相棒の栞  モバイル版

埼玉県鴻巣市滝馬室・御成橋下
撮影日時 : 2018−10−13
10月の栞 『燃えよ!商工会青年部!!第17回こうのす花火大会』

10月は行きたい花火大会が毎週土曜日ごとにあり、地団太を踏む思い。6日の土浦は小学6年生の公開模擬テストが翌日と翌々日にあり、「前日特訓授業」で休めなかったが(土浦花火大会で、10名が軽いやけどを負う事故があり、途中で中止になったとのお気の毒なニュースが耳に入りました。)、13日(土)は翌日の日曜日に授業をスライドし、出かけることが出来た。と言っても、天気予報はずっと芳しくなく「曇り」予想。降水確率も曇りマークギリギリの40パーセント。ただ、予報はゆっくりではあったが徐々に良い方へ変り、前日には降水確率20パーセントまで下がった。とりあえず、雨だけは心配なさそう。風向きは、北東と言うのが基本で、メイン会場側に利がある。せめて東から南東の風予報が出ていて欲しかった。と言うのも、昨年同様「御成橋」下での撮影しか考えていないので、此れではほぼ逆風。

この日は、名古屋・大垣・川崎〜世田谷・成田・矢板・そして大曲など、目ぼしいところだけでも全国的に行きたい花火大会が目白押しだが前線に近い関東だけは、軒並み天気が怪しかった。大曲は間違えなく晴れマークだったが、遠過ぎ。名古屋も悪くはなかったが、事前調査が出来ておらずパス。結局10時半起床では勝手知った鴻巣花火になってしまう。昨年の撮影場所に難があり電信柱が目障りだったので、今年は一つ前の電柱が立っている道まで出ての撮影を考えてはいた。だから、風向きも大事だったけれど撮影場所のリベンジも課題として残っていた。よって、逆風覚悟、ケムだらけ花火覚悟で出かけることにした。

雑用を片付けて、出発は15時10分。曇天の中、僅かに赤みの差す西空を頼りに圏央道寒川南ICから入る。昨年より一時間遅い出発だが、車を止める場所も判っているし、撮影場所までの最短徒歩ルートも記憶にあるので、気が楽。圏央道は空いていて、17時少し前には到着。そこから徒歩10分ほど。勿論、もっと近くの田圃にも駐車可能だが、帰りの脱出を考えると賛成しかねる。「御成橋」下は既に結構な三脚とシート、デッキチェアーなどで埋まっていた。車両進入禁止の「KEEP OUT」の黄色いテープを跨ぎ、一つ前の電線のある道へ。遠くからガードマンが近付いてくる自分を待っている。この時点で、立ち入りは許可されない予感がした。とりあえず近くまで行き確認。「緊急車両の通り道になっているので、ここから先は行かれません」。「あの三脚を立てている人たちは?」「地主さんです。通路ではなく、自分たちの土地に入って撮るので・・・」あまり納得は出来なかったが、保安区域ではなさそう。しかし、これ以上立ち話をしても、無理そうなので引き返す。電柱は途中から直角に曲がり、奥の方、メイン会場へと伸びている。電柱の右側をたどると、四尺の打ち上げ場所は一際高く積み上げられた土嚢でわかる。「あれ?又位置が変った?だったらもっと右へ移動すれば良いかも?」。そう思って橋の下中央付近まで行くと、三脚の列が凄かった。おそらく、道がクランク型に折れていたので、昨年来た時には見落としたのだ。こちらが本命の場所だったのだろう?それにしても、カメラマンは横一列に橋脚を屋根代わりにした場所に並んでいて、カメラの前を人が通ったら明らかに邪魔であろう位置に長尺の三脚を用意していた。後から来た自分が1メートル前で撮影したらクレームが出るだろうと思い、仕方無しにその列に並んだが、カメラマンの撮影位置には疑問が残った。案の定、見ごたえのある花火が打ちあがっている最中にも、目の前を横切って歩く人がいた。暗闇の中の長時間露光だから、写らないと言えばその通りだが、一組の家族にはストップをかけて、花火が消えるまで立ち止まってもらった。

