2月の栞 『河口湖冬花火』
| 河口湖の冬花火は3箇所から打ち上がる。 今回の撮影ポイントから順に、畳岩、メイン会場の大池公園、そして河口湖大橋の向こう側に位置する八木崎公園の3箇所。 知り合いのカメラマンは、この3箇所の花火が一つの画郭に収まる場所から撮影する、大変高度な試みをしている。 もっとも、花火鑑賞士という資格を持ち、花火の殆ど全てを知り尽くしており、又此処の花火を担当する斎木煙火本店さんを研究されておられるので、こうした撮影が上手く出来るのだろう。 8日は午後3時ごろになり、ようやく雨も止み、西の空が明るくなってきた。 これから西高東低の冬型が強まり、気温が急速に下がり出すと、河口湖にも霧が発生してしまうかもしれない。 しかし、どうも回復がゆっくりで、気温もそれ程下がってこないし、北風もそれ程でもない。 富士山は諦めるにしても、近場で、花火だけ撮る事は可能ではないかと判断し、駄目もとで出発。 靄っていれば、大池公園で間近かの花火を撮るのも良し、それなりの視界なら、3カ所遠近狙いを試そうかと考えながら、箱根を過ぎ乙女トンネルを抜ける。 富士山は、頂上に雲がかかっていたが、思いのほか見える。 山中湖湖畔では、その姿は、はっきり暗闇に浮かび、3カ所狙いに気持ちが傾いた。 山梨県でも、午前中まで降ったのは、雪ではなく雨だったようで、路はかえって綺麗に掃除された感じで走りやすかった。 帰りの凍結も心配だったが、早々と融雪剤を撒く黄色い作業車とすれ違う。 河口湖の駐車場も雪はすっかり湖畔に片付けられてはいたが、水溜りは、既に氷が張っていて、小さな子供が頭からきれいに後方へひっくり返ったりしていた。 大人だったら、かなり危険な転び方なのに、5,60センチの幼児の重心の低さにはびっくり、さっと立ち上がって、何事もなかったように歩き出した。 3カ所打ちの撮影ポイントは、大方の予想はしてきたものの、矢張り現場に着くと微妙に迷う。 この辺かなと思う場所は、雪が積み上げられていたり、少し下がった場所では、「船着場の明かりが点き放しだよ。」と船員に教えられた。 どうせ初めての場所からの撮影だし、筒が見えるわけでもないから、適当に雪を掻き分けて三脚を立てる。 結果、場所の問題はドンピシャ当りだった。 しかし、3箇所からの同時打ちではないので、時間差のある花火をどうやって三つ入れるかが結構難しい。 それと、レンズも24〜105ミリ縦位置で正解だったのだが、、畳岩での打ち上げ花火を出来るだけフレーム一杯にしないと、八木崎公園の花火は町の灯りと間違えられそうなくらい小さい。 結局、3箇所一緒に撮る事が出来たのは、たったの1枚だけ、それも露出オーバー。 殆どは、二箇所を捉えるので精一杯なものばかり。 絞り、露光に気をつけて、又のリベンジと成ってしまった。 自分の未熟さと、花火撮影の奥の深さを感じつつ、又一つ面白いチャレンジが出来る喜びを感じながら、融雪剤の撒かれた国道を、それ程気を遣うことなく走り、帰路に着いた。 撮影日:2015−2−8 20時00分〜20時20分 河口湖町船津にて |
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