3月の栞 『川崎マリエンからの夜景』
| 本日6日は、川崎マリエンからダイヤモンド富士が見られるので、是非天気に恵まれます事を願っていたのですが、東へ去り行く高気圧を磁石で引っ張る事も出来ず、予想通りの下り坂、そして夕方から雨。 黒い雲が東の空に広がっていたと思ったら、15時くらいにザーッと大粒の雨。 一旦止んで、うす曇りになったので、ダイヤモンド富士の期待はほぼゼロとしても、雨さえ降らなければ夜景だけでもカメラに収め、近藤師匠の特集のお助けに成るかと思い、出かける決心をした。 16時過ぎ出発してから少しして、テラスモールの渋滞を抜けた頃には再び大粒の雨。 結局、川崎マリエンに到着した時も、車が飛沫を上げて走る位雨は降り続いた。 マリエンの前まで来て、寄らずに帰ろうかと思、Pに入るのを躊躇った。 看板に、一時間は駐車無料とあったので、それなら下見をしてから帰ろうと思った。 先日のタワーホール船堀同様、地方公共団体が運営するタワーではあるが、ここは案内板があるだけで誰もおらず、勝手にエレベーターを使い10階へ。 到着しても係りの人どころか、警備員すら回ってこない、全くの「ご自由にどうぞ」空間。 広さは結構あり、広々としていますが、高さ50メートルほどからの眺めなので、たかが知れています。 しかし、そこは工場地帯、師匠の特集である「工場夜景」が広がっていて、高層ビル群に圧倒される事はありません。 当然のことながら、ガラスには雨が打ち付けており、特に南側の千葉、横浜方面は肉眼でもはっきりわかる雨粒が当たり、雨粒の音も結構大きかった。 東京方面は比較的ガラスへの付着が少なめで、試しに撮ってみると微かに歪みやボケが出るものの、お話にならない程ではないような気がしました。 これまた当然の事ですが、視界はかなり悪く、東京タワーが微かに肉眼で見える程度。、 スカイツリーは案内の矢印方向を見ても全く見えず。 7Dに100〜400を装着して、モニターで見てみると白色のリングが二つ回っているのが確認できた。 その後、肉眼で確認すると、靄の中にそれらしきものを発見。 この時点では、撮る気は半分ほどしかなく、まさしく迷っている自分がそこに居た。 エレベーターのドアが開く音がし、子供の声が聞こえたかと思ったら、夜景に歓声を上げたり、望遠鏡を覗き込んだりして、賑やかになった。 まもなくこちらに5〜6歳位の女の子が走り寄って来て、「こんばんわ」と挨拶。 「こんばんわ」と応える。 「何撮っているんですか?」 「ウン夜景だよ。見る?」 試し撮りをした東京タワーを見せる。 そのうち一人、二人と同い年くらいの女の子が寄って来た。 その割には、この子達の親がいないのを不思議に思った。 「夜景見に来たの?」 「ううん、バレ−」(ここで自分はバレエと思った。) イベント会場か何かが階下に有るだろうと思った自分は、「じゃあ、発表会とかあるでしょ?」と聞いた。 「ううん、ない!」 「お母さんが今、試合しているの!」 「アーそっちのバレーね。踊りりのバレエかと思った。」 一同、大爆笑。 数人しか来訪者がおらず、静寂だった展望台は一気にプレールーム状態。 一人がターンまでして、バレエのジェスチャーまで入れてくれた。 それを見て又キャーキャー笑う二人の女の子。 そこから一気にテンションは上がり、女の子たちは写真のモデルとなって行った。 初めは、直立不動で立ってもらったが、やがて「しょうた君」と言う小学4年生の男子も加わり、床に航空写真で案内されたジオラマの上で大暴れ。 その御様子は第二部で時系列にて御紹介いたします。 20分程子供たちと時間を潰させてもらっていると、いつの間にか雨が止んだようで視界が多少良くなってきた。 横浜側のランドマークタワー、千葉県方向のアクアラインはガラスに付いた雨滴が多く、乾きも遅く、とても撮影できる状態にはならなかったが、東京側は僅かに水滴が残ってはいたものの、、子供たちに元気を貰ったおかげもあり撮影する気になった。 その理由は、この日の被写体の主客転倒にあります。 今回、もしこのフロアで幼い女の子たちに出会わなければ、ここでの夜景写真は没にするつもりでした。 しかし「しょうた君」と三人の女児、彼女らの表情だけでも御紹介したくなり、多少「ボケ+霞み」の夜景であっても、主役を幼い女の子たちの笑顔に譲り、夜景を補助的役割といたしました。 「やり残しの宿題」として、記憶に留めておき、近い将来再びここを訪れ、東京湾側を中心に撮影したいと思います。 八時を過ぎる頃、再び展望室のガラスをたたく大粒の雨、羽田を離発着する飛行機もその姿がぼんやりして霞んできた。 20時30分には、九時閉館の案内、帰りの支度を始めるよう、自分に言っているようなもの! なぜなら、あの賑やかだったフロアは、わざわざ自分に「バイバイ」の挨拶をしに来てくれた子供たちが去ってからは、再びの静寂。 この時点で誰もいなくなっていた。 外に出ると、雨足はガラスに打ち付けていた大きな音通り、かなり激しいものだった。 師匠にアドバイスを戴いた、「工場街の夜景」も寄りたかったが、この情況では、それを許すには機材が気の毒だった。 (追記)3月13日再訪分 生徒に「宿題を必ずやるように」と言っておきながら、自分で課した宿題を引き伸ばすわけにも行かず、次の日曜日も渋々足を運んだ。 「渋々」と言うのは行きたくない場所だったからではなく、ほかに行きたかった場所があったわけでもありません。 天気が良くないのです。 記憶が正しければ、2月の最終日曜日から、3週連続富士山を拝んでいないと思います。 この日も先週の雨よりは「まし」なものの曇天。 天気予報より若干良くて少し晴れ間も覗いていましたが、それも15時頃の一時間程度。 17時半にマリエンに着くころには空一面の雲。 しかも、この雲のおかげで、空の色が赤っぽく、夕焼けの空とは又別な「ダークオレンジ」と言うか「黄土色」で、綺麗とはお世辞にも言えない。 それでも先週ガラスに打ち付けていた雨はないので、横浜駅方面からアクアライン、東京湾に浮かぶ船は撮影出来ました。 離発着する飛行機の光跡もおまけとしてアップ。 スカイツリーは先週に負けず劣らず「ボケボケ」で、リベンジならず。 東京タワーも同様、先週のほうがマシだったみたい? 今回はしっかりガードマンが一度だけ回ってきましたが、三脚の脚で案内用の写真パネルが割れていないかチェックしただけで無言で立ち去ってしまいました。 三脚持参のカメラマンは2名ほど、ほかは家族連れと、老若問わずのカップル、駐車料金一時間無料を利用しての来訪らしく、皆さん直ぐに立ち去ってしまいます。 各種プラント、倉庫、輸出の車、行き通う大型トラック、これらを眺めていると工業国日本、豊かな日本、そしてチョッと無駄とも思える展望台、恵まれた国に生まれたものだと感じてしまいました。 撮影日:2016−3−6 神奈川県川崎市東扇島38−1にて |
| 作品は三部構成となっております。 |
| 第一部・川崎マリエンからのJR東海道線川崎〜東京方面を中心とした夜景 |
| 第二部・川崎マリエンで出会った子供たち |
| 第三部・一週間後の再訪で、東京湾〜横浜〜横須賀、千葉方面の夜景 |
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