カメラマンなら一度は行きたい鎌池の紅葉だが、わざと平日に(そのわけは後述)、チョッと無理をして徹夜で出かけてきました。
圏央道〜中央道〜長野道、安曇野インターまで3時間、その後R147〜R148を2時間近くかけて走り小谷温泉町の先まで片道230キロ、所要時間5時間、仕事があるので現地には3時間弱しかいられない。
そんな強行スケジュールで行ったにも拘らず、現地は曇り時々小雨、引き上げようとした時に晴れては来たものの、今度は風が強くなり湖面の写りは期待できず、後ろ髪を引かれることもなくサッサと退却。
今年は全体的に紅葉が早いという情報もあって、出かけてはみたものの、矢張り流石に早すぎました。
かえではまだまだ青々していて、素人の予想ですが、連休明けがいいかと思える情況で、18日ぐらいまでならOKかも?。
午前0時半出発、5時半着。
途中小谷温泉街を過ぎると、崩落箇所が2ヶ所あって片側交互通行、すれ違い困難なヘアピン急勾配の道路が鎌池入り口まで続く。
途中に鎌池方向の矢印は出ているが、うっかりすると見落としてしまいそう。
駐車場は30台くらいは余裕で止められる広さ。
こんな細いワインディングロードを上って着た所に、これだけの広さのPは助かる。
鎌池が人気撮影スポットである事が納得できた次第。
しかしおそらく土曜、日曜は暗いうちから満車になることと思う。
鎌池入り口から下る道は、対向車とのすれ違いが出来ない道路幅なので、この駐車場に止められない場合はチョッと難儀する事だろう。
自分が到着した時には未だ暗かったが、車は10台以上、何人かLEDドライトをつけてウロウロしていたり、撮影の準備をする人が盛んに動き回っていた。
此処で、軽く朝食の菓子パンを食べ、明るくなりかけるのを待った。
初めての場所故、池がどこにあるのか分からず、カメラマンが消えて行く方向を頼りに後ろからついて行った。
気温は6度ほどしかなく、多少寒さを感じる。
しかし、未知の土地ゆえ、緊張感を持って歩を進めないと、思わぬ怪我と言うこともあるし、イノシシくらいは出るかもしれない。
所々に木道があり(一部朽ちたり、外れたりしている)、道も多少起伏があるので、木の根や落ち葉で足を取られないように慎重に歩く必要がある。
周囲2キロほどの周遊路は、40分で回れるとの案内はあるが、カメラを持ち、それなりの機材を入れたリュックを背負い、撮影ポイントを探しながら歩けば、1時間はたっぷり見ておくべきだろう。
それにしても、標高1190メートルのぶな林に囲まれた場所に池があり、紅葉の名所があるなんて神秘的だ。
毎年、鎌池を訪れ、キャンピングカーで寝泊りし、数日間ここに滞在しているカメラマンが、「今日はカメラマンが少ないな」と言っていた。
人が多い土、日は、カメラマン以外にもたくさんの人が来るらしく、撮影ポイントは奪い合いになるそうだ(たまに口喧嘩も)。
また、対岸まで、近い所で100メートルくらいしか離れていないので、紅葉の木々の間にいるカメラマンは間違いなく写りこむそうだ。
この日は15人くらいのカメラマンしかいなかったが、それでも対岸からこちらにカメラを構える人をカットするのに気を遣った。
よりによって、そのカメラマンのジャケットが赤なので、目立ち過ぎで、捜さなくても居場所がわかるほど。
紅葉は、今いち早かったので、緑色が多い写真となってしまった上に、曇りの天気で朝日の傾斜光の恩恵を受ける事ができず、ぼんやりした写真になってしまった。
更に左回りで5分ほど歩いた地点で撮影していると、湖面がにわかに反射を失い、雨粒が支配し始めた。
幸いにも5分ほどで雨は上がったものの、空を行くグレーの雲の流れが速く、太陽の光りが差す機会がほとんどないまま午前7時を過ぎて行った。
それでも、池を一周して車に戻る頃太陽が顔を出したが、風も出てきて湖面を波立たせてしまい、折角の強行スケジュールも実を結ぶ事はなく8時10分ごろには駐車場へ向かって歩き出した。
晴が約束された冷え込みの厳しい朝がベストとは言え、そんな時にたまたま予定が合う方が稀で、アクセスの悪さを考えると鎌池訪問は今後暫くないのでは、と言う感じを抱きながら、小谷村をあとにした。
撮影日:2015−10−9 午前5時半〜8時半 長野県北安曇郡小谷村中土にて |