7月の栞 『第68回鎌倉花火大会』

昨年、この大会は高波の為、台船が運航できず中止となった。
よって、67回大会は無かったのだが、今年はしっかり68回になっていた。
今回の68回は昨年の予算の余りが上乗せになった訳ではないだろうが、いつもより(といっても過去3回しか見ていないが)1,2倍のスケールだったような気がする。
オープニング花火の豪華さ、時間差グラデーション、そしてマルゴーさんならではのパステル色、なんといっても今年は水中花火の仕掛けがスムースに運んだ事。
2年前の中断は本当に興ざめだったから。

今年は、どこで三脚を構えようかな?と言っても候補は3カ所、砂浜、稲村ガ崎、一昨年同様お寺の上。
この日の風は東南東、煙が海岸にたまるパターンは、この時期ならでは。
よって砂浜は脱落。

稲村ガ崎の遊歩道は数ヶ月前から閉鎖されている。
本来ならここに座って花火を観覧できるのだが、切通しから市営プール前バス停付近まで閉鎖、バリケードでしっかり囲まれてしまっている。
24時間、警備員が椅子に座って監視を続けていて、歩道だったところにはコンクリートで固められた太い管が走ってる。
初め、「花火の頃には取っ払われるだろう!」くらいにしか思っていなかったが、事態はとんでもなく重症だったのだ。
切通しの崖が一部崩れ、遊歩道が陥没、その下に在った下水管、それも下水圧送管だから所謂本管を破壊、汚水が海に流れ出るほどの災害だった。
懸命な復旧(応急)工事で海への垂れ流しは食い止め、今では大腸菌の数も元に戻ったそうだが、完全に工事を完成させるには、この先どれだけかかるものか?
よって、稲村での撮影は不可能。

2年前、平塚のF氏と出かけた第一中学校グランド横は、地元では「知る人ぞ知る花火観覧ポイント」だと地元の人が自慢していましたが、それは大いに納得。
こう言っては大変恥ずかしいですが、2年前の近ちゃんギャラリー掲載の自分の写真を何回か見て、もう少しまともな撮影は出来ないものかじっくり考えた。
色々改善したい所はあったが、一番の気に入らない点は、寺の屋根の上に台船が隙間を置かずに鎮座する点。
まさしく乗っかるという表現が相応しく、一昨年撮影した展望デッキの上での撮影には一考の余地が有った。
第一、不謹慎だろうに。

今回、渋滞もあり到着が15時半頃となったが、取り合えず一昨年の場所を訪ねてみた。
なんと、その展望デッキには、既に三脚が3台置いてあった。
そしてもう一つ、新たに木製デッキが造られていたが、残念ながらそこからは草木が視界を遮り、お話にならなかった。
元々、デッキでの撮影は自分の優先順位の下方にあったので、別なポイントを探すつもりだったが、先客がいた事で更に必至さが倍増した。
是非ともどこか見つけなければ・・・。
草が茂る崖のふちを歩き、台船の位置最重視で「蟹さん歩き」をしてみる。
草を足で踏みつけ何とかポイント確保。
幸いな事に、海面反射もそこそこ望め、尚且つ半分江の島も見え、灯台の光まで写ることが判り、俄然やる気が出た。

もう一つ、己の稚拙な一昨年の写真を見て、水中花火と尺玉ないしはスターマインを重ねられないものかと感じた。
本格的な花火通のカメラマンは、花火の色までこだわって一作品、一作品を忠実に再現しようと努力されていらっしゃるし、カメラでそれが叶わなかった場合には、パソコンに取り入れて調整までしている。
そんな事を一切構わず、尺玉も撮れればいい、ついでに他の花火と多重露光するなんて、とても邪道ではありますが、今回は鎌倉花火を賑やか且つハデハデにしてみました。
諏訪湖のKiss of Fire風?いや、それは諏訪湖に失礼!

打ち上げ数3000発とありましたが、それ以上の物量、と言うより、一発一発の質が高かった為か、十分に堪能でき、満足感が得られました。        

撮影日:2016−7−20  神奈川県鎌倉市材木座にて

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