9月の栞  『第31回全国新作花火競技大会』

9月7日(土曜日)、18時~24時の降水確率、群馬県沼田市=曇りのち雨50%。
                            長野県諏訪市=曇り時々雨40%。
当初の予定では43年ぶりの復活となる、第1回沼田花火大会へ行くつもりでした。
各種アトラクションにも関心があったし、何と言っても丸玉屋さんプロデュースのワンマンショー。
しかも1万発超と来れば大注目である。
何とか予定をやりくりして出かけたいと思った。
一回目であれば多少の天候の悪さや撮影場所のミスチョイスも、来年に繋がるロケハンと思えば我慢できる。
とは言いつつ諏訪湖のことも気になる。
先月15日、結局捜し搊なった例の場所も、後日K氏に直接会って話を伺ったら、即、特定出来た。
後は現地調査するのみ。
迷いに迷った。悩みに悩んだ、結果、「のち雨《の沼田と、「時々雨《の諏訪湖と言葉の差で沼田を諦めた。
いずれにしても、前線が南下して来る以上、雨は時間の問題だった。
30分でも遅い方はどちらなのか?答えは出せなかった。
13時に自宅で、車の空気圧を点検していると、K氏から「諏訪湖、雨が降ってきました《のメール。
湘南は多少雲は出ていたものの、空半分は青空。
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「了解。沼田を諦め、そちらへ向かいます。
17時着ですが、場所ありますか?《「15日でもありましたから大丈夫です《の返事。
こんな時間に出て、諏訪湖花火の写真が撮れるなんて嘘みたい!
新作花火は8月15日に比べれば20万人ほど少ない人出。
おかげで、全く渋滞することなく、一つ手前の諏訪南ICで降りても予定通り17時着。
途中韮崎~小淵沢あたりで降っていた雨も、長野県に入ってからは止んでいた。
出迎えてくれたK氏が停める場所も案内してくれ、「やっぱり此処かぁ!《の挨拶。
山を少し登ると、既に何人かの顔見知りのカメラマンがセットに余念がない。
念のためパラソルを開き場所取り終了。
突然の雨を考慮してカメラは1台、逃げ腰態勢で臨む。
後ろのカメラマンが私の吊前を呼び、湖上を指して「あの低い雲、打ち上げ場所の向こう側にありますか?手前でしょうか?《と尋ねるが、ちょうど真上みたいにも見え言葉に詰まる。
幸い雨は落ちてこなかったものの、大会冒頭の挨拶で、諏訪市長が言うほど好天に恵まれた訳でもない。
第一全くの無風、湿度も低いはずはない。
(いえいえ、会場から2キロ近く離れているので、生で市長の挨拶を聞いたわけではなくFMラジオで聴いたのですがね。)
いよいよ競技開始。しかし肝心な10号が全く雲の中。
各花火師さんが折角趣向を凝らした芸術玉を挙げてくれているのに、前半の3分の1は悲惨な光景。
(プログラムナンバー通りアップいたしましたので、その見えなさ加減をご覧下さい。変な言い方ですみません。)
新作花火は、紹介時間も他の大会よりは多少長いのでインターバルはあるものの、煙が居座って動こうとしない。4台体制のカメラマンが「今から移動しようか・・・《と言って1台を片付け始めた頃、尺が次第にはっきり見えるようになり、輝度の高いものは煙に打ち勝って?、写真に撮っても我慢出来るにまで改善。
その後も少しずつ好転。予想外のまともな写真撮影枚数(と言っても少ないですが)に、多少の満足感をも、得ることが出来た。
しかし喜びも束の間、競技花火が終了し、ミュージックスタマ、水上スタマを残して雨が降り始めた。
「いよいよ来たか《といった思い。
周囲のカメラマンからは、「もう少し待っててー《と雨に向かって悲痛な叫び。
ラストの水中花火が始まる頃には、雨の滴が気になる位になり、集中力が削がれて来た。
Kiss of Fireは、ご承知の通り両端から点火された花火が次第に中央に移動し、チュウ(KIss)をした後に割り物がドーンと上がるのですが、いつもなら、ゆっくりゆっくり近づいて行くシーンがなんとも諏訪湖吊物でいいのですが、今回は雨のせいでそれがモドカシクテ、モドカシクテ・・・。「早くKissしろ!《って感じ。
しかし此処で焦る事無く、しっかり露光してからレリーズを戻し急いで片付けに入る。
多少は機材も濡れてしまったものの、車まで1分ほどなので被害は最小限にとどまった。
新作花火に関してそれぞれに感想を述べたい作品が沢山あったのですが、とても語りつくせません。
私は撮影に失敗してしまいましたが、優勝された田畑英之氏の「独楽《は大きな独楽が夜空にはっきりと見て取れ、一般受けする親しみやすさと相まって、高い評価となったのでしょう?斎木煙火本店、飯田氏の「虹色のグラデーション《は、今年各地で見させて頂き、一番印象に残っている作品です。
個人的にはその後、すぐに打ちあがった野村花火工業、新堀氏の変幻=湖上の神秘=は感動ものでした。
「変幻《とは良くぞ言ってくれました。
盆の中で色が見事に七変化。
輝度も高く色の移り変わりも鮮明、移り変わるスピードも速すぎず、遅すぎず、人の目にはっきり判る速さ。
完全に花火が生きているといった印象。
大曲でのそれより長くじっくり見たような気がしました。
残念ながら撮影はしたものの、それを明確にお伝えできるだけの作品にはなりませんでした。
今後この作品は野村花火の看板になるのでは?と思えるほどでした。
今回、目の当たりにしたおかげで、この花火の撮り方は多少なりとも判りましたので、いずれの日にか撮影に成功したいものです。
天候は元々期待出来なかったとは言え、来年生かすことの出来るいくつかの材料は得えられましたので、収穫ありとします。
因みに沼田花火へは、私の花火の師匠T氏が行かれたようで、動画を拝見させていただきましたが、けむけむな点では同じようなものだったように感じました。
来年も同一日だとすれば、今年と同じ悩ましさが生じることになりそうです。

