2月の栞 『山中湖アイスキャンドルフェスティバルと河口湖冬花火』

本来なら20日の行われる筈だった、山中湖のイベントは大雨の為翌日に延期になった。
楽しみにしていた方には申し訳がないが、自分としては、イベントが一つ転がり込んだようなもの。
晴れていればダイヤモンド富士を撮ってからゆっくり河口湖へ行く計画だったが、丁度空白の時間を埋めてくれるイベントが入り込んでくれた。
もっとも、14時に自宅を出た時は曇り、箱根湯本を過ぎた辺りで一瞬の雨、おまけに本来渋滞していない所で訳判らない渋滞にはまり、16時には到着したい希望が叶いそうもなかった。
ガラスの森を過ぎた辺りから、乙女峠の後方が明るいので、少し期待したものの、曇り勝ちの天気に変わりはない。
乙女峠から展望した富士山は、そこだけすっぽりと雲が懸かり、どうなるのか全く判らない。
あえて東富士五湖道路に入らず、諦め半分でお金をケチる。
ダイヤモンド富士が100%見える可能性がないのに有料道路を使って時間に間に合っても何の意味もない。
R138で旭日丘に出て、富士山が見えたら慌てて三脚をセットしよう!

湖畔には15分前に辿り着いた。
急いで三脚にカメラをセットし、長靴に履き替えて水際へ急ぐ。
到着時、良く見えなかった太陽が、沈む寸前に富士山の頂上に顔を出した。
近くに居た家族連れが、しっかりスマホで撮影できた事を喜んでいた。
自分的には撮影場所を間違え、丁度山頂中央には太陽は座ってくれなかったが、50点程度の撮影は出来た。
16時35分、太陽はあっと言う間に沈み、多くのカメラマンが引き上げていく。
といっても、直ぐ近くの交流プラザ「キララ」へ移動するだけ。
「キララ」のメイン会場では、既に参加者によってキャンドルに火が灯されようとしていた。
例によって、花火の筒と富士山が直線で結ばれるところを中心に一列目には30メートルほどの三脚のカベ。
160センチそこそこの中型三脚では全く役に立たない。
そして最前列の後ろには2メートル級が並び始めていた。
この二列目とて、満足に位置決めは出来ない。
昨日の雨で、水溜りになっている所が多く、流石に水溜りは避けて、粘土質のグニャグニャの所に位置決めをしている。
そして、脚立に乗ったカメラマンがセティングに余念がない。
自分は仕方なく水溜りを跨ぐ形で三脚の脚を広げた。
右隣の人と挨拶を交わし、荷物を置かせてもらっていると、たまたま左隣に三脚二台、カメラ二台ビデオ一台体制で臨む宮越氏に声をかけられた。
彼は今年の山崎煙火工業さんのカレンダーを一手に引き受けたりしている、言わば半プロだ。
昨年も、越後妻有や、伊勢神宮など各地でお会いし、情報を戴いたり、今回とあわせてカレンダーを二作品戴いたりしている。
この日も、花火の打ち上げ場所を教えてくれ、(実は、彼に言われるまで気づかなかったのだが、これまでより打ち上げ場所が少し近くなり、小型花火ではあるものの、その筒がはっきり見える、かなり至近距離に置かれていた)、24ミリを装着していた自分を笑い飛ばし、「入るわけないでしょ!」と一蹴。
聴くところによると彼は14ミリだという。
そんなレンズ持っていなかったので、16ミリに切り替え覚悟を決めた。
実際打ちあがってみると、おっしゃる通り花火はほぼ真上に上がった。
結果16ミリでも何とかなった。
しかし、あれだけどっしり構えていた富士山がなんと小さいことか!
しかも、上半分雲に覆われていて残念な撮影になった。
ただ、以前明るい空で打ち上がってしまった(16時50分)教訓があったので今回(17時頃)はNDフィルターを装着、絞りもそこそこ絞ったおかげで花火は上手く撮ることが出来た。
10分程度の、決して花火の質を云々する類のものではないが、多くのカメラマンが、画郭に全く入りきらないことを嘆き、声を上げて悔しがっていた。
しかし、もしこの日、富士山がくっきり見えていたら、ここの花火に限れば「花火を画郭一杯に入れた撮影をする事はないのではないか」と、自宅へ帰ってからカメラモニターを見て思った次第。
1号とか2号と言うサイズの打ち上げ花火が有るのか知りませんが、そんな花火も結構時間稼ぎ的に上げられていて、その時は無視して眺めるだけにしていたのですが、考えようによっては富士山を大きく撮る、最も有効な花火だったのかもしれないと感じました。
いずれにしろ、花火打ち上げ時刻の18時には富士山はその姿を半分雲に隠し、あれこれ論じる意味はないのですが。

宮越氏からは、さらに河口湖花火の撮影場所まで話が及び、河口湖大橋の上から西風の時撮影している事を聞いた。
振動が心配だったので尋ねると、「大型車が通った時だけ揺れる。」と言われた。
菓子パンをほおばりながら空を見上げてみたが、雲が多く折角の満月に近い月も、その明るさを十分に発揮できず、雲から出たり入ったりしている。
富士山もますます雲がかかり、諦めムード。
定番ポイントを目指していたが、富士山が見えないし月明かりも望めないのでは、どこで撮影しても同じ。
来年の為、河口湖大橋の上で一度試してみることにした。
「なるべく橋脚の真上に場所取りしたほうがいいですよ。」と宮越氏の助言。
湖畔に立って、ナトリューム灯の何番目あたりに橋げたがあるか、おおよその見当はつけて橋を渡り始めたが、いざ歩くと殆ど勘に頼るようでおぼつかない場所設定と成ってしまった。
三脚をセットしている最中に大型トラックが一台通過したが、かなり振動を感じた。
露光中に通れば、間違いなく歪んだブレブレ写真が出来上がることは疑いなかった。
幸いな事に、20分の間、大型車の通行はなく、ラッキーだった。
一度ミニパトが通ったが注意は受けなかった。
富士山は初め、かろうじて見えていて、打ち上げ前に一分ほど露光していた写真のみ写し込むことが出来た。
フルサイズで24ミリ、メイン会場の花火を中央に位置決め、し画郭を決めれば右に富士山、左に畳岩からの花火が自動的に収まる。
これだけの事が得られれば、ここからの撮影意義はあったのでは?
来年一度はチャレンジしてみたいと思った。

撮影日:2016−2−21  山中湖・河口湖にて

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