3月の栞 『研究栽培農園「鈴鹿の森庭園」』

「いなべ」を後にし、鈴鹿に向かったのは14時頃。
本当は、もっと早く「鈴鹿の森庭園」を目指すつもりだったが、2 時間ほど時間オーバー。
いなべへの到着時間の遅れが、ズルズルとずれ込む形となった。

「鈴鹿の森庭園」は、(はっきりしなかったのだが)9時〜16時 までが営業時間との案内があり、ライトアップは17時から21時まで。
もしライトアップが実施されなければ16時で閉園になってしま う。
開花報報では、「満開の枝垂れも出て来ました。」とあったから、 ライトアップはあるだろうとは思いつつ昼間の枝垂れ梅もカメラに 収めたかったので、かなり遅れ気味の到着。
15時過ぎに入場。
料金は最高額の1500円(開花情況によって500円〜1500 円まで)。

17時以降も、そのまま園内にいても大丈夫なのか、確認を取った上で 、お金を払う。
入り口付近の看板には、注意書きとして三脚禁止エリアがあること と、16時以降の三脚禁止が書かれていた。
こうなると、俄然焦って16時までに出来るだけ慌てて撮影する必 要がある。
しかし、庭園自体は広いわけではなく、何とかひと回りし終わった のが丁度16時。
これからアナウンスでもあって、何らかの指示でもあるのかと思い 、ベンチで待機。
心もち、お客さんの数も減り、カメラマンもそれ程多くない。

一度車に戻り再入場でもするのか(あるいはそのほうが良かったの だが)、一度出るともう一度1500円かかってしまう。
使えない三脚を車に戻したかったし、パンも車の中に置き放しだっ たので、近くでライトアップの作業していた係員に聞いてみる事に した。
「三脚が邪魔なので、車に戻りたいのですが、再入場できないんで すよね?」
「一脚として使って下さい。」
その答えに、思わず「有難う御座います」と言ってしまった。
仕舞いかけた三脚を組み立て、再び園内をゆっくり回る。
おかげで、ジックリと撮影に専念する事が出来、感謝!

梅の品種など、どうでもいいレベル(すみません)、の当方にとっ て、垂れ梅が綺麗にさえ撮れればそれでいい!
呉服(くれは)枝垂れと言う品種を中心に品質に合わせた仕立て技 術を研究している所との案内。
となればプロの剪定や栽培技術を持ってして、綺麗な花が咲かない わけがない。
「200本の枝垂れ梅の名木を全国から集めました」との案内は、 果たして?

夕方近くに狭いゲートを通って庭園に入った時、これがとてっも梅 だとは思えなかった。
一瞬「枝垂れ桜」と言っても過言ではない見事な花つきに、唖然と した。
近藤師匠の運転手役として各地の一本桜を巡っているが、時には1 〜2メートルほどの「枝垂れ梅」に出会うことはある。
そういう時は珍しいので撮影するが、せいぜい数本が植樹されてい れば良い方。
こんな大きな「枝垂れ梅」は記憶にない。
しかも、ここには200本ものそれがあるという。
どれも、枝の天辺から地面に着きそうな最下部まで、凄い花のつき様 には、流石研究栽培農園と言わざる得ない。
「堪能」と言う言葉を易々とは使いたくない自分も、ここの枝垂れ 梅の集合体には脱帽、堪能し、満腹感至極。
率直に言って、枝垂れ梅を探し「一本桜」如く、「一本枝垂れ梅」 探しなど時間と労力を考えたら、暫くの間する事はないだろうと思 う(それはそれで又いいのだが)。

17時前から少しずつ灯りに灯が入り始め、大いに期待を抱かせる 。
この頃から三脚を担いだカメラマンが目立ち始め、折角の雰囲気を 壊す。
彼らは、注意書きを見たのか見なかったのか、知った上での確信犯なの か?実に堂々としている。
感覚的には、暗くて三脚に脚を引っ掛けたりしたら危ないので、自 粛(遠慮)するように程度なのかもしれない。
通路は広く取ってあるので、三脚が邪魔だと言うレベルでも ない。
この日は土曜日で、見頃を迎えていたのだが、それでも人の流れに は十分な余裕があった。
18時を回った頃から、折からの晴天で空はダークブルーに、満月 に近い月まで顔を出し、最高の時間を迎えることとなった。
綺麗、ビューティフル、ワンダフル、ファンタスティック、幻想的 、etc・・・、どんな言葉で表せばいいのか、ここだけ別世界が出現したといっても過言ではない。
ライトアップの仕 方も上手い。
色々な角度から「枝垂れ梅」を照らしているし、色もLEDの白さ を軽減させようと淡いピンクのフィルターをかぶせたりしている。
照明器具設置箇所にも、こちら側が眩しくないように小さな竹の塀 状の「ついたて」で見えないようにしてある。
どちらかと言うと、桜などのライトアップは、部分的な照明の場合 、気持ちの悪い色になったり、折角昼間の美しい満開の木が、お化 けのようなシルエット(お前の腕が悪いんだよ!と言われそうです が)になったりするのですが、ここは結構綺麗に撮影可能でした。
少なくても、個人的には梅のライトアップで、近ちゃんギャラリー にアップできるレベルのものを撮ったのは、今回が初めてとなりま す。

少し残念なのは、気温が大変低く、しかも北風が時折強く吹くので 、揺れ動く枝が止まるのを待つのには寒さを堪え(こらえ)るしか ありません。
空が漆黒になる頃には、可なりの人が帰宅したらしく、カメラマン も減って来ました。
実際、この冷え込みを堪えて長時間撮影するのは、チョッと体に悪 い。
枝ブレしている写真ばかりだといけないので、もうひと回りしよう かと思った矢先、凄い数のツアー客が歓声を上げながら入って来た 。
こうなると、我々は邪魔なだけ、20時には出口へと急ぎ、車で十 分な暖を取り、パンを頬張り休憩。

スタッフの説明では、「花が散って地面に落ちた、その時の美しさ もまた格別ですよ。」と言われたが、間違えなく見事である事は容 易に想像できた。
ただ如何せん遠い。
「又来週参ります。」とは言えなかった。
ただ気持ち的には「フィフティ、フィフティ」で迷う位に良い場所 である事には違いない。

作品は第一部=夕刻の部と、第二部=ライトアップの部に分かれています。

撮影日:2017−3−11  三重県鈴鹿市山本町151−2   鈴鹿の森庭園にて

第一部=夕刻の部を拡大写真でご覧頂けます。
第二部=ライトアップの部を拡大写真でご覧頂けます。

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