10月の栞 『妙高高原・苗名滝・千人池・アパリゾート上越妙高2016イルミネーション』

何を調べていた時か忘れたが、9月17日「Myokou Happiness Illumination」成るものが見つかった。
9月1日から11月15日までの秋バージョン。
時間は17時〜22時。
何せ、ギネスもの(LEDライトで作った最大のイメージ)とあるから、記憶に残った訳。
但し、三脚使用は平日のみ。
そこで10月に平日で休めそうな日を探し19日となった。

秋は、日ごろの感謝をこめて毎年紅葉、冬にはイルミネーション撮影に、近藤師匠をお誘いしていますので早速連絡。
直ぐに快諾を得た。
どうせ片道300キロは走るのだから、妙高高原の紅葉にも時期を合わせた。
欲張っても回りきれないので、インター近くの「イモリ池」「苗名 滝」笹ヶ峰キャンプ場近くの「仙人池」の三っつを候補に上げてお いた。

午前6時に海老名の師匠宅に着き、予め荷物を出して玄関先で待って居られた師匠をピックアップ。
早朝とは言え、圏央道は多目の交通量、鶴ヶ島ICから合流後も車は多い。
平日ゆえ、通勤や仕事で走っているドライバーが多いので、道に慣れている彼等の運転は、流れがスムーズ。
藤岡JCから上信越道を進むにつれ、車の量はどんどん減って行く。
3時間半で妙高高原ICを下りる。

インターから「イモリ池」は近い。
残念ながら、10時少し前に到着した時点では、生憎の曇り空。
紅葉と、妙高山の定番撮影は出来なかった。
すぐさま苗名滝へ向かう。
いくら平日と言っても、油断は出来ない。
時間が遅くなればなるほど昼前後にかけて人は増える。
苗名滝への道は、最近新しく整備されたらしく、道幅広く所々に立て札が立っているのでそれに従って走る方がいい。
実は、それ程古くはない自分のナビでは、別な道を案内していたか らだ。
おそらく旧道で、曲がりくねった道だったかもしれない。

到着した頃は、太陽も時々顔を出すようになり、マズマズの条件。
駐車場から、直ぐにつり橋を渡り、さらに三階建ての駅舎に上がるような、「コ」の字型の階段を上がる。
その後は、どこにもあるような緩やかなのぼり坂。
所々、清水が流れていて滑りやすいし、石も露出していて注意が必要。
確かに15分もあれば、つり橋まで辿り着ける。
もっとも我々は撮影ポイントを探しながら故、30分近くかかっている。

滝を撮影するのに、つり橋の中央付近が良いポイントなのだが、言うまでもなく揺れる。
人が来ないのを見計らって撮影するも、矢張り微かに揺れている。
平日でもこれだから土、日はつり橋の上で立ち止まる事すらできないだろう。

つり橋を渡ると道は殆どなくなり、岩の上を歩く感じ。
身軽な近藤師匠は、チョッと危なさそうな大きな岩の上まで足早に到達し、三脚を構え動画撮影を始めた。
自分はおっかなびっくり、師匠にルート(どの石の上に乗っていけばよいか)聞きながらの到着。
師匠の撮影場所の勘の良さと、素早さには脱帽である。
こっちはビビリながらの撮影なのだが、師匠の姿を見ていると、鼻歌でも聞こえてきそうなリラックスムードであった。

苗名滝は想像していたより紅葉がきれいで、迫力もそこそこあったので、来て良かったと思った。
つり橋を戻り、更なる上流に繋がる登山道を少し上がる。
そこからは、高度を上げた分、滝壺もかろうじて見ることが出来、時たま太陽が出た時に虹も掛かった。
撮影場所は極めて足場が悪く、師匠と二人で長い間占拠する事は出来ない程狭い。
後から来るカメラマンやカップルに譲らなくては成らないので、更なる大きな虹が出るのを待つことなく撤収。
被写体は、とどのつまり「滝」しかありませんので、枚数少なく、20枚をアップいたします。

