8月の栞 『第10回安曇野花火』

ここへは4回目の観覧となる。
10回開催されているうち、初めに来たのは第5回大会。
どなたか忘れたが5回大会なので少しは期待できるといわれたので 、どんなものかと打ち上げ会場近くで撮影。
わさびの里と言われ、多くの清流が流れていて、思うように川を渡 れず場所探しに難儀した記憶がある。
その大会の後、岐阜のYさんから、長峰山を紹介されてからは、翌 年、第7回そして今回と合計3回は長峰山頂上からの撮影となる。
個人的には、最近の傾向として、周りの景色を入れての(主に夜景 と言う事ですが)花火撮影に拘っていますが、その火付けと成った のがここ、「安曇野花火」と言っても過言ではない。
街の灯りは寂しいものの、この高さから花火を見下ろす感覚は、チ ョッと病みつきになる。
熱海海上花火を伊豆スカイラインから撮るより距離的には近いし、 第一、プログラムがゆっくり進むので、煙の掃けがいい。
見ているだけの人にとっては、随分間延びした感じになるとは思い ますが。
カメラマンもそれなりに集結、家族連れやカップルも後から後から 駆けつけるが、三々五々お好きな所へ三脚を立たり座りったりで、 のんびり花火を観賞できる。

今回の到着が開始1時間15分前の17時45分だったにも拘らず 、それなりに撮影場所は確保できた。
流石に車の方は、500メートルも離れた場所にしか止められず、 坂道を大汗掻いて辿り着く始末。
しかし、たまたま三脚を三本立てて構えていたカメラマンの隣が空 いていたのがラッキーで、その方は前橋から来られた、Kさんと言 うビデオ制作会社に勤めるプロだった。
4Kカメラを含め撮影機3台で全て動画撮影をし、後で夜景の静止 画上に、ビデオ撮影した多くの花火を多重させ、一つの作品として いるそうだ。
神奈川の大学とか、丸玉屋小勝煙火店さんなどと取引があるそうで 、完成した鎌倉花火を拝見させて頂いた。
鎌倉市内の夜景が静止画像として下部にあり(これだけでも殆ど夜 景写真)、海上に打ち上がる花火は合成によって間髪入れずに次々 と打ち上がる動画になっていた。。
一瞬、今そこで花火大会が行われているような(中継とか、単なる ビデオ撮影でなく、巧妙に作成されたものにも拘らず)、チョッと した偽装(失礼)とは思えない素晴しいものだった。
「煙火店が違う花火を一緒にしてしまうと、お叱りを受ける事があ りますけれどね・・・。」と笑いながらK氏。
「イエイエ、普通の人が綺麗な花火を見て感動してくれれば、それ でいいんじゃないでしょうか?」と自分。
話せば話すほど、今年なんと同じ花火大会を撮りに行っている事か ?
長岡は東山、神明は中国人と韓国人の友人を招待して近場で、常総 も行かれたそうで、会話はエンドレス。
彼は動画だから、回し始めたら気が楽だけれど、こっちは結構忙し い。
それにしても、ここからではプログラム案内のアナウンスも聞こえ ないし、会場の雰囲気も全く感じないことを不思議に思って尋ねた ところ、「会場近くの土手に分からない様に、ICレコーダーを置 いてあります。」という。
さすが用意周到、することがプロ。

彼との会話の中で一つだけ自分が思い違いをしていた事がありまし た。
それは神奈川新聞花火大会の撮影場所。
コロワイドプレゼンツのフィナーレは丸玉屋さんが担当していると 思われるので、取引のあるK氏も当然の如く撮影に来ていると思い きや、今年は2日3日とも長岡だったそうだ。
ただ、彼は2年ほど前、今年自分がお勧めした、例の有料4000 円の臨時駐車場で撮影された事実をお話してくれた。
「角度的に三台の台船が接近し合うので、厳しい。確かにコスモワ ールドの観覧車や、ランドマーク・タワーは近くなるけれど・・・ 。」とのこと。
来年、もし4000円払うとしても、一番左にしないといけないこ とが分かりました。
そのほかK氏は、神明の花火を櫛形林道から撮ったり、江の島花火 を逗子から撮ったとか、チョッと発想が今までの自分にはない新鮮 さに溢れていて
ワクワクしてしまいました。

ここのプログラムはオープニングとフィナーレを除くと1部から5 部までは、ワンパターン。
6号単発、2箇所からのワイドスタマ、7号・8号単発、ワイドス タマ3箇所の繰り返し。
覚えやすいのはいいけれど、これほど単調なのはチョッと・・・。
確認した訳では有りませんので、もしかしたら間違っているかもし れませんが、花火の特徴から判断するには、伊那火工堀内煙火店さ んが担当されているのだろうと思いますが、もしもそうであるなら 江の島にしても、赤川にしてもあれだけの魅力的な作品を披露して くれる煙火店の実力が、ほんの少ししか発揮されていないのは残念 。
打ち上げ場所のせいなのか、予算的制約なのか?
もっとも、それをカバーするだけのここからの眺めは、リピーター 客を減らすことはないだろう。

予定では、このまま明日開催される諏訪湖花火に備え、車中泊する つもりだったが、予報が曇り一時雨となっていたので、降り出すと ゲリラ豪雨的傾向にある諏訪地方特有の降り方がトラウマになって いる自分は、サッサと断念して帰路についた。
翌日、三ケ日のK氏からメールがあり「、諏訪湖サービスエリア付 近での撮影予定だったが、風向きが良くないのですが・・・」との 相談。
「風向きを心配するくらいなら、雨は大丈夫ということなんだ・・ ・・。」と判明。
風上にある、立石公園方面をアドバイス。
後日、赤川でお会いした時、「バッチリでした。最高にいい場所で すね!」との挨拶を受けた。
自分が行かなかった分、彼が満足の行く写真が撮れたことを大変嬉 しく思った。

撮影日:2016−8−14  長野県安曇野市明科中川手・長峰山山頂にて

拡大写真でご覧頂けます。

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