5月の栞 『小岩井農場の一本桜』

<近ちゃんギャラリー1本桜>
近藤師匠の主催する「近ちゃんギャラリー」は多くのファンが集い 、その中でも「全国版一本桜」のコーナーは他に類を見ない大規模 なものだ。
全国から腕自慢のカメラマンが「この一本」とばかりに 投稿する。
自分も、近藤師匠の運転手役として、毎年微力ながらお 手伝いしている。
今年もまた何本かが新たに加わり、充実の一途を 辿る。
先日、何気に東北(大曲・角館)へ行くため、その近辺にある「近ちゃんギ ャラリー」の一本桜を拝見していると、岩手の小岩井農場の一本桜が 表示されない。
撮影者は(有)光陽フォト・オフィス社長。プロの写真家の作品がどうしてして見られないのだろう?因に、その方が撮られた他の3作品も、「ページ・エラー」が出てしまう。
調べた結果、平成27年5月に会社が破産手続きに入ってしまった事が判っ た。
そのために掲載ができなくなったとは思いたくないし、個人名でも可能なのではないか?もっと何か別な理由があるのかもしれな い。
しかし現実には近ちゃんギャラリーの一角が欠けていることには間違いない。
自分は、今でもこのプロカメラマンがお撮りになっ た、
小岩井農場の一本桜の感動を覚えている。
小岩井の一本桜とい えば、一本桜の中でも、広大な牧草地にまさしく一本だけポツンと 植えられた「一本桜の中の一本桜」といっても過言ではない。
さすがプロ、その作品は、満開の桜と残雪を頂く岩手山がくっきりと写 っていた。
そして小岩井の一本桜の場所的素晴しさと相まって。
現在はこの場所に牛は放牧していないらしいが、牧草を育てているので、 原則、一般人は誰一人ここに入ることは出来ない。
だから何時に行っても、人が入り込んで邪魔と言うことはない。
自分も機会があれば、近ちゃんギャラリーに載せるか否か別にして、 実際に赴いて、自分自身で撮ってみたい桜ではあった。
5月3日にチェックしたら、まだ3分咲き、翌日には5分咲き、待ち きれずに再度東北、片道600キロのロングドライブを、5日に決行 することにした(その時点では7分程度で後、数日遅い方がよかっ たと言える)。

<歩いた方が早い大渋滞>
下調べ不足と言うのは、今回の事を言うのだろう!小岩井農場の一 本桜がどこにあるか、きちんと調べずに、てっきり農場内にあり(ある意味この点は当たっているが)、入場料を払った後(これは違う )で、1キロほど歩くのか、とばかり思っていた。
だから牧場の開 場が9時ごろだという事で、丁度その頃到着するように家を出た。
話が長くなるので結論から言うと、一本桜だけを見たり、 撮影したりするのであれば、道路から見えるので、 車の中からでも撮影できる。
勿論マナー違反だから、ちゃんと車は駐車場に止めて20メートルほど歩いて柵越しに見、 撮影する。
つまり一本桜だけを目当てにするのなら、ナビで案内さ れる県道219号は使ってはいけない。
絶対ダメ!案内される道は 、小岩井農場内へ入場し、動物たちと戯れる為のルート。
その駐車場へ入る車で、たった5キロ(渋滞)進むのに、2時間かかった。
単純計算、時速2、5Km。
9時に渋滞に巻き込まれ、抜けたのが11時30分頃。
前を走っていた(とは、とても言えない速度だが)トヨタ・ハリアーから母娘 が車から降り、あと一キロで小岩井農場と言う案内板のある道を歩き出したが、結局彼女らに車では追いつく事はなかった。
途中2ヶ所ほどあった簡易トイレは長蛇の列だし、自分も膀胱炎になりそうな、危なく「もOし」そうな状態をずっと我慢。余程「立ちOO」でもしたいと思ったが、周囲は見渡す限りの牧草地、 尿素肥料を与えられるような(そういう問題ではない!)人目につ かない場所などない。

<一本桜のみのアプローチの仕方>
大きな牧場とは言え、みちのくのレジャー施設の混み具合を甘く見 ていた。
今後、自分としてはここを訪れる事はないと思うが、参考 までに一本桜最短ルートを記しておく。
東北自動車道盛岡ICを下 り左折、国道46号線を雫石駅方向へ、雫石高校付近まで直進(カ ーナビでは、2箇所くらい右折の案内をするが無視)左に「岩手県 交通雫石営業所」(バス)がある「谷地」交差点を右折、 県道212号を北上、雫石ユースホステルが左に見えたら、 広域農道(雫石環状線)を右折、ほぼ一本道をひたすら直進。
県道219号と合流手前左手に、 その有名な桜は目立ち過ぎる位に立っている。
後で分かった事だが ゴールデンウイーク中は、駐車場も24時間開放されているらしいので、早朝でも深夜でもいつでも行かれる。
勿論、早朝や深夜ならナビ通りでも全く問題はない。

<腕の良し悪し関係なく、素晴しい一本桜>
写真は、どなたが撮っても、皆殆ど変わらない(撮影可能な幅が20メートルほどしかない)、綺麗な写真が撮れるので、 後は余り人が撮影しない時間に、「桜の開花」情況プラス「天候」 や「太陽光線」(朝日、夕日)による幻想的な写真を狙うしかない 。
残念ながら自分が到着し、駐車場へ車を入れられたのが13時近 かったので、ごく当たり前の「絵葉書」しか撮影出来ていません。
東京から二日間にわたり、 ここで粘っているカメラマンに話を聞きながら、後方から湧きだす雲が、山頂から離れるのを待ったが、ほんの一瞬だけだった。
更に夕方近くになったら、グレーの厚い雲まで出てきてしまい、 夕焼けなど全く期待できない情況だった。
その点では、満開時、 深夜に来て、丁度この桜は北方向をバックにしているので、北極星 との長時間露光も可能だし、右側からの朝日もいいだろう。
時々、 ツアー客を乗せた観光バスが到着すると、例によってギャアギャア 、「アヒル」でも来たのかと思える程、どこかの国の人はうるさい 。
次から次へ柵越しに岩手山バックの桜を撮り、そして自撮りでポ ーズを取り撮影しては帰る。
全く観光客向けには(どこの国民で あっても)、もってこいの被写体と言える。

撮影日:2017−5−5  岩手県岩手郡雫石町丸谷地36−1   小岩井農場にて

拡大写真でご覧頂けます。

アクセスカウンター アクセスカウンタ