3月の栞 『花の奥山公園』

三重県鈴鹿市の「枝垂れ梅」に続く「枝垂れ梅第二弾」であります。

と言いましても、結論から申しますと2番手に登場させるにはチョッと寂しい感じがしないでもありません。

「枝垂れ梅」に拘ったばかりに、大いにミスチョイスしてしまった感が有ります。
規模は小さく、庭園風な感じが強く、梅自体の手入れは構わないとしても、それ以外を「ホテルの庭風」にしてしまった感じがしました。
逆に言えば、どなたが撮影しても綺麗な梅のお庭が撮影できます。
ここの売りは、手入れの行き届いた「小さな滝」をイメージした川の段差と「枝垂れ梅」のコラボです。

梅は「見頃をやや過ぎている」との開花情報でしたが、自分には十分「満開」に思えました。
このところの気温の低さで、予想以上に花持ちが良かったみたいです。
但し、天気は西から崩れると言う予報が、幾分早く、14時到着時からどんどん雲が厚くなって行き、16時半過ぎ駐車場を出ようと する頃にはパラパラと降って来てしまいました。
青空は望めませんでしたが、陰影が出にくい「うす曇」と言う点では、撮影向きだったかもしれません。

浜松にあるこの公園は、第二東名、「浜松いなさ」ICからそれ程遠い訳ではなく、アクセスは大変しやすい場所にあります。。
自宅から休憩無しの2時間50分で到着。
なんと駐車場はガラガラ、10台にも満たない車。
多ければ多いで、停められるか心配するが、少ないと、「ここに入る価値あるの?」と疑ったりする。
勿論、「いなべ」や「鈴鹿」の比ではなく、一年中開園している訳でもない(8月〜2月までは閉園)。
3月の「枝垂れ梅」に続き、「桜」(ソメイヨシノ〜八重桜)が4月〜5月、そして「アジサイ」が7月上旬まで。
料金は700円。
妥当な感じ。
いなべの梅が500円だったが、そちらの方が安すぎと思う。

三方を山に囲まれていて、入口を入ると中央を流れる川の両岸に枝垂れ梅が植樹されている。
樹齢10年ほどの枝垂れ梅が200本ほどあると案内にはあるが、鈴鹿のそれを見てしまった後では、何も感じない。
その小川が、綺麗に水路として整備されていて、数箇所で渡れるようになっている。
川底も、玉石がコンクリートで固められ、完全に人工水路化し、所々に置かれた綺麗な庭石が日本庭園をイメージさせる。
ここを訪れる前まで、枝垂れ梅の見事さを期待していたが、こういう配置でこうやって整備されているとは夢にも思わなかった。
これはこれで、撮り甲斐はあるが。
何より嬉しかったのは、午後の遅い時間だったからか、帰路につく人が目立つとともに、入園された方もそれ程長い時間留まるわけではないので、全くと言っていいほど貸切状態に近かった事。
風も殆どなく、枝垂れの揺れもあまり気にならなかった点は撮影がしやすかった。

下調べ不足で、この近くに姉妹園として大草山昇竜枝垂れ梅園があることを知らなかった。
折角ここまで来て、少し残念な気がした。
又、この近くには浜松フラワーパークがあり、昭和記念公園のような桜とチューリップのイメージを持っているのだが、 関心がないわけではない。

「花の奥山公園」は、名目16時で終了とあったが、結局16時半まで園内にいても退園の案内はなかった。
それどころか16時を回っても2組くらいの訪問客があったりして 、訳が判らない。
受付でライトアップがないことは確認済みだったので仕方がないが 、園内には常設の水銀灯があちこちにあり、多少の増設でライトアップは可能ではと思った。
もっとも、足下が暗いと、小川に落ちる危険は結構高い。
安全上のことを考えると、ちょっと無理かもしれない。

ライトアップがない事を予想して、勿論オプションは考えていたのだが、梅園を後にする頃には予想より早い雨に予定のオプションをキャンセルするか迷う。
念のため「奥浜名湖展望公園」と次の行き先をナビに入れてみた。
しかし、ヒットしない。
やむを得ず浜松市北区気賀細江町を入れ、付近をスクロール。
ない!
ここは三ケ日に近いから、最悪の場合花火仲間のK氏に電話すれば教えてくれるだろうとは思った。
しかし、降り出した雨に気乗りがしない。
とりあえず、天竜浜名湖鉄道の気賀駅まで行くことにした。

気賀駅は無人駅の割には観光案内所があった。
女性二人が丁寧に応対してはくれたが、「天気が悪いので行っても無駄」だといわれ、気力が失せる。
「ナビにも出ない場所ですから判り難いですよ。」とまでノタマウ 。
結局「この先のサークルKを右折、国道362号線を暫く行くと、左側に案内板があります。そこを右に急な上りですけど、上がって いきます。」と言う説明だけで向かう事にする。
「30分くらいかかりますか?」と尋ねると、「そんなにはかからない。」との返事。
だったら行くしかないなと思い、気賀駅を後にする。

サークルKも右に曲がる道も直ぐに分かり、みかん畑の急坂を上がる。
途中、「展望公園」の左矢印が出ていて、そこからは完全に狭隘な農道。
先日の多度山展望台への道に比べれば、急なヘアピンが在る訳ではないので、対向車が来たとしても、それ程バックが大変と言うわけ ではないが、それでもすれ違える場所は数少ない。
反面、駐車場は、「どうしてこれほど広いのか」と思えるほど広かった 。
一面グラベルなので、車のドリフトの練習に持って来いの場所になっているのでは?と想像してしまう。
ちょっと小さめの運動場ぐらいはある。

駐車場に着いた時には、本降りの雨となってしまい、とりあえず展望デッキまでカメラ持参で歩く。
丹沢のヤビツ峠にあるのと似た、木製の展望デッキには、「一度に沢山の人数が上がらないように」と注意書きがある。
階段を登ると、丁度浜名湖の中央に位置しているのか、8の字を横にした∞形の湖が見える。
残念ながら相当に靄(もや)が出てきてしまい、ぼんやりとしか見えない。
観光案内所の職員の言葉を思い浮かべながら、シャッターを一回切っただけで、余りにも何も写らない景色に落胆しながら車に戻った。
ここは天気の良い日には冨士山まで見えるとの説明があるが、冬場の余程視界が良いときでなければ無理だろう。
それより東名高速道路が、浜名湖のど真ん中を貫いて走る光跡は是非撮影したい気にはなった。

撮影日:2017−3−25  静岡県浜松市北区奥山引佐町1736−1 花の奥山公園にて

拡大写真でご覧頂けます。

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