5月の栞  『第57回逗子海岸花火大会』

4月の伊勢原芸術花火大会に行かれなかった自分にとって、今年初めての花火撮影となる。
(勘が相当鈍っているはず。)
例年6月の第一土曜日あたりに行われていた、逗子花火だったが、少し繰り上がった。
おそらく、それほど広くない逗子海岸、R134をくぐる通路も限られていて、終了後はなかなか前へ進めない。
(ラッシュアワーの改札口状態。)
将棋倒しでも起きたらと、少し危険すら感じる。
多くの人に観に来て欲しいのだろうけど、駅から海岸までは住宅密集地。
その上、道がびっくりするほど狭い。

更に付け加えるなら、昔R134の鎌倉滑川から逗子の渚橋では、有料道路だった。
自動車専用道路、ないしはそれに近い国道だったので、歩行者の通路など考えてなかったのだろう?
そのためか、歩道が整備されておらず、人一人が反対方向から来るとすれ違える程度の幅。
海側の歩道は更に酷く、途中でなくなって海岸に降りる階段があるだけ。(鎌倉にも言えるけど。)
仕事柄、海に近い逗子開成学園にも出掛けるが、軽自動車のほうが楽かも知れないと感じる。
でも、ここの住民はリッチな方が多く、ベンツ・BMW・アウディ・ボルボそしてポルシェが目立つ。レクサスも?
海岸に出れば、サーファーが黒い点々と化し、その向こうにヨットが浮かぶ。
最近はウインドサーフィンも盛ん。
かえって4ナンバーの軽なんかで行くと、チョッと恥ずかしいくらいのステキな町。
その逗子市が、市政60周年を迎える。
本来なら少しは豪華に開催したいのだろうけど、海岸のキャパや、風紀的観点から無理をせず大人の品格を保ったのだろうか、大々的なキャッチフレーズはなかった。
その一端が、月末の平日開催となっても、文句は言えまい。

私は一昨年来の観覧となる。
昨年は6月1日、土曜日の開催で都合が付かず、大きなチャンスを逃した。
と言うのも、6月なのに北の風が吹いた。(こんなこと殆どない!)参加した仲間や知り合いの作品は見事なものばかり、煙が殆ど写ってない。
パチパチパチ=拍手もの。
一昨年自分は、大崎公園近くの高台から撮ったので、今年はセンター(すなわち海岸に降りて、三台有る台船の中央)をキープ。

この季節の例外である、北の風は吹かず、柳の下の二匹目のドジョウは叶わなかった。
逗子花火の場合、台船が三台なので厳密に言えば左右対称に成る場所はそれほど巾広くはない。
通常浜辺で撮影した場合、風は海から陸へ向かって吹く逆風。
それを嫌って、なるべく打ち上げ場所から南方向(葉山マリーナか、浪子不動より鎌倉寄り)に移動したいのだけれど、台船が三台ということが問題になる。
つまり、場所によっては、最悪台船が一直線上に重なり、スタマの一箇所打ちとなる。
そうでなくても、均等間隔の配置は望めない。
よって、しぶしぶ海岸からの撮影となり、煙の影響を多かれ少なかれ受ける覚悟で臨むしかない。
この日も、何の不思議もなく、鎌倉花火の坂ノ下あたりと同じように、右側夢庵方向に煙のたまり場が出来た。
それはまるで雨雲のような黒い色、当然、左から右に流れる煙は、花火の右半分を塗りつぶしてくれた。

R134、逗子ロードオアシス(昔ここに料金所があった)を過ぎて、「夢庵」手前のコインPへ車を入れたのが13時15分、未だ半分くらいの空車状態。
少し早すぎた感はあったが、満車であちこち探すのも手間。
まして駅寄りだと21時30分まで規制がかかり車を出すことが出来ないか、出せても歩行者が一杯で動かない。
ここだと、機材さえ積み込めば、葉山方面は大渋滞だが、鎌倉方面は流れている。
渋滞の車列は右ウインカーを出せばすぐに道を空けてくれる。
だから400メートルほど歩くことを覚悟で、たいていここに停める。
場所取り用に、取られても構わない脚立とシートを持って中央の台船正面を目指す。概ね「ステーキくら」の前。
くるまに戻ってきて30分程経過の14時35分に満車表示に変わった。
車内で簡単な仕事(作業)をして時間をつぶす。
今日は同行する花火仲間もいないので時間を持て余さないように文房具持参だ。

気温は上がっていたが、海をわたって来る風はとても涼しい。
16時、機材を持って撮影場所へ。
少しずつ人が増えてきた。
17時ごろになるとやたらに、女子高生のグループが目に付く。 ???
時々高校生カップルも、お手手繋いででやってくる。
仕事柄、高校生はテスト期間中または1週間前あたりであることは承知している。
逗子花火を見て、勉強もがんばって欲しいが、それ以上にステキな思い出を作ってもらいたい。
自分も高校時代、ここ逗子海岸で彼女と桜貝を拾った思い出がある。
どんどん横道にそれそうなので、花火の本題に話を戻すと・・・。

打ち上げ数7000発のうち、ラスト15分で6000発が揚がる。
つまり初めの30分は1000発しか上がらない計算だ。
その1000発を3部構成にし、市政60周年やメッセージ花火などに分けてある。
どうしょうもなく寂しい。
私の隣に居らした、花火写真の大家、小野里先生も笑いながら、コロワイド協賛花火が始まるまで暇そうにしておりました。
それでも最終章に近づくにつれて、少し盛り上がったのですが、「過疎化の続く逗子村60周年」ならいざ知らず、これではコロワイドさんに「おんぶに抱っこ」状態。
実はこのコロワイドさん、1977年9月に甘太郎として地元逗子に1号店を出し、東証1部上場会社にまでなった、今や全国区の外食チェーン店なのです。
神奈川新聞花火大会(今年は8月5日)でも、スポンサーを務めていますが、その凄さは保証いたします。
初めにも記しましたが、雷雨こそ無かったものの、逆風と湿気の為、意図した作品には程遠い写真撮影となってしまった。  
とりわけ、この逆風ではコロワイド提供の15分6000発は、莫大な火薬量にして、広範囲の煙幕、腕の良し悪しにかかわらず(それでも腕のいい人は、なぜか煙をなるべく目立たないように撮影するのですが)煙を排除できません。
不本意では御座いますが、サブの7Dで動画撮影をしたものを添付いたします。
今回は動画に「おんぶに抱っこ」かも?。

撮影日:2014−5−29 19:30〜20:15 7000発  逗子海岸にて

12分2秒の動画(You Tubeに登録) 

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