2月の栞  『大内宿雪祭り』

予てから、雪国撮影で白川郷の次に行きたいと思っていたのが、福島県会津地方に江戸時代の面影を残すと言う大内宿だった。
昨年も天候次第では行くつもりでいたのだが、雪予報が出ていたので諦めた。
今年も関東地方は快晴なので、日本海側及び内陸の会津地方は雪という典型的な冬型。
関東の天気が下り坂で、崩れかけている時が狙い目なのだが、そうは問屋が卸してはくれない。
この日は山中湖アイスキャンドルフェスタも開催されており、間違えなくダイヤモンド富士をカメラに収められる最高の日和だったが、あの人出を考えるとチョッと風景写真を撮っている感覚が薄れてしまう。
それよりも、教え子の一言は、例え天気が悪かろうと大内宿へ行くしかない決断を決定的にした。\(*^▽^*)/
「私、学校の野外研修の時もそうだったけれど、どこかへ行く前日って、なかなか眠れないんだよね。きっと、当日も寝不足だと思う。」
そうか!そんなに楽しみにしているんだ・・・。こんな発言をしたのは、昨年11月23日、長野えびす講花火に行った小5の女子。
そんな訳で、片道300キロ、所要5時間の会津行きは決まった。
天気予報を何度見ても、「雪一時曇り、再び雪」が変わる事はなかったが、行かない事で心を残すより、行って駄目だった方がすっきりする。
10時出発予定だったが、「8時にしよう!」と俄然行く気満々の教え子に、「じゃあ、中間を取って、9時にしよう。」と、説得ヾ(〃^∇^)ノ。
そうでなければ、こっちが寝不足だ。
東北道も白河迄は快晴、高速を降りると少しずつ雪が道路に残っていたが、全く走行には問題なし。
R289号、通称甲子道路、文字通り甲子山(1549メートル)のある、西郷村と下郷町の境まで少しずつ坂を上って行く。
それにつれ、前方の空は次第に雲が多くなり日差しが徐々に弱まってきた。
一面の雪景色は結構突然に来た。
「わぁー」と歓声を上げる教え子\(^v^)/。
すぐに、i−PADなるものを取り出しカシャカシャ撮影。
自分も撮りたくなるくらいの一面の銀世界と横殴りの降雪。
道の駅「しもごうエマット」に立寄り、雪の中で記念撮影。
289号はやがてT字路となり、R121号とぶつかる。
右折した国道はは綺麗に除雪され、同じ国道扱いでもこれほどの差があることに驚き。
途中、塔のへつり(へつりとは会津地方の方言で、川沿いの険しい断崖とのこと)で、つり橋と駅舎を写真に収めていた時は一瞬の晴れ間、小雪は降ってはいたが、このまま止んでくれればと思いつつ大内宿へ。
しかし、そんな儚い願いもつかの間、県道131号、「大内宿こぶしライン」を上がるころには吹雪状態となり、上から観光バスや乗用車が引っ切り無しに降りてくる。
この雪では、もはやこれ以上見学する事は難しい事は、想像するに難しくはない。
勿論観光バスは、次の目的地への予定の移動なのだろうが、ろうそくに灯が点ってからの大内宿の情景を見ずして、此処を発つのは勿体無い。
路面は積雪が増し、次第に圧雪状態となり、雪が凍りつきガタガタになっていく。
会場駐車場に着いたのは15時過ぎだったが、車から降りる気がしない位の降りとなっていて、暫く車中でパンをほおばる。
やや時間をもてあまし気味の自分に対し、ゲームに興じる教え子、世代のギャップをまざまざと感じる。
例え自分ひとりの単独行動であってもチョッと降りたくない位の雪だったから、湯殿山にある見晴台からの大内宿全景撮影の場所取りは諦める事にした。
16時を過ぎ、小止みになった雪を見計らって、湯殿山目指して歩く(;´ρ`) グッタリ。
しかし、かやぶき屋根の並ぶ雪道から見晴台を見ても、既に黒山の人だかりが一列に並んでいる。
実際に石段を上がっていくと、三脚に傘を差したカメラマンがずらりΣ(゚д゚;) ヌオォ!?。
こうなると三脚の間から手持ちでスナップ写真程度を収めて、サッサと退却するしかなかった。
もし18時から始まる御神火載火の様子を見晴台から撮影していると、18時15分打ち上げの花火をカメラに収めるには無理があるのです。
なぜなら、見晴台からは右手前方の木々に遮られて花火撮影はチョッと厳しいからです。
かと言って、急いで下へ降りて撮影しようとしても、ものすごい人出で、おそらくまともに撮影はできないでしょう。
と言うより、「行きは良いよい、帰りは怖い」ではありませんが、下りの階段は、下りるというより、手すりにつかまって滑る感じ。
焦る気持ちと裏腹に、相当慎重に降りないと、お尻から滑って、観光客の中に突っ込んで行ってしまいます。
我々も階段を下りている最中に花火が上がってしまい、急いで人気のない裏の路地へ走り、途中から撮影に臨みました。
もとより17時ごろより降り続く雪は、次第に激しくなり、冬花火特有の空全体が花火の色に同化してしまう現象と成ってしまいました。
からだもすっかり冷えきってしまったので、この辺で名物「ねぎそば」を食べることに。
アルファベットの「J」の文字にカーブした、太目のねぎを箸代わりにして、そば(教え子はうどん)を食べるのですが、どうにもこのねぎが激苦、激辛(炎_炎)、でお茶を何杯飲んだか判りません( ^-^)_旦""。
余りの苦さ、辛さにに堪えかねて、追加で天ぷらを注文、塩をかけて食べるように案内されたが、まるで砂糖をかけたように甘く感じた。
結局、私はねぎを半分残し、教え子はティッシュに食べかけのねぎを包んでバッグにそっとしまい込み、自宅へお持ち帰り・・・(笑)。
囲炉裏のある畳の上で暖を取って、いざ外に出ると、殆ど吹雪状態になっていて、さっきまでの賑わいが嘘のよう、人影も殆ど受けられなくなってしまった。
もっと多くの写真を撮って帰りたかったが、横殴りの雪では、そうも行かず「かまくら」の中など数枚を撮って車へ。
フロントガラスに10センチほど積った雪を掻き、荷物に降りかかった雪を払いのけ、20時30分に現地を後にした。
冬花火も含めて、雪国の撮影は過去何度かしているが、これほど条件が悪かった事も珍しい。
折角楽しみにしていてくれた教え子も、この悪天候にうんざりだっただろうし、体力的にもきつかったのだろう、初めは視界不良のブリザード状態、フロントガラスめがけて飛んでくる雪を、切り裂くように走る四輪駆動車の眺めを物珍しそうにしていたが、やがて「寝てもいい?」と言って、東京までスヤスヤ(−.−)zzz。
きっと、もうこりごり、二度と「行きたい」とは言わないだろう!?(-_-)ウンウン
自分にとっては、『百聞は一見にしかず』で、おおよその段取りがわかったので、いつか又天候が保障された時、是非ともじっくり撮影したい情緒ある場所だと感じた。
今回も二部構成と成っております。 (絵文字その他、教え子の付け加えによる)              

    撮影日:2015−2−14  13時30分〜20時30分(食事、車中待機含む)  福島県南会津郡下郷町にて

第一部=小5少女写真集。   ⇒ ここをクリック
第二部=塔のへつりと大内宿雪景色(花火もチョッと) ⇒ ここをクリック

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