3月の栞 『松田山西平畑からの富士山と桜』
| 「まつだ桜祭り」も今年で17回目となり、随分と有名になってきた、と思う。 師匠のページにも河津桜と菜の花のコラボ・ライトアップなど力作が並ぶ。(2005.2及び2006.3) 自分も南伊豆町青野川と本場河津町の河津桜は過去に撮影しており、特別に、もう一度行きたいという心の動きはない。 と同時に神奈川県内でも、河津桜を楽しめる場所が何箇所かある。 その中でも、矢張り富士山とのコラボが出来なければ、自分的には足が向かない。 把握しているのは2箇所だが、今回はメジャーな方、多くのカメラマンが早朝から足を運ぶ西平畑に行く条件が整った。 2週連続、日曜日の天気が悪い。 先月22日は夕方雨が止み河口湖冬花火に出かけられたが、3月1日の日曜日は強い雨が夜半にかけて降り続いた。 このパターンが今年の冬は多い様な気がするし、冬場の降雨も多い。 いつも天気の事ばかりで、うんざりされるかも知れませんが、富士山相手となると、かなりシビアな判断が要ることは申し上げるまでもありません。 雨の後は冬型が強まり、北風が吹くのですが、その雨が日付が変わった位から止んだ時は、富士山がはっきりと見える確率が高いのです。 1日の午前3時に空を見上げた時はまだ曇り空だったので、チョッと躊躇しましたが30分後再び空を見上げると、次第に雲が切れ、うっすらと星も見える様になったので、準備に掛かりました。 途中、中井町辺りは夜霧も立ち込めていましたが、西平畑に着くころには視界良好、富士山への期待も大きくなりました。 駐車場へのゲートが開くのは、大体7時半くらいではないかと思います。 勿論自分が到着した時には開いていませんから、階段近くに路駐するしかありません。(駐車禁止の赤いコーンがずらっと並んでいて、すっごく気が引けますが・・・) 実はこの階段、結構きつくて、機材を背負い大型三脚、脚立を持って上がると、すぐに息切れしてしまいます。(結局脚立は必要ありませんでした。) ジグザグに曲がりながら高度を上げていく階段の所々に一合目、二合目と書かれているのが気休めにはなります。 一つだけご案内させて頂くと、三合目を過ぎた辺り、四合目手前右側に「撮影ポイント」と書かれた案内板があって、鉄パイプで組み立てられた見晴台に大きな梯子(脚立)が設置されています。 この梯子を半分以上上がると富士山が桜の間から覗けるのですが、2011年当時に比べると枝が伸び、富士山を遮ってしまっているので、いい写真はなかなか難しいと思います。 桜の花が目と鼻の先にあり、富士山が遠方ですから、かなり絞らないとなりませんし(それも限度があります)、三脚を置くスペースはないと言っても過言ではないので、手持ち撮影となりますが、これではチョッと手ブレが心配です。 しかも、梯子の中段に「これ以上、上には上がらないで下さい」と書かれた段まで上がっても、殆ど桜の上に顔を出す事は出来ず、ついついそれ以上(最上段の一つ下まで)上りたくなります。 たまたま地元のカメラマンが、『今日は富士山見えるかな?』と言いながら怖がる様子もなく、スタスタ上まで上がって見てくれましたが、5時半では、まだ薄暗くはっきりしませんでした。 結局その方も、此処では写真が撮れないことを確認し、別なポイントへ移動していきました。 皮肉な事に、そんな梯子にカメラを持って上がるより、駐車場からの富士山と桜のコラボの方が撮影の仕方から言っても楽だと感じました。 ところで、もし本格的に桜と富士山を撮影するのなら、多かれ少なかれ車道に出なければなりません。 車道で悠長に三脚を立てて・・・なんてことは先ず無理。 実際に公園関係者が下のゲートを開け、一番に坂を上がってくるのですが、道の中央付近で撮影していたカメラマンは必要以上にクラクションを鳴らされていました。 つまり次々と車が上がってくる八時ごろ以降では、チョッと撮影は危険だし、注意を受けるかも知れません。 自分も、その頃には路上駐車の取り締まりが気になるので帰り支度を始めていました。 朝日が昇る前から到着していたのですが、太陽が上がる前の河津桜は、もともとの赤色が濃い事もあって、殆ど黒色にしか写りません。 綺麗に濃いピンク色が出るのは7時近くで、その事を知っているかのように、その時間帯になると多くのカメラマンが息を切らしながら上がって来ました。 となると、富士山とのコラボは1時間が勝負ということになります。 そして、この時期になると南海上を通過した低気圧が、暖かい空気を後ろから引き連れてくるので、気温が上がり富士山に雲がかかりやすくなります。 実際には、8時から9時辺りが桜を撮影するには丁度いい光線だし、富士山も10時を過ぎると雲が懸かる事が多いですから短時間に集中して撮影に臨まなくてはいけません。 自分は、つい見知らぬカメラマンと挨拶を交わした後、話してしまう傾向にあるので、その時間が勿体無いかもしれません。 これまでも色々な場所から富士山を撮ってきましたが、河津桜と富士山のコラボはなかったので、先ずは気が済んだと言ったところでしょうか。 作品に関しては決して満足の行くレベルまでは行っていませんが、静岡県富士市の岩本山公園で、梅と富士山を撮影した時と同じ難しさを感じました。 おまけ程度ですが、セルフライトアップの河津桜、菜の花とのコラボ、富士山単独、その他も付け加えさせて頂きます。 撮影日:2015−3−2 足柄上郡松田町松田惣領2951にて |
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