気温は20度を切り、夕焼けも拝めないまま19時少し前から「偉い人」の挨拶が始まった。どうせ長ったらしい演説でもするのだろうと、菓子パンとカフェオレで腹ごしらえをしていると、3名ほどのご挨拶はビックリするほど短くて慌てた。カメラは2台とも横位置。一方は16〜35ミリ。ここは突然大きな花火が上がることもあるし、ラストの「鳳凰乱舞」だけは、間違っても画郭オーバーを避けたかったので引き気味にしておいた。一方はAPS−Cサイズに17〜55をセット。フルサイズ換算27〜88ミリだったが、これでは大会プログラムの中の30万円クラスの多くのスターマインには寄せきれず、ちんまりした感じになってしまった。道一つ前で撮影することばかり考えていたので、24〜105ミリを持参しなかった事が悔やまれた。

ひとつだけ奇跡的によかったことがあった。それは16ミリレンズで待機していた、プログラムナンバー1、すなわちオープニング花火「超ドッカーン!」の尺玉?がバッチリ捕らえられたこと。もう一台のはみ出し写真とあわせてご覧ください。心配した風向きと風力は、ほぼ心配御無用の領域に収まっていて、このオープニング花火を見る限り湿度も低め、煙も右から左へほぼ真横にスライドしていた。この日、プログラムNO1にして一番出来のよい花火撮影が出来、それ以降は、だるい時間が過ぎて行った。そしてラストから二番目「艶々燦燦」(えんえんさんさん)と「ラストの「鳳凰乱舞」を迎えることになったが、構成が極端すぎて、それほどの満足感は無かった。それはまるで、政治の世界で両国のトップが首脳会談に臨み、お決まりの握手を交わしたあと、中身の薄い話し合いをし、あたかも進展があった会談だったかのような記者会見を行い、お決まりの笑顔で硬い握手を交わして退場するようなシーンに似ていた。せめて、5,10,18,28番の音楽コラボはもう少し豪華であって欲しい。その分多少は「鳳凰乱舞」は予算を削ってもいい。これ見よがしと言わんばかりにしつこすぎる。品が無い。その代わり、高さの低いスターマインの繰り返しで時間稼ぎをせず、短めの時間にして、各スターマインのラストにもう少し高さのある盆を一発上げるなりして締めて欲しい。チョボチョボあがって、締まりなく終わっている感じがしてならなかった(昨年も似たようなこと書いたかも?)。「煙り待ち」の時間もあったから止むを得ないが、とにかく間延びしている。プログラムの構成上ナンバー39番までが先に有りきなのか?。30万円と30万円をくっつけて、一つにしたらどんなに感動する花火が上がるだろうか?

今年は、、昨年と撮り方を変え「鳳凰乱舞」の中に4尺を組み入れてみたのだが、肝心の4尺が推進力不足で高く上がらないばかりか、Uターンして落ちてきてしまい(想像だが10メートルほど下降)低い位置での開花となってしまった。モニターでチェックしてみたが、「鳳凰乱舞」を超える高さまでは上がっておらず、ほぼ同じ高度。ちょっと見では4尺が上がっているのか、区別がつかない構図に収まってしまっていた。

片道100分程度で行かれる、4尺玉拝見花火大会だが、満足度は50〜60パーセント程度か?理由は前述したとおりだが、もし来年、同じ日にどこかの花火大会とぶつかっていたら、気移りも考えようかなと思いながら、この観覧記を書いております。

帰り支度を終え、車まで歩いていると、細かな雨粒が大渋滞の車のヘッド・ライトを通して光り始め、花火打ち上げ中でなかったことがラッキーに思えた。圏央道日高IC辺りからは本格的に路面が湿り始め、その後雨は止む事はなかった。

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