4月の栞 『富士宮市・明星山公園展望台』

                             4月2日訪問記
静岡県富士市にある岩本山公園は、梅と冨士山のコラボでカメラマン に人気だが、桜も大変綺麗だと聞いている。
先日地元の方に、「 岩本山で梅と桜とどちらが良いですか?」と、 意地悪な質問をしてみた。
当然、「梅」と答えが戻ってくるか、 又は地元住民らしく、「どちらも良いよ!」 と返事が返ってきてもおかしくはなかったのだが、「桜」と言う返 答には少し意外性を感じつつ、「やっぱりそうなのかも?」と思っ た。
過去に八重桜が満開で、ソメイヨシノは散り始めていた頃、 出掛けた事があったが、冨士山が見えなかったので、近ちゃんギャ ラリーへのアップは見送った経緯がある。
今回はその岩本山の桜を予定していたのだが、 新東名が真下を通る明星山公園展望台からの夜景に引かれ、2日( 日曜日)の夕方、下見を兼ねて出かけてみた。
残念ながら3時頃か ら夕方遅くにかけて雨が降り、目的地付近で雨の止むのを待った。
西の空がやや明るくなったのを確認し現地に向かう。
なぜに岩本山(富士市)が明星山(富士宮市)に変わったのかは、 地図をご覧になれば一目瞭然、市境に接していて、 ほんのチョッとしか離れていない。
岩本山公園が冨士市の北端なら 、明星山公園は富士宮市の最南端と言う位置関係。
もっともアクセスは両所を結ぶ直接の道路はない。
比較的アクセスのしや すい岩本山公園に比べ、明星山公園は北側からぐるっと回るので相当 遠く感じる。
県道ナンバーが見当たらないので、おそらく市道、 星陵高校(松井秀樹で有名なあの石川県のそれではない) 前交差点(目印はセブンイレブン)を富士市方向へ南進、右手に星陵高校を過ぎ、更に右手に「冨士心身リハビリテーション」 と言う病院が見えたら左折の矢印がある。
今迄広かった舗装路から、 いきなり車一台分のダートへ入る。
有刺鉄線注意と書かれた看板を見ると相当やばい狭路であると感じ 、初めて行った時は相当緊張した。
ダートは赤土と砂利の混ぜ合わ せ、日陰部分はぬかるんでいた。
ロッジのような建物、 戸建ての一軒家、飯場がそれぞれ一箇所ずつあるだけ。
狭い道を抜けると、車が10台以上は悠に置ける駐車場が右側にあ る。
但し入り口付近や場内一部、ぬかるんでいるので要注意。
駐車場から展望広場までは、 距離こそ短いが相当な急坂だと聞いていたので覚悟はしていたが、 トイレ付近からスロープと階段の二つのルートに分岐する。
どちらも一見しただけで、可なりの勾配だと判り閉口する。
スロープを選択するのが普通だが、こいつが無理やりの急勾配! かえって気合を入れて階段を使ったほうが距離的には短い。
駐車場でラジコンヘリコプターを飛ばしていた人以外、 頂上には人影はなかった。
広場に到着して初めに感じたのは、 桜の木が多いこと。
そして殆どが蕾だったが、 これが満開になったら、なかなか良い場所である事は断言できた。
夕景撮影は残念ながら出来ないに等しい天候だったが、来た甲斐は 有った。
一つは新東名の車の流れが俯瞰で見えること、もう一つは 桜だ。
一週間後、岩本山公園を来年に回しても来たいと思った。
夜の帳が下りて、少しずつ天気の悪いのを誤魔化すかのように、 街の灯りが輝き出してきたが、 矢張りここでのメインは新東名の車の光跡。
おそらく、 この夜景を撮った事のある方なら、ここでしか撮れない特徴的光跡 は、他に類を見ない独特なもの。
見間違う事はないであろう。
冨士山が全く見えなかったが、これで冨士山がプラスされたらと思 うと、何回でもチャレンジしたくなる。
かと言って、ここは360 度の視界はあるものの、街の灯りがそれ程綺麗ではなく、寂しい。
写真枚数を稼ぐことは期待薄。
ふと我に帰ると、 真っ暗な公園は結構怖い感じがしてくる。
数人で人が上がって来たら来たで怖いし、一人でも余り良い気持ちが しない。
懐中電灯無しではとても無理だし、女性同士では怖くて近 づけまい。
展望台と駐車場の距離が離れているのが、訪れる人を少 なくするのであろう。

                             4月12日訪問記
岩本山の桜開花情報を頼りに、明星山へ出かける日を模索した。
距 離は近く標高も似たようなものなので、大きく開花時期がずれる事 はないだろうと踏んだ。
絶対に冨士山が見える時でないと出かけた くないので、前日の雨の止む時刻や風の強弱で判断する。
午前6時 、拙宅から冨士山を眺めると、「みえる!」。
直ぐに着替えてパンと飲み物を持って出発。
東名高速冨士インターを降りる頃には、通勤時間帯と重なり、 多少の渋滞にはまる。
それでも今日は一箇所だけで帰るつもりなの で、時間的には余裕がある。
はじめて来た時、慎重に入った入り口 付近300m程の狭い道も、明るい時はそれ程狭いとは感じない。
駐車所には3台ほどの車と、バイクが一台止まっていたが、 穴場的場所であることには変わりはない。
駐車場から冨士山を眺め ると、右側から中腹付近めがけて雲が流れてきていた。
急ぐべし! カメラ一台、小型三脚で展望台を目指す。
急坂も、一度上っている ので覚悟は出来ている。展望台付近まで今回は階段を使ってみた。
相当痛んでいるので夜は足でも挫きそうな、ガタガタ道だ。
よって夜はスロープを利用した方がいい。展望広場へ上がる途中か ら満開の桜と富士山の面白そうなアングルを捜す。
ここは自由に歩 きまわれるので(規制のロープなどは無し)、それこそアングルは 無限に近い。
しかし、これが又難しい。
展望広場に近づくに従い、 盛んに移動しながらポイントを捜すカメラマンの、落ち葉を踏む音 が近くなってくる。
それにしても、これだけの好条件にも拘らず、 二桁にも満たない人数とは!勿体無いの一言。
しかし冨士山はそれ 程長い時間顔を出していてはくれなかった。
太平洋側から中腹目指 して雲が流れてきたかと思うと、上空に丸い形の雲が発生し、やがて 山頂までも覆ってしまった。
一斉に下山するカメラマンたち。考え ようによってはもっと早く来るべきだったかもしれない。
たいした 枚数も撮影できないまま、自分も帰路に着く事になった。富士川ま で来て冨士山を見たが、もう悲惨なくらいどこにあるのか判らない 状態。
今日はDYが走る日なので、 ついでを期待したのだが甘かった。
12時38分ごろ富士川鉄橋を 渡るDYを冨士山不在でカメラに収め国道1号にて帰宅。

撮影日:2017−4−2と4−12 富士宮市星山1167−1  明星山公園にて

拡大写真でご覧頂けます。

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