相棒の栞  モバイル版

静岡県熱海市熱海滝知山園地にて
撮影日時 : 2017−12−16
12月の栞 『忘年熱海海上花火大会』
昨年の12月12日、熱海海上花火大会を担当されている(株)イ ケブンの5代目社長池谷光晴氏が、火薬調合中に事故にあわれたことは、このコーナーでもお伝えしましたが、事故から8日後の20 日、帰らぬ人となってしまいました。
まだ50代前半の、これからが大いに期待された革新的花火師でいらっしゃいました。
間も無く 一周忌を迎えるに当たり、改めてご冥福をお祈りさせて頂きます。
実は亡くなられたことは、可也後になって知った次第で、今年各地でイケブンさんの作品を見るにつけ、社長亡き後の花火も、全く遜 色ないものでした。
生憎、熱海は今年最初で最後の撮影になってし まいましたが、イケブンさんの自信作、デジタル・スターマインに も新しい趣向が施されており、進化のほどを感じました。
もとより、熱海海上花火は熱海旅館組合が主催しているものだから 、「質より量」つまり泊り客相手のイベントゆえ、 花火打ち上げ回数を増やす事には積極的だが、質に関しては・・・ 。
本当はイケブンさんの実力はもっともっと凄いのに、 予算の制約で、これしか上げられないのが気の毒に思えてしまうのです。
今夜は今年最後の花火でしたが、オープニング花火の後からデジ・スタ前当たり迄は、 無理やりステージ分けしたかのような、寂しい内容に感じました。
別にイケブンさんじゃなくても、お隣の国の安い花火を買って来て 打ち上げたって、殆ど変わらないのではないか?のレベル。
パステルカラーの美しさ、緻密なコンピューター制御の時間差花火の実力を知っているだけに残念で仕方がない。
熱海の花火しか見に来ないお客さんが、どの程度判断が付くのかは判らないが、玉数は少なくなっても尺玉で「これぞイケブン」 と思わせる「パステル・時間差・グルグル・イルミネーション」 を一発でいいから上げて欲しい。

今年最初で最後になってしまった熱海、当然海岸で撮りたかったの だが、気持ちが滝知山を選択していた。
滝知山には伊豆スカイライ ンを挟んで、東と西に熱海市街とを見下ろせる場所がある。
今回は 西側、テレビ塔のある方から撮影。
時間的余裕があったので、 東側にも立寄ってみたが、樹木の伸びが少し気になったのでやめた。
西側は高さを稼げる分、その影響は殆どない。
この日は雲が多く 、ここから眺める駿河湾の夕景は晴れていれば可也綺麗なのだが、 今日は冨士山さえ見えず。
おまけにいつもなら西風が傾向として多いのだが、 珍らしく北東の風。
左斜めから殆ど逆風的にとんでもなく冷たい風 が吹いていた。
気温は1度で、それほどの冷え込みではないと思っ たのだが、風速5メートルくらいはある(時折もっと強風も) 風が吹きつけ、体感温度は零度以下。伊豆にいながら、高ボッチの 早朝か、雪原花火の新潟、長野のような寒さ。
寒いのは何とか我慢すればいいのだが、駿河湾方面の夜景を撮って いて驚いた。
風でぶれて一枚としてキッチリ撮れたものがないのだ 。
今日ばかりは山の上を選んだ事にチョッと後悔。
風は20時過ぎには多少弱まったが、思い切り寒い。
指先が感覚を失い、雲台のレバーの動きも鈍る。
ズームを回す指が微調整には全く不向きで、感覚無しのカサカサ。
こんな時に撮影に来ていたのは、千葉ナンバーのビデオ撮影のカメ ラマン一人(彼は花火打ち上げ中に、 サッサとビデオ撮影を機械に任せ、車に戻ってしまった)。
あとは車中観賞のカップル数台か?
なんとも寂しい滝知山展望台か らの観覧となった。

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