撮影日:2013*9*7  長野県諏訪市にて

1.最上段の黒い雲の下にある白くたなびく雲が10号を邪魔してしまいました 2.湖上に点々と見えるのは花火見物の観光船です
3.No1「狐の嫁入り《( 山内 俊幸)腹立たしい雲です 4.No2「紫のグラデーション《( 柳沢 和彦)埼玉県オリエンタル火工
5.No3「クリスタル・フラワー《(西田 昌弘)地元太陽堂田村煙火店 技能賞受賞 6.No4「父に贈るフラワーブーケ《( 柿木 博幸)滋賀県柿木花火工業  下だけ撮った方がよかったかも
7.No5「モノクロームな世界《( 小幡 知明)群馬県菊屋小幡花火店 8.No6「パラソルダンス《( 福田 幸治)愛知県若松屋 悲惨でしょう?
9.スターマイン 和製カーニバル 上部フレームから切ってみました 10.No7「Gold Illusion《( 西澤 公介)紅屋青木煙火店 注目していましたが煙で・・・
11.No8「天空のイルミネーション《( 池谷 光晴)イケブンさんは熱海海上花火担当 12.No9「儚くも美しき 煌きの世界《( 柿本 尚輝)マルゴー さんは鎌倉花火担当 (諏訪市長賞受賞)
13.No10「星に願いを《( 小口 晶大)地元小口煙火 このあたりから見えるようになって来ました 14.No11「虹色のグラデーション《( 飯田 茂雄)おなじみレインボーカラーの齊木煙火本店
15.No11同じく 長野県知事賞受賞 16.No12「変幻 —湖上の神秘《( 新堀 雄一) 野村花火工業 今回入賞せず
17.No13「ガイアの夜明け《(小口 浩史) 三遠煙火 スケールの大きさに驚嘆 18.No14「恋花《( 松下 秀雄) アルプス煙火工業)
19.No15「八重桜《(斎藤 喜代志)菅野煙火店 赤がとても綺麗でした 20.No17「独楽《(田畑 英之) 田畑煙火優勝 (経産大臣賞) 撮影が下手でコマに見えず
21.No18「てるてるぼうず《(広瀬 弘幸)丸玉屋小勝煙火店 敢闘賞受賞 22.スターマイン ファイヤーカーニバル
23.スターマイン ファイヤーカーニバル 24.No21「虹色グラデーション《(加藤 峰之) 高木煙火 斎木さんと題吊が似てしました
25.No22「真赤な太陽《(内藤 正博)森上煙火工業所 久し振りに美空ひばりの歌を聞きました 26.No24「月虹の華《(村上 淳)伊那火工堀内煙火店 江ノ島花火担当
27.No25「波間にきらめく夕日の花《(中野 和徳)臼井煙火 ラストになってやっと鮮明  28.ミュージックスターマイン 雨が降ってきました
29.ミュージックスターマイン 30.ミュージックスターマイン
31.ミュージックスターマイン 32.ミュージックスターマイン
33.ミュージックスターマイン (合成写真ではありません) 34.ミュージックスターマイン
35.ミュージックスターマイン 36.ミュージックスターマイン
37.水上スターマイン Kiss of Fire 38.水上スターマイン Kiss of Fire  雨に気をとられ重ねすぎました。

拡大写真でご覧頂けます。

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