12月の栞 『八王子山(白山=しろやま)からの富士山』
| お天気お姉さま達のおっしゃるとおり、水曜日は全国的に晴れマーク。 富士山遠望で、もう一箇所行きたいところがあった。 山梨県北杜市観音平。 しかし11月27日で県道618号は冬季閉鎖に入ってしまった。 仕方なく山梨県内で、お手ごろ遠望冨士を捜すと、甲府の北部、丁度御岳昇仙峡へ行く途中に千代田湖があり、その左手に今回の撮影地が有る。 昇仙峡へ行くことを思えばメチャ近いし、甲府盆地の夜景なら間違いなく綺麗。 直線距離で富士山まで約40キロ、標高640メートルほどなので、多少気象条件が悪くても距離、高さとも高ボッチの4割程度なので何とかなる。 それでは、そこは一体どこなのか? 実は地図にも八王子山あるいは白山と言う表示があるものは余りないのではないかと思われる。 勿論カーナビにも表示されない。 ただ、先の「撮らずに死ねるか!富士山12ヶ月」には丁寧な道案内があるので、たとえ初めてでも行くことは可能。 とは言うものの、夜間に初めて訪れるにはチョッと寂しすぎ。 車を降りて直ぐ撮影できる高ボッチと違い、林の中の真っ暗闇を10分ほど歩く。 甲府昭和ICを降りてから甲府駅を抜けるので、深夜はともかく、撮影が終わって丁度ラッシュ時ぶつかり、市内は相当量の車が気合を入れて走っていた。 甲府市朝日5丁目から県道104号へ入ることさえ間違えなければ、後は昇仙峡を目指すのと同じ。 和田峠を越えて、千代田湖が左手に見えたら(夜間は見えないので、ナビをしっかり見て)、湖畔手前の道を左折。 400メートルほど走ると貸しボート千和が有りその横を左折、いきなり登り勾配のダート、落ち葉が大量に積っていて、四駆でも多少足を取られる感じ。 突き当たり左右に空き地(決して駐車場とはいえない)が有るが、慎重に入らないと凹凸があり、スタックするとノーマルタイヤの二駆だと脱出が厳しいかも? 車を降りると、落ち葉がフワフワの絨毯のように厚く積っていた。 それなりの、道しるべにしたがって、急坂をのぼる。 階段が一端左に90度曲がるが、暗闇で急に階段が切れたのかと思い、道なき落ち葉を踏みしめて直進してしまう。 狭い範囲しかLEDライトで明るさを保てない夜間は、結構回りを照らしながら歩かないと道に迷いやすい。 違和感を感じ戻り、きつい階段が続く道を何度も休み休み登りT字路を右へ。 直ぐ先の分岐をまた右折なのだが、どう見ても左のほうが広い道。 一瞬、この狭い方の道を行くことを躊躇った。 結局は獣道のような緩やかな右側の登りを道なりにすすみ、登り切った所に突然大きな石が現れ、行く手を塞ぐ。 大石の左から、すり抜けるように坂を下ると、左手に甲府盆地を目隠しするように、花崗岩の屏風が立ちはだかる。 富士山はその石に向かって左45度、方角で言えば南東辺りに、大きく見える。 到着時は正面ばかりに目を凝らして見ていて、その存在がわからず焦ったけれど。 仕方なく、富士山の位置を方角で見つけ出すため、時刻を確認しオリオン座を捜す。 この時間オリオン座は相当西に傾き、その方角から東の空の金星も確認、その少し右横に、想像していたより大きな富士山が座っていた。 ここは富士山も良く見えるが、むしろ、標高が余り高くないので甲府盆地の市街地の夜景、更に左は石和、右は北杜市ままで宝石箱をひっくり返したのような色々な色の光りが手に取るように楽しめます。 花崗岩の先は人工の手すりや転落防止のワイヤーもなく、文字通り断崖絶壁だ。 しかも、左には背の低い松があり、カメラは寄せ切れないし、足場も岩と岩の間で狭いので三脚を置ける台数は3〜4がせいぜい。 勿論こんな平日の未明、誰もいないので場所取りの心配はないが、土曜日などに夕景を見に来る場合などは余りにも狭く危険な場所だ。 夜景の美しさに比べて、次第に明るくなり始めた頃は、薄いガスが甲府盆地を覆い、ただ富士山をぼんやり見えにくくするだけの効果しかありませんでした。 7時少し前、太陽が顔を見せた時は、富士山は相当霞んでいて、薄ぼんやりしてしまいました。 盆地に雲海は発生せず、気温が下がった(といっても1度ほど有りましたが)割にはイマイチの結果となりました。 余り知られていない場所で、これほどの夜景と富士山は、上位にランクされると思います。 撮影日:2015−12−9 山梨県甲府市下帯那町湯村にて |
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