5月の栞 『Pearl Fuji in Lake Yamanaka』
| 早くも近藤師匠が、源氏蛍の撮影にお出かけになられ、開成町の山王供養水辺公園の蛍情報を拝見すると、今年は幾分ホタルの発生が早い感じがした。 そして、この場所の[売り]だった、「水車が取り外された。」とのコメントには、大いに落胆した(今年の近ちゃんギャラリーより)。 幸いにも、昨年(下手では有りますが)、かろうじて水車と蛍のコラボを撮影する事が出来、救われた感があります(相棒の栞5月分源氏ホタル2015をご覧下さい)。 師匠の貴重なホタル情報により、開成町の蛍に関しては優先順位を下げることができ、今年行く可能性が低くなりました。 師匠が蛍撮影に出かけられた両日は、煌々と月が輝く夜で、特に土曜日の夜はガラス越しに差し込む月の光が、こんなにも明るいのか!と驚いたほど。 そんな悪条件の中での見事なホタル撮影、流石と言わざる得ません。 月が出ている時と、いない時では、その難しさは撮影された方なら、きっとお解かり頂けるものだから。 一方、この晴天と満月を待っていたのが、自分を含めた山中湖長池親水公園から北西岸に集合した100名を遥かに超える「パール冨士」狙いのカメラマン。 丁度、土曜の夜(正確には日曜日の早朝3時50分頃)にぶつかり、自分にも、出かけるチャンスが来た。 当然土日に跨るから、結構人は来ているだろうなと思いながら、山中湖長池駐車場付近に差しかかったら、その人数、車の台数、ビックリなんてものでなく、眠気なんてぶっ飛んで、ただ挑戦的な気持ちが高ぶリ、血が騒ぐだけ。 2箇所の長池公園の駐車場は、凄い車の詰め込み様。 お互い、目的が同じだから、時間が来れば殆ど一斉に出庫するのを良い事に、走路を塞いでの駐車状態。 道路脇の雑木林の中には、所構わず車が突っ込んであるし、どこかのホテルの門前なんか施錠されている事を逆手に取り、数台の車で「バリケード」状態。 まあ、午前4時前後、普通の生活者ならスヤスヤ「夢のお国」を訪ねている時間、彼らカメラマンにとっては一大イベントだから、何でも有りだ。 関西方面のナンバーも全然珍しくないし、千葉・習志野辺りのプレートが目立ったのは、房総半島からでもダイヤモンド富士が撮影できる関係からか、趣味が興じてパール冨士に至ったか? 5月22日3時30分到着、人間の心理なのか?出来るだけ歩きたくないからか?湖畔道路から少し入った道には止まっている車がない。 カメラ、三脚各2台、望遠と広角完全役割分担で臨む。 湖畔の通称「マリモ通」に出て左右を見回すと、サイクリングロードに置かれたカメラの切れ目ない列、その殆どがデジタルだから液晶画面の光が横一線のラインとなり薄ぼんやりだが、延々と続いていた。 おそらく、何も知らないでここを通過するドライバーにとって、一体何事か? UFOでも湖面に降り立つのか?位ビックリする事だろう? 関心がない人は「富士山の頂上に月が沈むのを撮影しているんです。」と答えても、たったそれだけで?と思うに違いありません。 さて、自分は今回パール冨士なるものを撮影するのは正真正銘初めて。 いくらカメラマンが腐るほど集合していたとしても、矢張り山中湖は広いし、きっと月が富士山頂のほぼ中央に降り立つ場所はそれ程狭い訳はないのでは?と楽観的に考え、長池のPから延々と続く列の切れた西寄りに場所確保、と言うよりそこしか空いていない。 富士山山頂の幅は、満月が3つ、4つは余裕で載る許容範囲を持っている。 又、沈む時、右へずれるのであれば、少し上空中央に浮かんでいる時のパール冨士でも我慢しようと思った。 どうせ一回では、上手く行きっこないのだから・・・。 最悪なのは、山頂左手前で月が落ちてしまうケース。 今回、何とかそれだけは免れる事が出来た。 ダイヤモンド富士とパール冨士とでは、ある意味パール富士の方が難しい。 場所探しは変わらないとしても、夕方明るいうちにポイントへ辿り着くのと、真っ暗闇の中、辿り着くのとでは、後者の方が場所探しはしにくい。 しかしパール冨士になる日時がせいぜい月に2〜3日なので、かなりのカメラマンが集中する点では山中湖ダイヤモンド富士期間中と変わらぬ人出。 よって、彼らが「ポイントはここですよ」と教えてくれている様なもの。 そういう時は場所探しは、捜すレベルにない。 仮に登山道や、山の上なら話は別だが、山中湖で十分良い写真は撮れる。 いつか、ここで満足な写真が撮れたら、自分ももっといい場所を探すかも知れませんが、当面土日にかけての満月と晴天が一致するのは、次回いつになるか判りません。 