2月の栞 『河口湖花火・2月12日観覧記』
| 昨日同様河口湖花火へ。 今日は満月、夕方山中湖で山頂を覆っていた雲も、 19時30分再度訪ねた「母の白滝」 を後にする頃には綺麗になくなっていて、冠雪冨士がくっきりと聳 え立っていた。 19時30分までこの場所を去らなかったのは、花火ファンにはお 解りいただけることでしょう? そう、19時30分に上がる花火が、 ここからどのように見えるかを知りたかったからです。 結論から言うと、色こそ違うものの、河口湖大橋のナトリューム灯 とそれ程大きさの変わらない、「花火」じゃなくて「火」が上がっ た程度。 円形ホールと打ち上げ場所の距離の約2倍あるので、当然と言えば 当然。 一応、カメラにも収めたけれど、逆にどこに花火があるのか判らな くなってしまうほどなので却下。 昨日とほぼ同じ場所へ車を走らせる。 湖畔には昨日会話したカップルは(当然)居らず、奈良ナンバーの シェンタが止まっていた。 少しして、セッティング中の自分の後ろから「こんばんは、宜しく 。」と声をかけられた。 変な挨拶をするなぁと思いながら、「風強いですねー」と返す。 まもなく開始と言うのに、なぜか余り気乗りがしない。 冨士山は少し前に顔を出した満月に照らされて白雪が美しく輝いて いる。 絶好の条件なのに今一燃えるものがない。 どうも「母の白滝」で使ったエネルギーが底を尽いて来たのか? 今年の河口湖花火は今回で終わりになる。 円形ホール、長崎公園、そして広瀬と試みたが、どうにも納得が行 く撮影はなかった。 矢張りもう少し近場で撮影するしかなさそうだ。 花火終了後、5メートルほど離れたところで撮影していた先ほどの カメラマンに、河口湖花火をどこか別な場所からも撮っているか声 をかけてみた。 すると、仲間数人と奈良県から来ていて、仲間は円形ホール辺りで 撮っていると言う。 花火はそれ程沢山撮っている訳ではなく、ネイチャー・フォトがメ インだそうだ。 奈良の山奥の、誰もいない(行かない)様な所で岩に挟まりながら も写真を撮るという。 面白そうな話なので、湖畔を渡る寒風の中、一時間近く立ち話をし てしまった。 若い頃から白黒写真は自分で現像していたと言う。 どうもキャノンの技術部門に在職していたらしく、話が専門的過ぎ て半分近く解らなかった。 デジタルカメラになってからは、5D,5DU、5DVそして5D SRと機種を変えて来たとか。 「5DWが出てますけど」と水を向けると、「商売だから、Wを出 したけれど、ある意味Vは完成形だよね。」 「WとSRの違いは?」と尋ねたら、「全然目指しているものが違 うよ」と一蹴された。 更に、「動画機能なんて無くてもいいから、もっと安くするか、も っといい性能をそなえてくれたほうがいいんだけれど」とも。 スマホに収められた作品を拝見したけれど、朝霧を通して差し込む 光線の階調の話や、遠近感がある作品の細部まで、ピントがキッチ リあっている写真を見ると、絶対と言っていいほど「 自分にはそこまでして写真は撮れないな」と言う絶望感にも似た凄 さを感じてしまう。 快い刺激を受けての帰路となった。 撮影日:2017−2−12 山梨県南都留郡冨士河口湖町河口2312・秀峰閣湖月前にて |
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