相棒の栞  モバイル版

長野県長野市平柴24付近にて
撮影日時 : 2018−11−23
11月の栞 『第113回長野えびす講煙火大会』
この日、関東地方の天気はおおむね晴れの予報だったが、殊(こと)長野県は?と言うと、北に行く程悪い予報が出ていた。大陸からの高気圧が強まりつつあり、冬型の気圧配置になるからだ。長野市は長野県の中でも北半分に位置していて、曇りマーク。午前中に雪がチラつくなんて予報もあった。風向きは、予報機関3つぐらいを調べてみたが、北北東もあれば、18時ころには南南東に変わるなんていう変な予報も出ていた。実際、打ち上げ時には、南南東らしい風向きだったのには少し驚いた。普通シベリア高気圧が張り出せば、北の風が当然と思えるのだが・・・。

長野自動車道、松本付近からフロント・ウインドー越しに北方向を眺めると、大町・白馬方面に低い雲が下りていて、走行中の松本付近の天気とは、裏腹。長野市の天気も、初めからそれ程期待はしていなかった。安曇野を過ぎて、トンネルを一つ二つと越えていくと天気が悪くなって行くのではないかと、当初から覚悟はしていた。未だ、スタッドレスタイヤに交換していないので、とりあえずはタイヤチェーンを持参するほど不安はあった。姨捨PA手前から善光寺平を一望すれば、大体この日の天候はわかる。その手前まで晴れていても、またその逆でも、ここまで来ないと何とも言えないことが多い。ここでトイレ休憩。この時点では弱めの北風が吹いていた。天気はそれなりに晴れ。何時もの事、予め場所取りの為早く出る訳でも無し、協参者の有料席を確保するでも無し、昨年撮影した付近で電波塔と重ならない場所を候補に上げておいた程度。

出発が11時半だったせいもあり、たまたま今年は23日が連休の初日に当たってしまったせいで、相当の混雑状況だった。圏央道、関越道経由上信越道を使わずに、中央道経由長野道をチョイス。しかし、大きな渋滞は無かったものの、交通量は多く、姨捨SAの到着まで3時間半もかかってしまった。お腹も空いていたが時間が無い。しかも、「長野IC出口一キロの渋滞」表示で可也不安。そこで、ひとつ先の、「須坂・長野東IC」まで行き、戻る形を取ったが、この時間になると、車は相当混み合って来ていた。Mウエーブ辺りの電光掲示板には、「降雪予報」まで出ていた。結局、昨年と同じ地点に到着したのは17時だった。こうなると、新規開拓地のロケハンも時間がなくなってしまい、止むを得ず昨年の場所に機材を運ぶ。

午前中に雨が降った形跡は見当たらず、枯れ草は乾いていたし、昨年はツルツルしていた地面も、サラサラ。例によって蔦を折り曲げながら、道なき道を崖っぷちまで進む。足場が悪いうえ、既に薄暗くなっているので新調したLEDヘッドライトの登場となる。180ルーメンは結構明るく、これ以上の明るさは不要かな?電池の消耗を考えると、明る過ぎるのもどうかと思うし・・・。枯れ草を除け、三脚を固定するのに手間取り、カメラセットが完了したのは、商工会会頭の挨拶の直前。左手から雲間に満月が顔を出し、可也の明るさ。思わずカメラをそっちに向ける。せっかくセットした画郭、バルブ撮影、F値などを解除すると、その後の花火撮影の失敗を誘発しがちな自分ではあったが、この日の満月も又、この日の「えびす講花火」でしか見られない夜景。綺麗だった。長野商工会・北村会頭の挨拶は、例によってFM善光寺で聴く。「この会頭駄目だなー」と思ったのは、担当煙火店二社をきちんと煙火店名で紹介できなかったこと。「長野を代表する・・・」では駄目だろうに・・・。