時間の経つのは早いもので、駐車場に戻ったの12時半過ぎ。
軽く持参の軽食を食した後、もう一度今来た道を戻り、北西に位置する笹ヶ峰放牧場を目指す。
高原の放牧場で、牛さんたちを撮る事を念頭に、しかし、余りにも広い場所だと、どう にも時間が押してきてしまいそうで不安。
それもその筈、笹ヶ峰放牧場までの道は、 それなりの上りヘアピンカーブが続き、道も狭い所が多い。
思ったほど時間短縮は不可能。
高度を上げて行くにつれ、見る見るうちに紅葉がきれいになり、いい意味で「とんだ期待外れ」と感じた。
路肩に車を止めて撮影したい気持ちになったところで、「仙人池」なる立て札。
牛さんたちを後回しにして、Uターン。

一応マークはしてあった「仙人池」だったが、実はこれほどいい所とは思っていなか った。
標高1200メートル辺りにあるこの池は、自分にとって感動もの だった。
日光は湯の湖、長野は奥蓼科の御射鹿池、有名な鎌池、その他毎年紅葉シーズンには必ず一箇所は湖面に映り込む木々を撮影してきたが、それほど有名ではなく、それでいてこれほど綺麗な紅葉が待っているとは夢にも思わなかった。
平日と言うこともあって、訪れる人はカメラマン二人しか居らず、師匠と合わせても四名の貸切状態。
しかも、午後に来て(13時20分撮影開始)、ある程度満足の行く傾斜光 や、上空から入っては消え、消えては入り込む霧が幻想的な雰囲気を醸し出し、ラッキー以外何物でもない。
少しもじっとしていない、雲が流れるような白い冷気(霊気)を、なかなか上手くカメラに収められないのが残念。
もし早朝にここを訪れたら、どれほど幻想的な姿を見せてくれるのか?・・・そう考えただけで期待が大きい。
機会があれば、早朝の仙人池を候補に残しておきたいと思った。
たっぷり1時間半も仙人池の紅葉を観賞。
これも如何に、この池が綺麗だったかがお分かりいただける、長時間滞在となった。

この後、少し先にある「乙見湖」まで脚を伸ばしたが、殆ど水がない。
湖面に映る紅葉どころか、湖底に沈む瓦礫の見学となった。
ガードマンに尋ねたところ、「今年は極端に少ない。」との返事が返ってきた。
まあ、ここで長居をする時間も無かったので、傾きかけた夕日を気にしながら、本命のイルミネーション会場へと急いだ。

「アパ・リゾート上越妙高」に着いたのは16時45分頃。
イルミは17時から点灯され、入場できる。
防寒などの準備を整えた後、師匠共々申し合わせたように、それぞれ持参のパンを頬張る。
大抵、ご一緒する時には師匠からバナナの配給が有り、ありがたい 。
17時15分頃駐車場を出発。
平日だけあって、車は50台ほど、団体バスが一台、人もそれ程多いとは思えず、自販機で入場料の1500円を払う。
ゲートで、半券を渡す時、三脚について「平坦な場所でのみご使用ください。」くらいの注意があるかと思ったら、それはなかった。
カメラは二台、流石に三脚は二つとは行かず、一つは首から提げる 。
F2,8ならイルミの場合、手持でも十分OKなので、F4=24 〜105ミリを三脚に固定。
実はイルミだけなら、F4でも三脚は要らない。
ただ、動画を撮るとなるとどうしても必要になるだけ。

世界最大級300メートルの「虹龍の光の大トンネル」に入る。
あたりはまだ明るく、ここで撮った写真はまだ空が透けて見え、いささか表現できていない。
しかも結構な上り坂で、赤・橙・黄・緑・青・紫と色を変えるLEDトンネルは、その「美しさ」より「しんどさ」の方が先。
一周2,5キロ約90分のコースは結局小高い丘の斜面に造られていて、登って降りてくるコース配置。
トンネルを抜けると「光と音のショー・龍の巣窟」が待つ。
卵を中心に、弧を描くイルミが音楽と共に光る。
最後は、卵から、龍が誕生するのだが、見損なってしまった。
後で、動画を見てみたら確かに龍のシルエットが卵の中に写っていた。

