7月の栞  『西臼塚のヒメボタル』

静岡県富士宮市富士山スカイライン・西臼塚へ、20,22の二日に渡り師匠と出掛けたものの、両日とも最悪の天候。
陸自駐屯地を過ぎる頃から霧が立ち込め、途中視界5メートル位になり、車のアクセルを緩めるしかなかった。
路肩のラインもセンターラインも剥げ落ちている所では、側溝に落ちても不思議ではない。
しかしこんな状況でも数台の車とすれ違うのだから、気合いが入っている。
そして現着すると四、五台の車が有りすべてカメラマン。
気合いと言えば、京都から来た兼岡氏は先週には折爪岳、今週4日間は西臼塚に貼り付くと言う。
他のメンバーも「先日来た」とか、「〇〇日は良かった」とか、異次元の根性だ。
私は撮影を二の次ぎにして、彼らからの情報収集を主目的にした。
沢山の貴重な体験談に感謝致します。

23日は、オホーツク海高気圧の勢力も弱まり、気温も上昇しとはじめたので、三度目の正直を狙い出掛けた。
星が出て、富士山に登る人々のライトがはっきりと見える好天だった。
当然ヒメボタルは乱舞していた。

後記・・・今年のホタルの撮影はこれをもって終わります。
何度かピーク時に出会えたこと、そして、何よりも蛍たちに感謝します。

撮影日:2012−7−20,22,23の3日間 

1.林道500m入り少し開けた場所、視界5m 2.木に止まったまま光っている数は多い
3.7/23、3度目のチャレンジでやっと晴れた 4.23:30を過ぎないと乱舞しません
5.真暗なので木々のシルエットは出ません 6.場所をハイキングコースに変えて
7.恐怖心の為、ライトは点灯したまま撮影 8.ヒメボタルは光にはほとんど反応せず
9.25時を回っても盛んに飛び廻ります 10.後ろ髪を引かれながら撮影終了

拡大写真でご覧頂けます。