まるだろうと思っているから、なおさらそのギャップが大きい。 どこかにぶつからない限り止まらない。 対象が人や車でないことを祈ることしか他に何もできない。 話を写真撮影に戻して・・・。 河口の木造の展望台へは誘導路があり、最近まで橋染工事で立ち入り禁止だったが、それも終了。 しかし、この日は除雪した雪がカベになり、入ることができなかった。 仕方なく少し広くなっている所へ車を止め、徒歩で向かうことにした。 しかしなんと膝上まである雪に足をとられ思うように進めない。 機材運びの前に、除雪作業ガ待っていた。 40センチの積雪報道は嘘(ウソ)ではなかった。 展望台もしっかり雪の綿帽子を被り、手で払いのけるとサラサラ雪がキラキラ光って風に舞う。 雪質がこんなに異なるものなのか?綺麗だった。 写真の出来は100点満点には遠いものの自分としては満足できる作品に仕上がった。 せっかく来たのだから河口湖周辺を沢山撮りたかったが、折からの通勤時間にぶつかり大渋滞。 地元の人々は雪に慣れていて、20mくらいの間隔を空け時速20km前後でゆっくり坂を降りて行く。 その秩序正しさは見事だった。 私も先程の教訓を生かして30mも前車との距離を保ち、ゆっくり走った。 河口湖から山中湖まで普段の5倍くらいかかった。 8時半をまわってからは少しずつ雪も解け出し、ビチャビチャになっていった。 これならパノラマ台まで登れるかな?そう思い山中湖周辺3カ所を巡ってみた。 花の都公園前の第二駐車場付近の雪原と樹木、旭日丘の湖畔から結氷した上に積った雪と富士山も合わせてご覧下さい。 撮影日:2013−1−15 河口湖・山中湖にて |
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| 1. 6:21 R137より河口湖町を望む | 2. 6:30 次第に空が染まりはじめました |
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| 3. 6:32 雪の積り方も富士山型です | 4. 6:36 ここはやはり縦位置ですね |
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| 5. 6:37 今回のベストショット? | 6. 8:30 移動に1時間以上かかって |
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| 7.カメラマンが次から次へと | 8.しかしマナー良く雪原には足を踏み入れず |
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| 9.手前の忍野へ行く道も圧雪状態 | 10.山岳雪道には必須アイテムです |
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| 11.松に積った雪と富士山 | 12.ここに辿り着くのにも30cmはある積雪 |
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| 13.屋根に積った雪と富士山 | 14.実に日本的風景 |
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| 15.パノラマ台からの富士山 | 16.南アルプス(右手)も良く見えます |
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| 17.平野方面の結氷した山中湖 | 18.旭日岳の釣船乗り場へ移動 |
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| 19.氷の上にうっすらと積った雪 | 20.木の影をアクセントとして左側に入れて有ります |
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| 21.コケて顔まで雪に埋まってしまいました | 22.手前、割れた氷です |
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| 23.雪の造形と光と影 | 24.表面の繊細さに注目 |
| 拡大写真でご覧頂けます。 |