次に、少し下り坂を行くと池があり、LEDライトの写り込みも綺麗だったが、ここでの最大のポイントは、「ウォーター・プロジェク ション・マッピング」と呼ばれる、噴水の水をスクリーンにした映写。
御殿場の時之栖で行われているような、噴水の水に色々な色のライトを当てるのとは似て非なるもの。
「風神〜起承編」と題する上杉謙信を題材とした物語性のあるものを映画のように上映するもの。
像を映し出すと言う点では、相当な違いがある。
これも動画向きな被写体で、動画撮影をする傍ら、F2,8で撮影してみたが、案の定写りは悪い。
言い訳をさせていただくなら、そもそも平面の白いスクリーンではなく、水滴に写しているのだから、肉眼でもそれ程鮮明には見えない。
凹凸のないスクリーンと、ISOを25600まで上げて撮影したノイズ蔓延の写真との違いにも似ている。
いくら霧状の水滴とは言え、しっかり色を反射する(受け止める) 事は出来ないし、どうしても光は漏れてしまう。
映像の光量は暗いとは思わなかったが、龍などは動きがすばやく静止画では捕らえ切れなかった。
ただ、こうした試みは初めて見たので、逆にここまで人物が鮮明に写る事には、驚かされた。

ゲート出口で係員に自分が撮影した静止画を見てもらったところ、「今日は風もなく、噴水の水が流されたりしなかったので、条件は良かったです。これだけ撮れていれば、いい方です。」 と言う返事が帰ってきた。
よって、「この程度」しか写っていませんが、何枚かアップいたします。
もう一つのウォーター・プロジェクション・マッピング「雷神〜転結編」は、噴水式ではなく、文字通り長方形のスクリーンに上から水を落とす方法で、迫力も規模も、「風人」のそれに比べると見劣りするものでした。
こちらも一応動画撮影はしましたが、「ご覧頂くだけ、時間の無駄」レベルなのでカット。
(どうしても、ご覧頂きたい場合は、師匠が撮っている筈ですので、近ちゃんギャラリーをご覧下さい。)

そして、この会場のもう一つの目玉が「光の双龍」です。
コースの終盤にあり、下り坂を上手に使って、二頭の龍を、ブルーのLEDの上に白色のイルミで描き、頭部は橙色、一定の時間を置いて真っ赤な火を噴く(点灯)という趣向。
結局色々な場所でこの「双龍」を撮影したものの、ゴール地点の「願いの鐘」付近、しかもスタッフが記念写真を撮ってくれるポイントが、二頭の龍が一番良く判る場所だった。
面積的には相当「デカイ」ものの、色的にはどちらかと言うと単純で、評価のしようありません。
このエリアの前にあった、「天空の花畑」がかなりカラフルだったので、バランス的にはいいのかとは思います。

17時20分に入場し、ゲートを出たのが21時05分、流石に歩 き疲れた感じは否めなかった。
一口にイルミネーションと言っても色々な演出の仕方があるものだ 。
ここは、どちらかと言うと大人(カップル)向きであり、ご当地、越後出身の上杉謙信を題材にしているので、それなりに知的レベルを高めるような雰囲気があった。
勿論雰囲気だけで、何も解らず周ったとしても十分感動する。
入場料1500円は、高くもなく安くもなく、2000円にしなか ったところが上手な設定に思えた。
このコーナー、会場面積に比例するかのごとく、 80枚にもなってしまいました。
同じような被写体は極力カットしたつもりですが、しつこかったらゴメンナサイ。

今回、紅葉と絡めた事で、師匠にも十分ご満足頂けた事と思います。
動画を2本撮影      動画1=龍の巣窟     動画2=風神〜起承編のみ
作品は以下の三部構成となっております。
第一部=苗名滝(新潟県妙高市杉野沢)
第二部=笹ヶ峰高原仙人池(同上)
第三部=アパ・リゾート上越妙高のイルミネーション(同市桶海1090)

アクセスカウンター アクセスカウンタ