10月の栞 『御射鹿池再訪』

今年6月の26日に御射鹿池の見事なグリーンワールドを訪れた。
そのほぼ4ヵ月後、錦秋の御射鹿池を期待して出かけてみた。
結論から言うと、早朝は期待したほどではないと言うのが、個人的感想。

6時到着、どんなに頑張っても矢張り所要3時間のカベは切れなかった。
日の出も相当遅くなっているので、前回より、一時間以上撮影開始時刻を遅くした。
駐車場は一杯、へたくそな車の止め方をしているので、少なくてもあと一台は止められるのに配慮が足りていない。
駐車場から溢れた車が4〜5台路駐。
100メートル位先にはPがあるのに、この様だ。
片側に車を止めても、通行量はそれ程多くはないから大した事ではないかもしれないが、ガードレール越しに何人かのカメラマンが撮影しているし、太陽が高くなるにつれ、上から下って来る車も増えてくる。
他人を思う気持ちと、自然を大切にする気持ちは、気持のこもった写真を撮ることと同じではないかと思う。
周りが見えなかったり見ようとしない連中に、被写体の全体像が見えてる来るのか?
苦々しく思いながら、急いで準備をし、池に向かう。

やや薄明かりの中、あの日緑一色に染まっていたその木々は、黄土色に変わっていた。
むしろ、茶色に近い、チョッと金色の黄葉を期待していたのとは大違いだった。
もう少し明るくなったら、もっと綺麗な色を見せてくれるのでは?と期待したが、生憎の曇り空で、全く発色しない。
自然に注文をつけても、無意味だが、所々に赤色でも混じっていれば更に好ましいのに、殆ど緑と茶色だ。
拍子抜けしたまま、とりあえず「朝晩曇り、日中晴れ」の天気予報を当てにしながら太陽が出るのを待った。
晴れていれば、7時ごろがベストだと聞いてはいたものの、残念ながら曇。

7時40分くらいから次第に雲間から日差しが届き、一気に発色。
それまでの茶色に近い黄土色が、明るい茶色に、更に時間を追って、金色にも変わってきた。
こうなると、人間勝手なもので、変に赤色なんか混じっていない黄葉がかえって見ごたえがあったりする。
カメラマンの数も相当増え、20人くらいか?
全景を映そうとしても、岸辺までわざわざ近寄って三脚を置くカメラマンもいて(望遠レンズなら、そこまで出なくてもいいだろうに)、瞬時に変化する光りの動きを捉えるのに、彼らを画郭から外すのに気を遣う。
幸いここは、周囲を一周りする事はできないので、(四角形に例えるなら、一辺でしか撮影できない)鎌池のように対岸に人が写る事はありえない。
もし鹿でも対岸に遊びに来てくれたら、それは最高にいいのに・・・。

8時頃には、少しずつ光りがスッポットライトのように部分を照らし出し、光りの当ったた処は満足の行くシャッターチャンスとなった。
傾斜光が池の水面に届くとと、色がエメラルドグリーンに変わり、神秘さを増す。
むしろ、このくらいの時間帯でも、十分美しい。
因みに、お昼頃、もう一度立寄ってみたが、細波が立ってはいたが、十分撮影に値する眺めだった。
実際、様子を見るだけで、車で通過するつもりが、カメラをもう一度引っ張り出す事になった。
早朝は、カメラマンだけだった御射鹿池は、この時間になると、老いも若きもカップルが目立つ。
ラストから8枚は、12時過ぎの写真です。
秋の御射鹿池を訪れ撮影するのに、「風さえなければ」と言う条件をつけて、むしろ光りの恩恵をたっぷり受けられる昼頃の時間もありだと思いました。

2015−10−23  長野県茅野市奥蓼科にて

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