4月の栞 『4月の富士山めぐり=その2』

4月20日(日曜日)

@西湖いやしの里根場(ねんば)
15日に河口湖で撮ろうと思った「逆さ冨士」は、折からの強風で叶わず。
あわよくば(桜の花が散っていなければ)、この間よりは風が弱いので、「もしかしたらいいかも?」と淡い期待を抱きながら現地へ。
トンネルを抜けて見えた定番ポイントは?
果たして、嘘のように桜の花びらが無かった。
誰かがきれいに叩き落したわけではないと思うが、その散り方には花の開花期間の短さを痛感した。
時刻は8時半過ぎ、急いで9時開園の「西湖いやしの里根場」を目指す。
いつか桜のピークに茅葺屋根と富士山を撮ることを心に決めていた場所。

西湖の北西にあるこの場所は、かつて「兜造りの茅葺屋根」の集落があったそうです。
昭和41年の台風で甚大な被害を受け、ほぼ全滅してしまった悲しい歴史を持つ場所。
20棟前後の茅葺の建物は、陶芸、素焼き、和紙造り体験などが出来、展示・資料館・イベント用もあります。
中でも、鎧兜や着物を着て写真を撮る事のできる「火の見屋」は人気で、外国人(主にあの国ですが)がこぞって順番待ちをしていました。
カメラマンも開場時間まもなく沢山入場して来ましたが、この日の富士山の機嫌がすこぶる悪く、雲に隠れている時間が午前中ずっと続きました。
昼頃になってようやく雲が切れてきましたが、その頃は既にここは日本国ではなく、中華人民共和国に豹変、中国人を乗せたツアーバスがどんどん入ってくる状態となった。
彼等のマナーには定評(悪評)があり、平気で前を横切る彼らに慣れさせられた自分が怖い。
よって思うようには撮影できず。
さらにここでは、中国語で話し掛けられること二回、何をどうして欲しいのか(写真を撮って欲しいのか?どこがいいのか?中には英語でHow match?などと聞かれ、何を指しているのか不明だった。)全く分からず、向こうが諦めてくれるのを待つだけ。
中には、カップルでも気の利いているのが居て、男の人が日本語が出来たり、明かに東南アジア系なのに日本語が上手くて、「上手ですね」と褒めたら、ガイドをしているとの返事が戻ってきた女性。

真剣に体験学習をする事のできる場所にも拘らず、単に撮影目的だけで民家に上がり込む浅はかさ、薄っぺらさに多少気が引ける思いがした。
雲が次々に山頂に懸かってしまうので、諦めて次の撮影地に移ろうとする昼になって富士山がくっきりしてきたので、もう一度取り急ぎ撮影しなおしていたら、結構時間を食ってしまった。

A西湖野鳥の森公園
2月の樹氷祭りには2回撮影に出掛けている場所。
カメラマンは少なく(勿論普通の観光客も)、「いやしの里」と比べても外国人観光客のコースに入っていないのだろう、多少待てば人物を入れずに撮影が出来た。
ソメイヨシノも枝垂れも満開で本数こそ少ないものの、富士山を入れて撮影できるのでお気軽プレイス。
芝生の広がる平坦地なのが撮影を楽にしてくれるが、出来ればもう少しレストハウス側にも桜の木があればと感じた。
さらにミツバツツジも見頃で、富士山との綺麗なコラボが楽しめます。
実は精進湖へ行く途中、ついでに立寄ったのですが、ここでもまた少し時間をかけすぎてしまい、到着が遅れた精進湖で痛い目にあう事と成ってしまいました。

B精進湖湖畔他手合浜
この辺まで来ると、さすがに来ているのはカメラマンのみと言いたいところだが、精進湖湖畔、湖水際まで車で行かれるので、釣り人たちの車が結構止まっていて邪魔。
桜の木で車を隠しながらの撮影となるが、肝心の富士山は隠したくもないのに勝手に雲隠れてしまい、西の山際に夕日が沈むのと、富士山が一時でも雲間から出てくれるのとの時間的せめぎ合い。
今回改めて、桜の発色と太陽の光の関係がどれだけ大切で、上手く一致した時の桜のなんとも言えない淡い色の美しさを見せてくれる事を学んだのだが、逆に日が暮れてからのそれがいくら頑張っても空しいものかも感じた。
同様の意味で、桜のライトアップも変な色で出ることが多いし、どこかで会話したカメラマンは、「桜のライトアップは撮らない」と言っていた。
何となく解らなくもない。
野鳥の森から、精進湖への道を走りながら、静岡県側から物凄い勢いで雲が富士山頂に懸かってきているのを目撃した。
元々天気は下り坂なので、諦め半分、待ってくれという願い半分で現地到着。
野鳥の森で隣で撮影していた70D所有の女性カメラマンも、「本当はここが本命だったのに・・・。」と悔やんでいた。
それでもほんの一瞬をついて雲が山頂を離れる瞬間を狙って数枚撮影。
機会が有れば早朝に、再び訪れたい場所である。

この後、ダメもとで本栖湖のポイントまで走ったが、現着して一時間粘ったものの、富士山には黒っぽい雲が右側から湧き出しては懸かる状態が連続。
18時半に、諦めて「道の駅鳴沢」付近のR139を走っていると、なんとくっきり富士山が見えるではないか!
見立てを完全に誤った。
後でわかったが、富士山の右側の雲が巻き込んでいた場所は精進湖から本栖湖付近だけ、北側に回り込めばそれは免れたのだ。
一瞬わが目を疑ってしまった。
確かに背景は曇天ゆえ、グレーのバックだが、富士山はしっかり見える。
河口湖付近でもまだ見頃の場所は数箇所有り、チェックして有ったのに。
冨士ビューホテル付近勝沼地区、御室浅間神社辺りは寄ってみたかった場所。
残念至極であった。

作品は3部構成(@〜Bの順)となっております。


撮影日:2016−4−20  

作品は以下の三部構成となっております。
第一部・西湖いやしの里根場(ねんば)
第二部・西湖野鳥の森公園
第三部・精進湖湖畔他手合浜

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