8月の栞 『常総市復興祈念・第52回常総きぬ川花火大会』
| 昨年の8月29日、ここ鬼怒川河川敷橋本運動公園で開催された第
51回大会、そのおよそ10日後、鬼怒川決壊、市役所機能停止、
多くの家屋が水に流され、亡くなられた方もいらっしゃった。 今でも電柱につかまって、助けを求めていた男性の姿を鮮明に覚 えています。 正確にはまだ一年が経過していないにも拘らず、8月11日、新し く休日となった「山の日」に、第52回大会を開催してしまうとは ! はっきり申し上げて、驚き以外の何物でもない。 そして、常総市の驚くべきパワーに舌を巻く。 いくら茨城県には、 野村花火工業さんを筆頭に実力のある煙火店が何軒かあるとは言え、 一体どうやったら開催までこぎ着ける事が出来るのだろう? 花火開催が多方面で大変なことは、伊勢原芸術花火の元実行委員の 方から多くを聞かされていて、とりわけ警察の力(警察権力と記す と誤解を招くので)の大きさは、相当に厳しいらしい。 青木さん、篠原さん、野村さん、山崎さん、そして吉田さん、(自 分の教え子の名前と見事ラップしてしまいますが)、この煙火業者 さんの強力な協力なくして、今年の開催は無かった事でしょう! 自分自身、今年はほぼ無いだろうと、変な意味で確信していたので 、大変嬉しい限りでした。 心より「ありがとう」を申し上げたい。 毎年、この大会は8月後半の土曜日あたりに設定されていたように 記憶している。 そして、毎年距離的には近いものの、土曜日特有の混雑に少し悩み ながらの現地到着をしていた。 今回は連休でもないし、勿論土曜日でもない、週の半ばにポツンと置 かれた休日なので、国道一号線、首都高速、常磐道、何れも渋滞無 し。 昨年、谷和原インターを下りてからの結構な渋滞も今年は無し。 1時間55分で到着、実は早すぎた。 昨年は煙の中の花火となってしまった「豊水橋」を絡めた撮影のリ ベンジ、それが今年の目的。 午後から、「再びの強烈な太陽」、と言いたかったが、 前夜から未明にかけての雨の為、 地面の温度が冷却されたせいか思ったほどの猛暑にはならなかった 。 太平洋上の台風が三陸沖に抜けたせいか、日中は北東の風なのか、やや強めに吹いていて涼しかった。 日が沈む頃、(よくある事だが)花火の打ち上がる頃は弱め、昨年 とは全く逆の右から左へ緩く煙が流れて行った。 おそらく、カメラマン席は、背中からの風で、最高に良かったので はないかと思われた。 豊水橋の下流からの撮影は、豊岡運動場や、大会本部のある橋本運 動公園の賑わいと比べて、その差は大きい。 橋一つを隔てて、こんなにゆったりと花火観覧が出来るなんて、こ れだけの芸術花火を上げてくれる場所としては贅沢だ。 お決まりのポイントには三時半到着で、それなりの数の三脚が置か れていたが、場所探しに悩む程ではない。 間隔がそれなりに空いているので、緩やかな坂を好まないのでなけ れば、もっと遅くてもOK.。 18時30分、今年もあの大水害がなかったかのように、「 ヨシダ」花火店による「プロローグ花火」 が30秒間隔で5号玉50発が打ち上がり始めた。 「やけに写りが悪いなあ」と思ったら、8月11日だもの、 日の沈むのが昨年より遅いことに気づく。 2週間ほど早い開催にも拘らず、開始時間は同じだったのだ。 しかし19時からのオープニング、ナイアガラ冨士の頃にはそれな りの暗さを確保でき、何とか画像を確保できた。 22プログラムの内、7プログラムは山崎煙火製造所さんが担当し ているのだが、何故か時折担当される野村花火の印象が強く、それ はラスト近く、グランドフィナーレ「ミュージック・スターマイン 」で決定的となる。 「常総きぬがわ」の花火は大変上質なので、本来なら有料席の中で 美しい花火を撮影するのが常套手段ではありますが、今回一応「豊 水橋」を絡めての撮影に60%ほどの納得が得られたので(自分が 出来る撮影は、こんなもんかなと言うレベルの低い妥協も含めて) 、来年はまた別な場所で・・・、と思案しています。 他のカメラマンの有料エリアでのため息の出るほどの美しい作品をHPなどで 見ていると、スタマが斜めにしか写らない自分の撮影位置では、 まるで花火の美しさが違ってしまう。 有料席のロケーションがイマイチなのが気に入らない点ではあって も、矢張りここはきっちり正当手段、スタマの中央でのチャレンジも必要。 チョッと自分にとって、悩ましい現実と言える。 しかし、極力脱出しやすいと言う点では、 今回の撮影場所は優れていると思われる。 500円で水海道小学校校庭へ止めれば、終了後小学校を出るまではともかく、一旦表通りに出れば、大渋滞と言う程のことはなく、谷和原I Cまで行かれた。 さらに、近くの報国寺境内は無料ですから、早めに着けば空いているかもしれません(15時くらいが目安?)。 境内の木陰で休む事ができるのも嬉しいです。 東京湾がなくなってしまった今年、常総は来年も「山の日」の開催がいいかな? 撮影日:2016−8−11 茨城県常総市水海道本町豊水橋付近にて |
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