6月の栞 『伊豆キャンプフィールド周辺での源氏ほたる撮影』
| 昨年、遅い時間に行って、管理人さんから一言言われてしまったので、今年は、わざと混雑しているだろう土曜日を狙って、きちんと18時30分前に到着し、ドサクサに紛れて周辺探索をした。 予想はしていたものの、色とりどりのテントが張り巡らされ、バーベキューの煙があちらこちらで立ちにぼり、色々ないい匂いもしてくる。 テントを張っているのは、ほとんどが小さな子供を連れた家族で、腹ごしらえを済ませた後に、蛍観賞と言うコースなのだろう。 7時30分から1時間だけ完全消灯の決まりだが、そこは子供連れ、時々懐中電灯があちこちで点く。 蛍が見られる冷川に架かる橋から、ダムまでは毎年撮ってきたので、もう止めにした。 と同時に、土曜日に、この場所で撮影するのはお互いにストレスがたまるだけ。 むしろカメラマンは避けるべきだろうと思えるようになった。 鈍感な自分は、昨年ようやく、ここは蛍観賞の為だけの場所ではなく、あくまでもキャンプ場だということを悟った次第。 キャンパーが蛍を優先的に観賞する場所であって、カメラマンが三脚を広げて狭い通路を塞ぐべきではないと感じた。 例えて言うなら、ホテルの庭で観賞用に飼っている蛍を、お客様の為にお見せする、といった要素が強いと考えればいい。 そんな中に、泊り客でもないカメラマンが、蛍が光りだす時間帯にひょっと現れるようなもの。 今回は昨年から周辺を探索しつつ見つけておいた、100メートルほど下流にあるチョッと壊れかけていて危ない木の橋から、上流と下流を撮ってみた。 しかし、ここからでも上流にあるキャンプ場の光害は受けてしまう。 更にカメラマン4人、カメラ8〜9台、一歩歩くだけで振動で橋が揺れるので、お互い歩く時は了解を取ってから移動する。 特にビデオ撮影で、明るいうちに周りの景色を撮り、真っ暗になってから、蛍の飛翔を、重ね撮りして、PCで合成する人にとっては、ブレは結構致命的らしい。 床板も腐っているから、三脚の3本の脚が全て板の上に乗っかる場所を探すのも苦労する。 どなたかが、「この橋が崩れたらカメラもろとも全員川の中ですね。」と嫌なことを言う。 笑う人はいなかった。 明るいうちだからセットできるけれど、間際では無理。 セットが終わると、偶然にも、同じ藤沢市の六会から来たと言うカメラマンが「チョッと下を見てきますので歩かせて下さい。」と了承をとる。 最初何処を見に行くのかわからなかったので、軽く返事をした。 帰って来ると、ビデオの仲間と色々話をしているのを漏れ聞く。 当てずっぽうに、「下って、一回道路に出て・・・」と知った振りをして、問いかけてみる。 「そうそう、鉄パイプのあるところ。」 残念ながらこの時点で、巾1メートルにも満たない橋の上は三脚が並び、歩くことが出来なくなっていたので、皆が(蛍も)いなくなってからその場所の探索となった。 機材を積み終えた10時過ぎ、ヘッドランプの光量を最大にし、鉄パイプの手すりを頼りに、それらしき場所探しへ。 やはり蛍は木の葉に止まっていて、飛んでいるのを見ることは出来なかった。 ただ、頭数は少なくとも、もし飛んでいたらロケーションは最高だと思えた。 『明日来るしかないでしょ!』そうすぐに決断できるくらいの、川筋がカーブしていて木々が生い茂った暗い場所。 つまり長時間露光がしやすいのだ。 いつも書いているので、ご存知の方も多いでしょうが、PC処理をしない自分にとって、カメラ内で撮った画像が全てです。 周りの状況がどうであれ、それ以上でもそれ以下でもない風景をお届けするしかありません。 翌日、18時に仕事が終わってから、西湘バイパス、伊豆スカイラインと惜しげもなく有料道路を使って、冷川までかっ飛ばした。 お金で時間を買い、なんとかブルートーンの時間に到着し、かなり良い写真が撮れた事は撮れたのだが、足元が相当危険な所。 落ち葉が厚く積り、滑りやすく、鉄パイプの手すりがなければ何処が道なのか判りづらい。 年月の経った木製のデッキがあるのだが、腐っているところがあり、あまり信用できない。 コケで覆われた石は雨で濡れていて、これまた慎重に足を運ばないとツルツル。 なぜここまで詳しく記すかと言いますと、腐った板を踏み抜いて、脛(すね)に縦15センチほどの擦り傷を負ったから。 ズボンが出血で赤く染まり、表面にまで滲んで来て、結構ズキズキする。 今でも。 それとは別にカメラと三脚を持って、帰ろうとした時、滑って片足だけ川に落ちた。 ドジ野郎は承知だが、他人にはお勧めできない危ない場所。(けがの責任は負えませんので。) 流れが急なのと真っ暗闇、時たま上を通る車からでは全く発見されず、通行人などいる訳ない。 携帯は水に浸かればオジャンだし、第一この山奥で繋がるのか?(キャンプフィールド内ではOKみたい)。 最悪、下流で土佐衛門になっていても不思議ではなかった。 撮影日:2014−6−21、6−22 伊豆キャンプフィールド周辺にて |
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