相棒の栞  モバイル版

山梨県南都留郡富士河口湖町大石新道峠第二展望台
撮影日時 : 2018−11−15
11月の栞 『新道峠から黎明河口湖の雲海』
夕方、明日の天気を伝える気象予報士のお姉さまが「明日は今年一番の冷え込みになるでしょう!」と宣ふ(のたまう)て居られたので、「一か八か」久しぶりに河口湖を一望できる「新道峠」行ってみることにした。二時間ばかり仮眠して午前1時半出発。深夜なので2時間15分くらいを見ていたが、有料の「東富士五湖道路」を使いガンガンに飛ばして予定通りの135分。「新道峠」を訪れるのは、2013年11月20日以来5年ぶり。随分ご無沙汰したものだ。もっと直近に来ているような記憶もあるのだが・・・。今月初め、スッカン沢でご一緒したYOさんが、4時間余りの同行撮影中、「よく富士山には出かける。」と言っていた。ダイヤモンド富士、夜景、大渕からの星空、そしてつい最近、新道峠の夕景を撮影して来たと話していた。内心「夕景より夜明けでしょ!」とは思ったが、そこは女性、単独では無理がある。実際、自分も未明にあの登山道を上がるのは、途中のアプローチも含めて恐怖心がゼロと言う訳ではない。

久しぶりの訪問だったが、コンクリートのひび割れた道は、途中まで綺麗にアスファルトに改修され、路肩の区別もわかりやすく盛り上がっていた。唯、それも途中まで、相変わらずの狭路。終点の200メートル程手前から駐車車両があり、びっくり。とりあえずは終点まで行ってみたが、Uターンするスペースも無く満車。もっとも、たて看板にはUターン用のスペースと案内が書き換えられていて、駐車スペースではなくなっていた。にも拘らず、みっちり止まっている。ゼブラゾーンを設けるなどして、Uターン・スペースを表示しなければダメに決まっている。誰だって少しでも近くに停めたいと思うのは同じ。おかげで100メートルはバック、少し広めの落ち葉に覆われたダートに路肩ぎりぎりで車を止める。車内で気温を確認すると、0度表示。ヒートテックにGパンではちょっと厳しい気温。その上に防寒ズボン、防寒コートを重ね着する。機材を調え、いざ出発。と、ここで思わぬアクシデント。帽子に巻いたLEDヘッドライトが点かない。慌てて電池交換したものの、一瞬点灯した後完全にダウン。叩いても、振ってもダメ。Out of order?となった。仕方なく足元程度しか照らせない、首からかけるペンダント式ライトのみで上がる。以前もそうだったが、ここから峠まではそれほどの距離は無いのだが、何時も心臓が痛くなるほど(その前に呼吸が半端じゃない)苦しくなる。日ごろマラソンでもしている人には笑われそうだが、日ごろの運動不足を棚に上げ、すぐに息が上がってしまう理由を、ここの標高が1670メートルあることにしておこう。

ライトでトラぶったせいで、午前4時を半を回ってからの階段登りとなってしまった。なぜか、羨ましい位の光量をちらつかせて、上から一人のカメラマンが降りてきた。もう帰るのかと不思議に思ったが、「おはようございます。上一杯ですか?」と声をかけてみた。「可也来ていますね。自分は初めてなのですが、何回か来ているカメラマンが、今日は、今までの中でも可也良い方だと言っていました」との返事。やはり、皆さんよーく天気予報を調べてくるんだな!

結局、峠にたどり着くまでに、二回休んだ。そして、峠についてから5分ほど座り込んでしまった。その間、カメラマン一名に抜かされてしまったが、その人、息を切らせず、スタスタと歩く姿を見てショックを受けた。階段を上がりきれば、数分で第二展望台までは楽勝なのだが、実は、もう10分ほど歩くと、第一展望台がある。5年前も手前から撮影して、右側の木が邪魔だったのだが、今回も体力の限界を感じ、その先にある第一展望台まで行くのを諦めた。と言うのは、体力的限界のほか、この日に限って言えば、手前の第二展望台には、カメラマンが2名しか居らず、車の台数から引き算しても、残りは第一展望台となる。さぞ賑わって居ることだろう!と、勝手に判断し、近いほうで妥協した次第。ただ、手前の草木は矢張り邪魔になってしまった。可也好条件での撮影だったので、尚更悔やまれる。

真っ暗なうちは、2人から3人程度のカメラマンが後から来ただけだったが、6時半を回り朝日が昇るころには辺りも明るくなり、続々とカメラマンが割り込んで来た。確かに、雲海は完全に河口湖を覆い、朝日が金色に雲海を照らす様は、「高ボッチ」で撮影したそれを思い出させるには十分の凄さだった。しかし、自分が予てから狙っていても、あまり納得出来ていない撮影がある。それは、暗いうちに雲海が発生し、薄めの雲海がフィルター代わりに街の灯りを通して発色する、あの幻想的な色をゲットした瞬間が少ない事。今回はその点では、気象条件、自然条件はバッチリだったのですが、腕のほうが悪すぎ。昼間の写真になってはサマにならないだろうと、明る過ぎないよう露出を気にし、短めに露光時間を切ったため暗すぎ。それでも、刻々と変化する黎明富士のすばらしさは、この日の気象状件が、腕の悪さをカバーするには余りあるものでした。時系列でお届けいたします。

なお、帰路「河口湖もみじ回廊」にも立寄ったのですが、既にイチョウは落葉し、カエデも葉の先端が枯れていたり、時期を過ぎていたり(回廊の中ほどのモミジはまだ緑色でしたが、個人的には時間差よりも、一斉に赤くなって欲しい。太陽の当たり方に、差が大きいのでしょう?)で全く綺麗ではありませんでした。敢えて別コーナーを設定するレベルではありませんので、最後に付録としてお付けいたします。因みに、ここで冨士山ともみじのコラボを目論んでいたカメラマン曰く、「物凄い霧で、少し前まで冨士山が全く見えませんでした。」と、教えてくれました。そりゃぁーそうだ!

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