3月の栞 『大洗春まつり=海楽フェスタ花火大会』
| 運良く、今年も日曜日に開催してくれた。 昨年は3月15日で、翌日は平日の月曜日。 今年は春分の日で、翌日が休み。 そのせいか、昨年より駐車場は混んでいた。 とは言っても、海沿いのPは楽勝で止められた。 13時30分に、藤沢の旭町にあるコンビニでW氏と待ち合わせ。 首都高が事故渋滞していたり、普段より車の量が多かったせいもあって所要3時間弱かかった。 風向きのチェックに歩くも、どうも予報通りの北風ではなく南東方向から海を渡ってくる強めの風だ。 しかも寒い。 いずれにしても打ち上げ場所の堤防に対して左からの撮影となる。 既に三脚はかなり並んでいて、それ程空スペースはない感じだった。 場所取りが完了した顔見知りのカメラマンたちは、今回の煙火大会担当である、野村花火工業の社長さんを囲んで話をしていた。 我々も輪の中に加わっても良かったのだが、如何せん風が強く寒い。 個人的には、高草山で引いた風邪は鼻水と咳が酷く、もしW氏に声を掛けてていなかったら止めていたかも知れないほどだった。 体力的には、とても立ったまま話を聞いていられる状態ではなかった。 撮影場所を2ヶ所抑えた後、もう一箇所、一番左の別な鉄柵で区分けをしてある岸壁にも、とりあえず三脚を立て、車に戻る。 昨年撮影している事もあり、今回は当初からイベント会場へ足を運ぶ予定はなかった。 但し、簡易トイレすら設置してくれていない岸壁先端は、どうしてもアウトレットモールまで用足しの為、足を運ぶ必要がある。 18時頃になり、そろそろ準備に取り掛かろうと車から出ると、明らかに風向きが変わっていた。 次第に北よりにやや向きを変え、しかも弱くなっていた。 昨年とほぼ同じ場所からでは変わり栄えしないと思い、一番左側の別ブロックの岸壁から撮影する事にし、W氏と離れた。 二台のカメラを三脚に設置し、調整を済ませた頃だった。 消防団の10名ほどが歩いて来て、「ここでは撮影は保安上出来ません。」と言われた。 「今頃になって言うなよ。」カチンと来た自分は言い返してやった。 「そういう問題ではなくて・・・」 意味プーの回答が帰ってきた。 じゃあ何でもっと早く張り紙を貼るなり、係員を立たせるなりしないんだよ!って言いたかったが、この人たちを相手にしている時間は無い。 撮影が許されたエリアへ急いで走って、場所取りのやり直しをしなければ撮影場所がなくなってしまう。 幸いW氏が三脚一本体制だったので何とかギリギリ割り込ませてもらった。 「御免、つまみ出されたので。」 彼にはもう一度カメラの微調整をさせてしまうことになり、本当に申し訳なかった。 「前と同じ場所ではと思ったので、・・・」。 一生懸命に言い訳をする自分に、「一人だったらリスクを考えて、こっちも取っていたでしょう!」と彼は冷静に語る。 確かにそうかもしれなかったが、気持がスーと楽になる彼の気の効いた言葉だった。 苫小牧に向けて、出航するフェリー、19時には苫小牧からの到着便、そして19時半に花火開始。 風はかなり弱くなり、真北から吹いているのか否かも判断出来ない位になっていた。 湿度が低い分、気象条件は良好。 そして、芸術作品は、いきなりの五重芯変化菊から始まった。 丁度、月が打ち上げ位置上空に差しかかっていて、出来れば入れたくなかったのだが、もし画郭オーバーで撮りそこなったらどうしようかと言う不安との狭間で打ち上がってしまった。 昨年は聞こえたような気がしたアナウンスが、今年は全く漏れてこない。 何か言っているのだが、言葉としては伝わってこない。 だから、ひたすら花火の筒元に目を凝らさなければならない。 この緊張がいい! 尺玉メインだからカメラは縦位置、ジックリ構え、精神集中! その反面、気持までもゆったり落ち着く。 スターマインのドカドカもきれいだけれど、尺の美しさは、情緒、趣がある。 使用レンズは、小野里先生が撮影されていらしゃル様に、盆だけなら35ミリ、下から入れると28ミリ辺りとなる。 自分には技量がないので当然下から、しかも余裕の画郭で撮るしかない。 それでも、一枚一枚丁寧に気を抜かずに野村花火の芸術玉を撮影していく事に変わりはない。 野村花火の尺玉が24発も、しかも殆どカメラマン専用のエリアで見られ、撮影できるなんて、チョッと他では考えられない。 W氏も、余りにも車と撮影場所が近いのでビックリしていたし、何より最高の作品が見られ、撮影できたことに満足そうだった。 自分も、久しぶりに心地よい余韻に浸ることが出来、チョッと辛い体調も良くなったのでは? おそらく、最高峰の花火を堪能できた事からそう感じたのだろう。 今年は、五重芯が2作品見られたし、ブルー系の時間差八方咲き、スピード感のあるイルミネーション、緑のきれいな波紋、その他殆ど全ての野村花火工業さんの作品が見られ、贅沢三昧のひと時を過ごす事ができた。 昨年は、結構スムースに出られた駐車場だったが、イベント会場側に多くの車が有ったため、一番奥の我々は相当割を食ってしまった。 駐車場から出る前に数珠繋ぎになってしまい、バイパスに乗るまで30分以上ノロノロが続いた。 矢張り、昨年と違い明日が祭日だから、花火まで見て帰る客が多かったのだろう。 主催者はシメシメと思い、来年も「柳の下のドジョウ」を狙うかもしれない。 それはそれで結構。 来年も諸条件が合えば行きたいと思う。 撮影日:2016−3−20 茨城県大洗町にて |
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