10月の栞 『椋神社の龍勢花火』
| 台風19号の進みが遅れた為、秩父地方の天気予報は晴れ、朝晩曇りとなっっていた。 しかし結局は、太陽は一度も顔を出す事は無く、ところどころに黒い雲が湧き、終日グレーの雲に覆われたままだった。 日差しは無かったので暑くも寒くも無い日和だったが、写真写りは冴えないものとなってしまった。 矢張り、白煙を残して勢いよく打ちあがり、色とりどりの色煙と、パラシュートや団扇、唐傘などが降りてくる光景は、青い空をバックにしなければ美しさも半減してしまう。 撮影していれも、殆ど望遠レンズゆえ、この明るさ(光)の無さはどうにも黒ずんで写ってしまう。 シャッタースピードが遅い分、露光時間はかせげるのだが、白煙と白っぽく写る空とが同化してしまい迫力が無い。 最初に言い訳を沢山述べた後、現場レポートに入らせて頂きます。 姫蛍の地主さんの計らいで、今年も会場近くの私有地に車を止めさせて頂き、歩く事3分、午前7時半に東雲流の桟敷席に到着。 午前6時過ぎの秩父へ繋がるR299号は、時速40キロ程度のスピードで乗用車が連なって走行していた。 下吉田へ入ってからは一般のPを目指すわけではないので、車列とは別れ、地主さんのご自宅の前を通過し吉田中学校付近の住宅街に入るので予定より早く到着。 3年目になるので、殆どの東雲流の方々と自己紹介することなく笑顔で挨拶を交わす。 昨年と変らないメンバーの元気そうな、そして少し寝不足のような顔がそこには集まっていた。 早速責任者の黒澤さんが「心配で2日間ろくに寝られなっかったよ。 今日はBSフジが、うちの密着取材をするそうだから、・・・」と紹介される。 でかいビデオカメラを肩に担ぎ、突き出た集音マイクを持ったスタッフが3名ほどいて、先方からの第一声が『お手柔らかに』だった。 マスコミ連中はこういう挨拶をするのか? 別に戦うわけではないし、正直あまり気分は良くない。 とりあえず「こちらこそ宜しく。」と返す。 そんな自分の気持ちが表れたわけではないとは思うが、年配の東雲流の方が「テレビ局に負けるな。」と声を掛けてくれた。 少しして、メンバー全員で椋神社に参拝し、今年も成功を祈願、陣地に戻ると弁当の朝食。 早くも景気付けに一杯やる人もいて、その後まもなく準備に取り掛かった。 今年東雲流の出番は9番、10時40分と早い。 「成功したら,午後はゆっくり出来ますね。」と声を掛けると、「失敗したら、穴でも掘って、隠れるしかないよ。」と言われ、どれだけプレッシャーがかかっているかわかるような気がした。 今年の口上は吉田小学校6年の久保君を中心とした児童3人が担当。 結果、東雲流の「夢昇龍親子飛行黄煙彩雲の舞」と題する龍勢花火は打ち上げ成功であった。 しかし黒澤さんによると、100%ではなっかたようで、帰還したメンバーの顔にも、安堵感はあったものの、昨年のような顔中笑顔(破顔一笑)と言った表情ではなかった。 黒澤さんに説明を詳しくして頂いたのだが、専門的過ぎて良く理解は出来なかった。 それだけ構造が難しいのだ。 ただ、素人目に判断すると、高さがもう一息だったような気がする。 その辺を別のメンバーに尋ねると、筒の最下部の粘土の軟らかさとか、噴射口の口径によって大きく変わってしまうらしい。 「今回は少し軟らかかったかもしれない。」との事。 でも打ち上げてみなければ判らないし、当日の湿気によっても違ってくるそうだ。 推進力が弱かった為、最高度に達した後に開く筈の落下傘や、沢山の団扇も地上すれすれでの開花となってしまったものもあり、少し残念な気がした。 ただ、2年続けての成功であった事には変わりは無く、メンバーたちの午後は、飲み食い三昧で終始し、暇をもてあまし気味だった。 今年は、30発の龍勢のほとんどが成功し、見事な作品もいくつか拝む事ができた。 その中でも、東京大学が奉納者になっている作品は、昨年に続き群を抜いた凝り様で、何度も開く落下傘や、美しい色彩の煙、光に大きな歓声が上がっていた。 以前は優劣を競った時期も有ったらしいが、色々問題も起き、それは無くなった。 いずれにしても、全てを撮影したにも拘らず、どうにもバックの色が悪すぎて(プリントしてみたら、空の色がメッチャ気持ち悪すぎで、全体が暗いものだから色煙の色まで、どす黒くてグロい)、とても感動をお与え出来るレベルにありません。 沢山アップすればするほど、気持ち悪くなりそうなのでやめました。 ところで、昨年惜しくも成功には至らなっかった、超平和バスターズの「あの日見た花の名前を僕はまだ知らない」の打ち上げが見事成功しましたので、その前後を、メンマこと茅野愛衣さんの表情を中心にお届けいたします。 潤んだ瞳がファンにはたまらないかもしれません??? 更に失敗例と成功例の動画もお付けいたします。 終了後、黒澤さんが、「来年は今年以上のを揚げるから、又来てください。」と握手を求められ、更に抱き合って(そういう趣味はありませんが)再会を誓い合った。 他のメンバーの何人からかも、プライベートな話題を持ちかけられ、Oさんとは持病で今後チョッと続けるのが厳しいと言うお話。 25歳の若手ホープとは昨年も連れてきて、今年も姿を見せたカノジョとの結婚予定、大塚さんの父娘には姫蛍の写真送付の依頼など、既に多くの人が帰路につき、真っ暗になった会場で立ち話をしていました。 皆の健康とご多幸、そして来年の、好天を今から願うばかりです。 撮影日:2014−10−12 8時40分〜16時45分 |
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撮影してきた写真を以下のように、テーマ分けをしました。
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