6月の栞  『湯河原万葉公園の蛍』

湯河原観光協会のHPに万葉公園の蛍が100頭を超え、見頃を迎えたとの案内が出たので、師匠と小田原で落ち合い撮影に出掛けた。
私の仕事が19時まであるため、日没間際のブルートーンの撮影は出来ない。
その点は師匠に申し訳なく思った。
もっとも湯河原の場合、7時半ごろの混雑は三脚を立てられる状況には適していない。
早くから場所取りしてあっても、潜り込んで来る子供は未だ我慢できても、後ろで文句を言う人もいて、どうもすみませんと言った感じ。

温泉客の中には、既に出来上がってから、千鳥足で来られる方もいるので、三脚につまずいて、怪我でもされたらと結構気を遣う。

そんなことも師匠は了解しておられるのか、21時過ぎ着でもOKのお返事だった。
師匠と初めて出会ったのはここ万葉公園、もう7〜8年前のこと。
毎年出掛けているわけではないものの、お手軽さもあって、いつも緑のLEDが明るすぎる中で蛍の撮影している。
しかし4〜5年前に比べるとピークで200頭はいたであろう数は減った。
それが半数になったとしても、環境に見合った生息数なら仕方ない。
この日は21時過ぎと言うこともあったし、日中雨が降っていたせいか見物客は少なかった。
よって、来る人の何人かと蛍を眺めながら会話も出来た。

中でも、師匠は、茅ヶ崎から来られたご家族に写真の撮り方を教えたり、仕事帰りの旅館の若い女性従業員4人組に、蛍の一生を細かく解説していた。
それはまるで、万葉公園専属の蛍解説員のごとき知識であった。
その間自分は撮影に専念していたのだが、どうも頭数が少なく、気に入ったものが数カット撮れただけで、心残りであった。

数日後、小4の教え子と母親が蛍を見たいと言うので、師匠にアドバイスを頂いたところ、出雲大社か、千村が良いのではないかという回答を頂いた。
確かに距離的なことを考えると(お二人とも車に酔うそうで)お手ごろな場所である。
6月8日の湯河原の蛍撮影において、1回のみで満足できる枚数をアップできたとすれば、アドバイスに従ったであろう。
しかし、唯でさえ蛍撮影は時間がかかる割には、枚数が伸びない。
10枚にも満たないものを、開成町の蛍に引き続き、掲載するのはチョッと寂しい。
そこで、4年生には少し厳しかったが、片道1時間20分のドライブに付き合ってもらい、湯河原の蛍撮影の完結を目論んだ次第。

この日、久しぶりに晴れ、東京では30度を越えた。風も夕方には弱まり絶好の気象条件となった。
蛍の頭数も、20時の時点で活発に飛び交い、8日とは単純比較は出来ないものの明らかに多かった。
彼ら(ほたる)は、彼らよりももっと多い数の見物客を楽しませてくれた。(なお今年のピークは9日と発表あり)。

しかし、矢張り三脚を構えて撮影する状況には程遠く、柵の前に入り込む余地がないのは言うまでもなく、相も変わらず、フラシュを炊く愚か者がいて係員に注意を受けていた。

22時を過ぎると流石に人も激減し、蛍も木に止まって一休み。
飛び交う蛍をバックに教え子を撮ってあげたかったのだが、撮れたのはせいぜい1頭くらいしか飛んでいないものばかり。
ところで、23時を回ると(いつもそうだかわかりませんが、)観光会館入り口の左手階段の照明が消える為、階段を上がって5メートルも行かない橋上から自然発生の蛍を眺めることが出来ます。
それは、グリーンの光がチョッと邪魔な万葉公園とは別の、滝をバックに悠々と(距離と高さと)乱舞する蛍が見られるロケーションなのです。

全くの余談ですが、カップルにとって、20時から1時間万葉公園で蛍観賞した後、一時間程、愛を語り合い(意味不明)、帰りがけに入り口付近の真っ暗闇で、千歳川の蛍の乱舞を観る。
滝と轟々と流れる急流で、二人の囁く声はかき消され、滝の飛沫は覚悟ですが、身も心もしっとりし、いい感じになるかも?
今回、この場所でも蛍撮影をしましたので、おまけとしてアップさせて頂きます。

撮影日:2014−6−8、6−13  湯河原万葉公園にて

1. 2.
3. 4.
5. 6.
7. 8.
9. 10.
11. 12.
13. 14.
15. 16.
17. 18.

拡大写真でご覧頂けます。

アクセスカウンター アクセスカウンタ