オープニングは一口10000円で個人が協賛して打ち上げられる特大ミュージック・スターマインだが、場所取りが熾烈になってしまった昨今、多くの顔見知りはここ「協賛席」での撮影をチョイスしている。特大スターマインに続く10号玉コンテスト。やはり「えびす講花火」は良いと思えるのがこの尺玉の質。どの10号玉も錚錚たる煙火店が参加しているだけあって、見ごたえがあった。一部、今年何回見たことかと、見飽きたのもあったが・・・(贅沢)。今回、一番印象に残ったのは、安室奈美恵「CAN YOU CELEBRTE?」の曲に合わせてのミュージックスターマインだった。今年引退をしてしまった彼女だが、良い曲を沢山残している。この曲もその一つ。両煙火店が、趣向を凝らした打ち上げを披露してくれた。FMラジオで、「安室さんが、お忍びで、見に来てくれていたら・・・。」なんて言っていたが、本当に自分も、教え子たちを連れて来てあげたかったと思ったくらいの感動を覚えた。

この後、超ワイドミュージック・スターマインが二つほどあったが、一つは今流行している「エレクトリック・ダンスミュージック」とか言う、「あちらさんの、横文字の曲」だったので、感じたのは世代のギャップのみ。その後の青木煙火の10号玉100発のM・Sも、めちゃハイ・テンポな曲で、今年流行った曲だそうだが、聞いたことが無い。大体、10号玉をこのハイテンポで上げられる技術は認めるが、10号玉はじっくり・ゆっくり眺めたいと思うのは自分だけなのか?枝葉末節的ですが、「ホクトのきのこ」が進化していて、かなり「本物そっくり」感が出ていました。傘の付け根に一工夫(配色の)があったせいか、くっきり感が抜群。今年はマツタケも豊作だった様だが(食べ損なったが)、写真写りは結構リアル。

プログラムナンバー32番の信州煙火さんの音楽と花火のコラボも、「EDM]の曲がバックミュージックだった。うるさいだけで、花火が主役なのか曲なのか?花火自体は、相当によかったようで、協賛席で撮影すれば、繊細な色もくっきりと写ったのではないかと思った。逆に、何のバックミュージックもなしに上がった10号玉や「千輪花火」に感動している自分が居た。「晩秋の空に一本締めも」良かったし、8号玉の「スペシャル・サンクス」はこれ又、「あちらさん」の曲ではあったが、スローバラード調だったので、一つ一つの花火がじっくり鑑賞できた。実質、これがフィナーレ花火と言っても良かったかも知れない。というのも、10号玉とはいえ、「打ち止め花火」の打ち上げ時間が「スペシャル・サンクス」に比べて短かったので、尻すぼみ感があった。また、この場所から見たからかも知れないが、スーパーワイドスターマインのトラの横の長さと比べると、上段のスターマイン花火の打ち上げ幅が狭かったし、中央から外れていたようにしか見られなかったのは少し残念。とは言っても、晩秋の信濃路にこれだけ大型の花火大会を開催して下さるという点では、凄いものがある。もっとも、今年に限って言えば翌日に一旦台風で中止が決まった、「桑名水郷」が多少の規模縮小とはいえ復活!多くの花火愛好家のカメラマンは、馳せ参じたに違いない。勿論、自分も行ってみたい花火大会のひとつではあるが、無念。12月15日まで休みなしのスケジュールだけが待っている状態。(この「えびす講花火」のアップも、近藤師匠のご自宅へ届ける時間が取れず、相当カビが生えた後のアップになってしまいました。悪しからず)。

今回は、心配していた天候は概ね杞憂に帰し、風も強くなかったので、花火の形が酷く崩れることはほとんど無かった。その割には湿度が低かったせいか、煙の発生もあの物量にしては、それほどではなく会津花火よりはましだった。気温は3度、「河口湖新道峠」の0度よりは暖かいとは言え、やはり寒さは多少感じた。気になる鉄塔は、10号玉に関しては130ミリ程度の縦位置で寄せれば、鉄塔を入れずに撮影できることがわかった。横位置は普通のスターマインの場合、プログラムによっては105ミリ×1、6=168ミリでも小さく、長野の夜景の中に埋没。また、普通のスターマインの半分以上が左手から打ち上がり、完全に電波塔に重なり餌食になってしまった。よって、これらは割愛させていただきます。

帰路、今年もやはり「姨捨」に立ち寄り、夜景を拝んでからの帰宅となった。一時間に上下あわせても2本しか走らない篠ノ井線を待っている間、5分程「にわか雪」がちらつき、長野の冬が近いことを感じた。数枚電車と夜景をコラボできましたので、このコーナーの最後に添付いたします。

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