結果として5月22日午前3時50分頃に撮影したものは、暗闇状態だったのと、薄雲さえ富士山にかからない上天気だったので、月の光が相当明るかった為、撮影後の写真を見ると、ダイヤモンド富士との区別がつきにくい程月が明るく、白トビしていた。 一通りの設定が終わって、未だ富士山の少し上空にある月だけを撮影して、あれこれ微調整しても、いざ山頂付近や山頂に鎮座した時の月では露出が異なる事が失敗してみて分かった事。 まだ辺りが暗いという周囲のことばかりに気を取られていて、いざ自分が撮ろうとしている月の明るさを忘れがちになったり、月が動くから早めのシャッタースピードを得ようとISOを上げすぎたり、F値を低くしたりすると、ダメだという事がわかりました。 周囲では、色々レクチャーを受けるカメラマンや、偉そうに(確かに偉いプロなのかもしません)が色々知ったかぶりをしている話も耳に入ってきますが、自分としては、自分が思った通りにやって、失敗する方が今後に生きると思っています。 翌日23日のパール冨士は4時25分過ぎ、日の出と殆ど同じ時刻です。 滅多に無いチャンスゆえ、体と気持ちが自然に行く事を躊躇わせず、カッ飛び80分で山中湖大池地区へ。 実質月曜日、カメラマンなんてそれ程居ないだろうと思いきや、前日に勝るとも劣らぬ人出。 一体、こんなに余裕のある日本はどうなっているのか? 団塊の世代で、退職した方の、なんてリッチな事! 彼らを高齢者と呼ぶが、今の若者に比べてもまだまだ負けない気力と普通の体力がある人が一杯いるのでは?と思いながら、列の切れ目を捜し、今回は割り込みさせてもらいました。 残念ながら角度の関係と、波立ちにより湖面への映り込みはなく、これなら湖を入れずに撮った方がよかったと反省、いや失敗。 もう一台のカメラ(7Dプラス400ミリ)(前日は200ミリ)で山頂、やや右に沈む月をゲット。 もう少し右に寄れば、中央に落とせたかもしれませんが、地形状、これより右(ホテルマウント富士入り口より西)へ行くと富士山との角度が鋭角過ぎて、柵や下手をすると隣のカメラマンのカメラレンズまでもが入ってしまうので、それだけは避けたかった。 フルサイズ換算640ミリで、もう少し月の表面(クレーターの凹凸)をはっきり写したかったのに、どういうわけか鮮明でなく不満が残る。 パール冨士の場合、太陽の昇る時間との兼ね合いもあり、その点考慮に入れないとなかなか上手くいかない。 日の出時刻が遅く(と言うより月の入りが早いと)、暗いままなので、ある程度予想はつくが、月の入りと日の出が近い場合、刻々と明るさが変わる。 しかも、ダイヤモンド富士同様、時間的には本当に短い時間での勝負であると共に、撮影開始前の暗さゆえの難しさも加味される。 色々、口では能書きを並べられるが、現場での臨機応変、感覚が勝負ゆえ、より集中して撮影に臨まないとダメですね。 とりあえず、パール冨士写真の処女作としてアップいたします。 機材を車に積み込み、旭日ヶ丘交差点手前に差し掛かった時、真っ赤な朝日が丹沢山系から昇って来ていた。 慌てて湖畔まで走り、パシャ! 沈む満月、昇る太陽、この兼ね合いがパール冨士撮影には微妙である。 山梨県南都留郡山中湖村・長池及び大池地区にて (追)花火大会撮影予定 今年は4月に行われていた、伊勢原芸術花火大会が、2年に一回となり、開催されませんでした。 昨年、遠花火で撮影したのですが、墓地の中ゆえ不謹慎さを感じ、アップしませんでした。 今年、磯谷煙火店さんの花火が見られなかったのは矢張り残念。 以下、自分が今夏予定している花火撮影を列挙いたします(正式名省略させて頂きます)。 6月3日逗子・7月17日戸倉上山田・20日鎌倉・31日蒲郡(豊田おいでんと重なりました)・8月2日神奈川新聞か長岡、3日長岡(天候によりどちらかか1日になるかも) 同月7日神明・11日常総鬼怒川(あれだけの被害を出したのに信じられません。この日は新設された休日「山の日」です)・15日諏訪湖・20日赤川か稲敷・27日大曲 他に二箇所ほど予備あり。 当然天気にシビアですので、半分くらいになってしまうかも? (お知らせ) 近藤師匠にお願いをして、「相棒の栞」の画面に、掲示板を追加して頂きました。 これまで、書き込みに迷われた方にお詫びすると共に、少しでもお気軽にお立ち寄りになって頂けたら幸いです。 当方、パソコンが苦手で、ミクシー?とかフェイス・ブックなる物には参加、かかわりが全くありません。 スマホも持っていない人物ですから。 時代に取り残された化石のようですが、どうぞ宜しくお願いいたします。 撮影日:2016−5−22 山中湖にて |
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