12月の栞 『お台場レインボー花火』

10分間しか打ち上げ時間のないお台場花火だが、相変わらず人気が衰える事はない。
今年は、残念ながら土曜日に時間の都合が付かず、ようやく4回開催中ラストの4回目に最初で最後のお出かけ可能となった。
ただ、今回は後述する理由で、土曜の夕方無謀にも都内に車で乗り込んだ。

撮影場所については少し話が長くなります。

2012年8月、東京湾大華火大会の撮影に臨む際、花火仲間のW氏のお尻をくっついて行ったのですが、その時の下車駅は品川。
そして山手線に乗り換えることなく、改札を出て品川埠頭に向かって歩き出した。
港南大橋の手前の歩道橋に辿り着くや、「矢張り、場所取りされてますね。」と言って芝浦ふ頭へ向かって又歩き出した。
真夏の昼下がり、倉庫街の一角でも入れる路地がないか捜し、汗だくのロケハンだった。
残念ながら、レインボーブリッジより東京湾内側で、打ち上げられる8月の華火に適した場所は見つからなかったが、ブリッジの右側で上がるお台場花火には使えそうな場所があった。
しかし、お台場でも満足な写真が撮れていない自分にとって、撮影場所を対岸に変えることは敗北を認めるようなもの。
昨年、お台場側で結構賑やかなイルミと共に、まずまずの撮影が出来たので今年は対岸の芝浦ふ頭に車で乗り着けた。

8月の大華火大会で、飲料水や、トイレで何度も通ったあのコンビニの近くだから、記憶は確かであった。
折から12月13日、20日、花火写真の大家、小野里先生が、その場所で撮影されていた。
結局捜せば、そこしかなく、一致するのは当たり前かもしれない。
ただ、護岸の上に三脚を置いて、脚立に乗っての撮影かと思って這い上ってみると、眼下の空き地にカメラマンが数人いるではないか!
これにはちょっと驚かざる得なかった。
捜せばちゃんと入り口があり、立ち入り禁止の札もない。
但し、係留されている運搬船が何隻も有って、その隙間はごく限られていて、4人程度しか三脚を置くことは出来ない。
この日、本格的に花火撮影を目論んできていたのは自分以外三人だけだった。
10人くらいが次々と来ては帰って行ったが、ナンチャッテグループや、レインボーブリッジと螺旋の橋脚だけカメラに収めて帰る人が多かった。

ここからお台場の花火を撮る事は、もしかすると花火を撮っているとは言いがたいかもしれない。
花火が小さい上に、レインボーブリッジの橋脚と、正面に螺旋を巻く橋を入れると主役はどれなのか判りづらい。
前面の螺旋形の橋を取り除くと、確かに花火写真なのだが、手前を横切る「ゆりかもめ」と「首都高速11号線」の二層の橋の後ろに花火が上がるので、印象はやや弱い。
かと言って、夜景、光跡(ゆりかもめの走った後には、うっすらと白い光跡が引かれています。)のジャンルにするには、花火がかわいそうかな?

色々偉らそうな事を言っておりますが、実は露出が少し難しいです。
橋脚の色を出そうと明るめの設定をしたところ、レインボーカラーが飛んでしまったのです。
ISO感度を400にしたことで、花火もいつもの調子で露光していたら白茶けてしまうし、散々でした。
まあ又来年の楽しみが出来た分、良しとしましょう。

前面に橋脚を入れなければ、50ミリ、入れれば16〜24ミリの範囲(魚眼含む)で収まると思います。
又今回は縦位置を試みませんでしたが、次回は縦でも撮ってみたいと思いました。
左横で撮られていたニコンの方は、縦で撮っていて、橋と海面の映り込みが綺麗でした。

実は、今回無理やり車利用で赴いたのは、帰りがけに川崎の工場プラントへ寄る予定にしていたからです。
12月13日、近藤師匠に案内されて浮島町、水江町付近を走り、多くのご教授を頂きながら撮影に臨んだのですが、満足できる写真が少なすぎてアップを中断。
そこでついでに立寄って、枚数を重ねようと思ったのです。
しかし土曜日の9時前後とあって、まだ大型トラックが多く、さらに公園付近はそれなりの夜景見物の人数も目に付いたので、気が引けました。
さらに今日は、お台場の夜景を眺めた後だったせいか、工場の煙突や煙、プラントを撮影するテンションが全く上がりませんでした。
「明日も仕事だし、北風も強くなって来たし」と勝手に理由をつけて、10時に帰宅。
早速お台場の写真をダイレクトプリントし、一人反省会。
余韻に浸りながら、「あーすれば良かった、こうすればよかった」の山となった。

撮影日:2015−12−26  港区海岸3−33−20 芝浦南埠頭公園付近(3−33−19に駐車場有)にて

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