6月の栞 『箱根・千条の滝の源氏ホタル』

昨年6月中旬に1回、7月に2回訪問し、ここの源氏ホタルのピークを探ったが、答えは出なかった。
今年は少し早めに、19日の19時に行ってみた。
                  < 6月19日ホタル飛翔情況>
この日、日本初入港と成る MSC ・LIRICAを観音崎まで行って、撮影する予定だった。
そして予定通りに撮影はした。
撮影はしたが、撮影する前から、霞んでいてぼんやりとしか写らないことは分かっていました。
それで、撮ってみたらやっぱり・・・笑っちゃいました。

浦賀水道は対岸の房総半島との幅が狭く、ここを通る船が手に撮るように近くに見えると思いきや、やっぱり遠い。
初めての場所故、今後の為と思って夕方から雨が降る事を承知で、出かけてみたのです。
MSC ・LIRICAは飛鳥U(50142トン)より少し大きくて、65591トン、長さが飛鳥より約30メートル長い船ですが、観音崎から300×1,6=480ミリの望遠でやっと船体が収まるほどの大きさでしか撮れません。
つまり、ここからでは全く迫力ある船体など撮れるわけがないのです。
晴れていれば海の色空の青さも加わって、少しはまともな写真になるでしょうが、何故か大型客船の入港、出港は日曜日が多くて、そこが大きな問題。
土、日に鎌倉逗子方面に日中車で出かけることは、地元の人間なら先ず避けます。
七里ガ浜、ないしは鎌倉滑川交差点までは、大渋滞、その先逗子の渚橋で又詰まる。
時間の無駄以外何物でもない。

渋滞は百も承知で、大黒ふ頭接岸の2時間位前に観音崎を通過するだろと予測して12時半に出かけた。
結局、観音崎まで38キロを2時間かけて辿り着く始末。
平均時速19キロ。
普通の自転車では行かれないが、もし体力にメチャ自信があったら、電動自転車なら行けちゃうかも?
おそらくそっちの方が早かったり。
そんな事を改めて体験し、来週日曜日のAM6時大黒ふ頭接岸、17時出港の、わが国入港客船で最大のQUANTUM  OF THE SEAS(167800トン・全長348メートル幅41メートル)をどうするか迷う。
ただ、早朝4時なら車はガラガラ、後は起きられるかどうか?と言うより、矢張り被写体への関心度が問題。

船の話はさておいて、千条の滝のお話へ戻ります。
今回は、19時に到着、その前から時々ポツポツ来ていたのですが、現地に到着して直ぐ又降ってきました。
先週も、伊豆で途中から雨に降られて、短い撮影時間となってしまいましたが又今回も同じような情況。
ただ、ここも伊豆冷川以上に上空樹木が生い茂っていて、少しの雨なら何とか撮影続行可能。
19時半、蛇骨川側から飛び始めました。
ただこの飛翔は2年続けて見ているので、「アー飛んでくれているわ。」程度の感想。

今回、有ろうことか、船を撮るためだけに持参したレンズは28〜300一本のみ。
このレンズで、ホタルを撮影した事はなかったのです。
重さ1855グラムを三脚に据え、カメラをくっ付ければ優に2キロを超えるブツで、長時間露光をするのはアホでしょう!?。
足場悪く、少しの風でもブレが心配。
結果、気にしたほどのブレもなく、暗闇ゆえ救われました。
今回、ラッキーだったのは20時になって、滝側上方の樹木からも10頭ほどのホタルが勢い良く光ってくれ、初めてこちら側にもそれなりの数が飛ぶことを確認できました。
師匠に案内されて来た時(確か2010年頃)から、どうしても千条の滝付近を飛んでくれるホタルが見たかったので、その点で満足しました。

20時半頃になり、この場所には珍しくカップルが一組見学に来て、スマホや、一眼レフの赤外線照射を繰り返して頂いたおかげで、撮影中断、一部赤い光が入ってしまいましたが、枚数が少ない為、没にし辛かったので掲載させて頂きます。
もしも、この場所が自然発生の源氏蛍で構成されているとすれば、20頭程度の飛翔でしたが、とてもいい雰囲気のホタル観賞だと思います。
ふと、2時間かけて伊豆へ行くのと、45分で小涌谷へ来るのと、どっちがいいのか?頭をよぎってしまいました。
最近、頭数にこだわらない自分を改めて感じた一瞬だったのかも知れません。
やがて、傘代わりをしてくれていた上空の木々からも、ポタポタ滴が落ちて来て、ホタルも休憩タイムに入ってしまったので諦めて帰る事にしました。

                       <6月26日ホタル飛翔情況>
日中は30度前後の暑さとなり、夕方から夜にかけて所により雨と言う予報も外れ、期待をもって19時過ぎに到着。
なんと、そこには2名のカメラマンと3名のハイカーが来ていた。
3年連続通い、延べ10回近くになろうとするこの場所で、これほど多くの人に出会ったのは初めてであった。
いつものように滝側と蛇骨川の下流に向けて、カメラをセットする。
既に2名のカメラマンは、千条の滝に向けてセット完了。
了解を得て、その横に並べる。

19時半過ぎ、滝側からひかり始める。
一方、川のほうは若干明るさが残っていたので、多少遅れて45分位から。
滝側に三脚を構えるカメラマンとホタル情報を交換しながら、時たま川にセットしたカメラをチェックしに行く。
先週同様、どうも数が少ない。
木製の橋の上から眺めても、木々の葉に止まっているホタル自体が少ないようだ。
再び滝に戻ると、正直今までにないくらい、水面近くを飛んでいるではないか!
「飛ぶこともあるんだ!」というのが、感想。
居合わせたカメラマンと共に歓声を上げながらの撮影となった。
20時前後になっても、数こそ多くはならなかった。
が、飛んでくれたコースが良かった。
いつもなら木々の近くを飛翔し、時々しか水面付近まで下りてきてくれなかったホタルさんが、今日はどうした事か、水面すれすれに飛んでくれたり、ダイブしてくれちゃったり。
そのまま流されて行ったものだから変な光跡もゲット(隣のカメラマンが撮影を中断し、手で掬ってあげて、一命はとりとめました。)
彼の知り合いのセミ・プロカメラマンが2週間前に来た時も、かなりの頭数だったと教えてくれ、ますますここのピークが分からなくなってきました。
もしかして、湯河原万葉公園と同じくらいか、多少遅い程度なのかと、一瞬思ったほどです。
そのカメラマンにもポロっと語ってしまったのですが、「もしかして、ここの天然ホタルにはピークらしきものがないのでは?」と。
ピークとはこちらが勝手に求めていることであって、元々なくても不思議ではない。
そう考えると、ある程度の飛翔が有って、それなりの撮影が出来れば納得すべきなのかもしれない。

撮影日:2016−6−19,6−26  神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷にて

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