4月の栞  『置賜さくら回廊』

今年は「みちのく」のさくらの開花が異常に早く、4月20日〜22日ぐらいには満開を迎えてしまった所もある。
18日の伊勢原花火の後、すぐに角館へ行かなければ見頃を逃していたと言う事になる。
体力的にそれはチョッと苦しいので、悔やみつつ考慮の余地は無かった。
このままGWまで指をくわえていても北海道でも行かない限り、桜は待ってくれず葉桜となってしまう。
そこで26日でも桜が見ごろな場所を探していたら、山形県南部米沢盆地にある、白鷹町〜長井市〜南陽町にまたがる「置賜さくら回廊」がヒットした。
この場所は、既に師匠の「お国自慢一本桜」で2010年5月4日に大形氏が御紹介されており、一本桜めぐりを改めてするつもりでは無く、自分自身が出かけたことがなかった場所だったので、行くのも悪くはないと思った次第。
例によって午前3時少し前出発。
東北道を、福島飯坂ICまで走り、その後R13〜R287を二時間近く走って現地入りする。
赤川花火でも、その遠さ、と言うよりも道路網の不便さゆえ相当に遠く感じたが今回も同様、片道5時間はかかる。
どうしても8時前には到着し、極力人様のいない条件下で一本桜を、一本でも多く撮りたい。
しかし、ここで注意しなければならないことは、欲張りすぎない事。
師匠の一本桜撮影の運転手役をしていて体感した事は、思わぬ時間を要する事が当たり前の様にある事。
先日の高田公園のように、一度車を止めたら移動させないのと異なり、一本桜の撮影は道に迷う事度々、近くまで来ているのにお目当ての木が見つからない半ばパニック有り、農道まがいの道を突っ込んで行った挙句、行き止まりで同じ距離だけバックを余儀無くされたり、駐車j場が狭く入庫待ちで時間をロスするなど、撮影とは関係ない事で予定外の時間を食うのです。
ですから、後半に是非拝みたい桜をルートに入れておくと、夕方で発色しない黒っぽい桜を撮る事になってしまうのです。


以上のような経験から、今回は白鷹町と長井市の10箇所程度に絞りましたが、それでも行く事が出来ない名木が出てきてしまいました。
観桜順には、釜の越桜(エドヒガン=800)・薬師桜(エドヒガン=1200)・十二の桜(エドヒガン=400)・山口奨学の桜(ソメイヨシノ=100)・白兎の枝垂れ桜(枝垂れ桜=150?)・草岡の大明神桜(エドヒガン=1200)・伊佐沢の久保桜(エドヒガン=1200)・殿入り桜(エドヒガン=700)(数字はおおよその樹齢)。
以上8箇所ですが、朝食と昼食抜きで14時までかかってもこの程度しか周れませんでした。
10時も過ぎると、多くの見物客が来る事もあり、極力人物は入れないようにしたかったので、誰もいなくなるタイミングをじっと待ったりして時間を食い、一箇所にとどまる時間が長かったせいもあります。
そして、「原の枝垂れ桜」を探している最中に道に迷い、空腹と疲労に負け、面倒くさくなり昼の部の桜めぐりをTHE ENDに。


一時間の休憩の後、最上川に架かる、フラワー長井線の鉄橋を見に行く事にしました。
この鉄橋は以前、東海道線木曽川橋梁に使用されていたものを転用したものと言われており、1923年から最上川橋梁として使われています(1882年製作イギリス製)。
もとより、一本桜撮影に絞っていたわけでは有りませんから、上り下りあわせても30分に1本しかここを通過しない一両編成の気動車(ディーゼル)を3本待ちました(一本目は逆光とピンボケで没)。


昼間撮影した桜の中で、ライトアップを行っている所へは出来るだけ戻るつもりでしたが、20時までで終了の桜もあり、釜の越桜など到着したと同時に消灯の憂き目にあい、結局夜間に撮れたのは、殿入り桜、釜の越、十二の桜、山口奨学の桜の4箇所だけでした。
もっと粘っても良かったのですが、ライトアップの撮影をしている最中に、昼間の生暖かい空気がスーと流れて行くのを感じたと思ったら、すぐに冷たい風が吹き一気に気温が下がってしまいました。
防寒服は羽織ったものの真冬の如く手が悴み、更に冷えた足の筋肉まで攣った状態になってしまったので、帰路クラッチペダルが踏めなくなる事も懸念して、イジケて断念。


運転時間10時間以上、走行距離960キロ位、流石に東北道にのった後、高速道路の単調な運転で意識が朦朧としてきたので、安達太良SAで2時間弱の睡眠をとり、帰宅したのはすっかり辺りが明るくなった午前5時。
滅茶苦茶ハードなプランも撮り残しが出たとは言え、たっぷりのさくら三昧でした。
今回は写真編集の結果、以下のように、3部構成をとらせて頂きます。
(各部名称をクリックすると、プログラムは分岐します)

第一部

日中の一本桜

第二部

置賜の風景

第三部

ライトアップの一本桜

撮影日:2015−4−26  山形県長井市、白鷹町にて

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