8月の栞  『第88回全国花火競技会 大曲の花火』

22日、ひらつか花火から帰宅し、午後10時発表の最新天気予報を見ると、明日の大曲は15時ごろ曇りから晴れのマークに変わっていた。
前前日までは雨マークもチラホラしていたのに・・・。
喜んでいいのかも知れないが、大曲の公式サイトを見ると、「一部駐車場は、川の水量が増していて使用不可能です。」とある。
その数、駐車場7箇所5730台分だ。
その殆どは河川敷、前日からキャンプをして、この日を待っていた非常に沢山の観覧客には痛手である。
日付けが変わってすぐ出発。
結局、仮眠は愚か、荷物をまとめるのも時間ギリギリになってしまい、コンビニに寄って、おにぎりや調理パンを買い込み、午前1時に待ち合わせの伊勢原のK氏宅へと急ぐ。
今回、往復1200キロは彼の運転担当なので気は楽なのだが、彼はいたって安全運転で模範ドライバー。
高速道路も100キロ〜120キロ、一般道は法定速度を少し上回る程度で走るので、後ろに長い車列を従えての走行となる。
午前8時到着予定が、K氏のカーナビ設定ミスで、目的地とは違う場所へ案内され,1時間遅れ。
昨年と同じ駐車場に難なく入れたものの、凄いぬかるみで、草の上からでも一歩一歩足を運ぶごとに、ジュワァーと水が染み出す。
その時はあまりピンと来なかったが、河川敷のPがグチャグチャで使用不能ということは、打ち上げ場所のコンディションだって良好の筈は無い。
その事が花火の打ち上げにどう影響するかは撮影後に知ることになる。
ペグとすずらんテープを持ち、急いでお目当ての場所へと急ぐが、既に昨年と同じ場所は埋まってしまっていた。
仕方なく今回は少し後方での撮影となったが、10メートルと違わないので、あまり気になることは無かった。
SIIの敷地には木が多く、しかも高台なので木陰にいれば快適であると言っても過言ではない。
天気予報より早く晴れになり西の風(背中から)が強い。
しかし、このまま夕方以降もこの風が吹くことはなく、次第に弱まる程度なら未だいいほうで、無風に近くな、ってしまうのだ。
研究熱心な伊豆のプリウスさんことM氏は、当日大曲でお会いした際に、風向を予測した矢印の一杯入ったこの付近の風予想図を見せてくれた。
それによると夕方には日本海から吹き寄せてくる風と、奥羽山脈を吹き降ろしてくる風が雄物川辺りでぶつかって、矢印の方向がバラケてしまっているのだ。
すなわち風向きが一定しないのが、はっきりと読み取れた。
17時30分開始の昼花火の開始時点では、未だ左から右への風もあり、煙の影響はあまり無く思行錯誤で撮影できた。
夜の部に入り、予想通りの弱風、プログラムも半分を過ぎる頃には煙は長く尾を引き、まるで雲が漂っているように上空に浮かんでいて動きが殆ど無い。
十号芯入りと十号自由玉は、風上である左から打ちあがるので採点(撮影)もしやすかったが、創造花火は序盤はともかく、クライマックスに至る頃には煙紛れになってしまう。
今年は創造花火50周年を祝う大会でもあり、各煙火店さんが、レベルの高い作品を持ち寄っていたのに、上手く撮影できず残念。
それともう一言、今年は尺玉の高さが結構ばらばらで、(ぬかるんだ河川敷で、筒が地面にめり込み推進力が弱まったとも考えられる。)画郭を外れたり、中央から大きくずれてしまったものがチラホラ。
三種の出品作品のうち、平均して郡を抜いていたのは、矢張り野村花火でした。
他社も、パステルカラーや、時間差流動、虹色スタマなどで、大変綺麗な作品を揚げていました。

私の大曲花火の見方が少し変ったのかは判りませんが、スポンサー花火や、大会提供花火に踊らされること無く、各煙火店さんの作品をじっくり観ることが出来たように感じました。

表のカメラマン席で構えていた多くの大曲カメラマンが、アップしている画像を見ると、今年は、表のほうが良かった部分も多くあったようです(特別プログラムの小松煙火のスタマなど)。
周囲の方たちがNHK-BSで視聴してくださり、彼らの感想もお聞きしましたが「あまり煙の影響はなかった。」と言う人が多かった。

大曲が終わると、夏の大きな大会には終止符を打つ。
その年の最後を飾る日本有数の大会だと思って、遠路毎年計画するが、少し冷静に考えると、8月の第3土曜日は各地一万発を越える大会が結構ある。
須賀川、稲敷、鹿島、流山etc・・・。

更に打ち上げ数よりも周囲の地勢を重視する自分にとって、海の花火や、川面に映る花火に興味が走る。
ましてや、今回のように帰路K氏の車が、加須インター(埼玉県)手前でバーストし、スペアタイヤに履き替えようと、トランクに積んである三脚からパラソルまで高速道路の路側帯にお店を広げて、通過車両の注目を浴びた後、タイヤが入っているだろう蓋を開けたら・・・空っぽ=テンパータイヤが入ってない=て事になろうとは・・・。
自走不能に陥り、レッカー待ち、そしてタイヤショップでタイヤ交換、予定帰宅時間を3〜4時間超過したおかげで、この日、教え子との調布花火参観が、ドタキャンとなる顛末。
お世話になった道路公団のパトカーの乗務員や、イエローハットの店員に聞くと、最近の車の中には、スペアタイヤが無い車もあるそうで、瞬間パンク修理剤なるものが備え付けられてあるそうだ。
生憎彼の車からそれらしきものは見つけることが出来なかったが、例えそれを注入して、直ったとしても高速道路は危なくて走れまい。

燃費稼ぎの軽量化だとしたら(まさかそんな発想はあろうはずは無いとは思うが)間違った方向ではなかろうか?
最も最近は、ジャッキアップの仕方すら知らない、男の人もいるかもしれないので、スペアタイヤも宝の持ち腐れか?
伊勢原のK氏にだけは伝えておいた。
「スペアタイヤの型枠だけはプレス成型してあるのだから、テンパータイヤでも買って入れておいた方がいいよ」と。
もしも、行きにこんな事が起きていたら、大曲行きは断念しなければならなかったかも知れない。
スペアさえあれば30分のロスで済むのだから。
大曲までは遠距離ゆえ、事故率やトラブルの確率は高くなる。
それを大曲花火と天秤に架けたら罰が当るだろうか?           

撮影日:2014−8−23  秋田県大仙市雄物川河川敷18000発

1. 2.
3. 4.
5. 6.
7. 8.
9. 10.
11. 12.
13. 14.
15. 16.
17. 18.
19. 20.
21. 22.
23. 24.
25. 26.
27.  28. 
29. 30.
31. 32.
33. 34.
35. 36.
37. 38.
39. 40.
41. 42.
43. 44.
45. 46.
47. 48.
49. 50.
51. 52.
53. 54.
55. 56.
57. 58.
59. 60.
61. 62.
63. 64.
65. 66.
67. 68.
69. 70.

拡大写真でご覧頂けます。

アクセスカウンター アクセスカウンタ