8月の栞  『諏訪湖湖上祭』

昨年は諏訪湖花火の長い歴史の中、途中中止の憂き目にあったことは記憶に新しいが、今年は何としても天候に恵まれ、綺麗な花火を皆様にお見せしようと、例の場所へと伊勢原のK氏と足を運んだ。

12時半伊勢原を出発。
須走から、東富士五湖道路に入る。
富士山も頂上こそ雲に隠れていたが、青空の下、中腹から下の緑が大変綺麗だった。
長野県に入るとどうも目的地辺りの空が黒い。
明らかに雨雲が発生している証拠だ。
先日台風11号が通過してからは、小笠原高気圧の勢力が弱く、本州のど真ん中に停滞前線や低気圧が見え隠れし、すっきりした夏空ではなく曇り勝ち、大気の状態も不安定で相変わらずの局地的豪雨が報道されている。
諏訪湖は、9月の新作花火を含めると5〜6回は出掛けているが、雨が降らなかったのは2回ほどだ。
しかもここの雨は降り出すと滝のように容赦なくドバァ−と降る。
結論から言うと、今年もまたプログラムの後半には大粒の雨に見舞われた。
最近は、花火撮影中にも、花火愛好家の誰かがスマホだかなんだかで、雨雲レーダなるものを見ていて、「あと10分で降ります。」なんて大声で教えてくれるのだ。
又それが今回も当ってくれなくてもいいのに、ドンピシャなんだから嫌になっちゃう!

昨年、ずぶぬれになり、シャツとパOツ一丁で車を運転して帰ったK氏は、未だ小雨だったにも拘らず、「撤収の準備してます。」と私と10メートルも離れていない撮影場所からわざわざ電話してきた。
流石、昨年の教訓が彼には生きている。

自分は、傘を片手に「まだまだ」と答えているうちに、いよいよ本降りになったかと思うと、諏訪湖名物の土砂降りとなった。
こうなるとK氏にメールなどしている時間なんかありゃしない。
大声で「撤収!」(軍隊か?)と声掛けしてすばやく機材を運ぶ。
しかしここは山の傾斜地、三脚やデッキチェア、アルミケースその他全てが泥だらけ。
K氏は斜面がぬかるんでいた為、スライディング敢行!(別に自分からしたわけではありませんが)。からだを斜めにして斜面を1メートルほど下りた。いや滑った!

昨年よりは濡れ方は酷くなかったが、彼の自宅に着いて費用の折半をした時に受け取った千円札5枚は、しっかりと湿っていました。

プログラムの佳境に入ろうとしたときの撤退だったせいか、いいなと思える花火は一つもなかった。

ラストプログラム3つ位から本気度が増すのに、二人とも帰りの車の中では、諏訪湖花火の愚痴ばかりが目立った。
愚痴を公開しても我々の主観だから、あまりお役には立たないでしょうが、とにかくラストの、kiss of fireまでを撮影出来なかった事が残念でたまらない。

一つだけ8月15日の諏訪湖と9月6日の新作とどちらが良いかといえば、普通に観覧するならどちらもいい。
花火写真初心者なら、15日は4万発も揚がるから、いい練習になり、一枚一枚作品にする喜びは9月の新作花火かな?と思いました。

いずれにしてもこの日の帰路、車中では愚痴も出尽くした後は、もう来年の話になっていた。
来年の8月15日が土曜日に当る為、諏訪湖以外にも多くの大会が目白押しになるだろうと、その心は諏訪湖以外に移っている感がありました。

撮影日:2014−8−15  4万発 長野県諏訪市にて

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