相棒の栞  モバイル版

長野県長野市元善町491
撮影日時 : 2018−12−24
12月の栞 『NAGANO DESIGN WEEK〜善光寺表参道イルミネーション〜』
今年は、喪中はがきがやたらに多く届いた。いつもならせいぜい5通前後だが、今年は二桁。年をとると、この数は減ることは無い。そんな中、学生時代に仲がよかった長野の友人の弟さんが、57歳で他界されたという知らせがあった。とりあえずは、お悔やみのはがきを出してはおいたが、彼の結婚式(因みに仲人は総理大臣経験者)に参列した時、弟さんにも挨拶しているし、その後「えびす講花火」の折にも立ち寄らせてもらった際、何度かお会いしていた。ここ二年は「姨捨の夜景」に嵌ってしまい、帰路立ち寄る事がなかったのが大変悔やまれた。

何とか今年中に、千曲市の友人が営なむ旅館へ行く機会を作らねばと思っていたが、つまるところ24日私立中学受験の6年生達が日能研主催の公開模擬テストを受けに行く日しか空いていない。ついでに、長野駅から善光寺まで、今年初めてのライトアップが有るというのを、先の「えびす講花火」大会の折、商工会議所会頭がPRしていたので、期待せずに「寄り道」してみる事を思いついた。もう一つ、今年は近藤師匠を紅葉にもイルミにもお誘い出来ていなかったので、お声をかけさせていただいたところ、直ぐに「参加」の即答があった。

予報では、かなり寒くなるとの事、さらに長野市にはチラッと「雪マーク」がついていたのだが、そこは「晴れ男」で通っている近藤師匠、ふたを開けてみれば上々の天気!10時に海老名を出発。三連休の最終日なので、車はさほど多くは無く渋滞もなかった。近藤師匠を善光寺前で下ろし、16時にピックアップの約束をし、自分はお隣の千曲市に向かう。今回ばかりは撮影がメインで足を運んだわけでは無い、長野行きだけに、いささか気が思い。友人の話だと、たまたま東京へ出張中に脳梗塞のような血管系が原因で倒れたそうで、そのまま意識が戻らなかったそうだ。話を聞いているだけで涙が止まらず、感傷的な気分のまま、長居は禁物とばかりに「ホテル・うづらや」を後にした。

善光寺に16時丁度に到着する事ができ、師匠とも直ぐに合流。自分は夜のライトアップに備えるべく準備。近藤師匠は昼間の装いから一転、インナーからの衣替え。流石準備がよろしい!17時から本堂のライトアップが始まり、三分間のプロジェクション・マッピングが始まる。それ程多くの見物客は来ないだろうと高を括っていたのだが、ドウシテ途切れることの無い観光客の列。人混みの嫌いな自分としては、撮影意欲ゼロ状態に。近藤師匠が本堂のプロジェクション・マッピングを最前列に陣取って撮影している度胸のよさに比べれば、自分は人の頭しか写らない、人混みの中での撮影。つくづくこういう場所に向いていない事を実感。シャッターを押す事もせず、ボーと辺りを見ていると、師匠から電話が入った。「山門の上にいるけど、なかなか良い眺めだよ!500円の価値はあるから上がっておいでよ。」とのご案内。言われるままに500円を払って急な階段を上がる。但し、三脚禁止、建物内部の撮影禁止。手持撮影で夜景が撮れるのか?かなり疑問だったが、ここで又近藤師匠は凄い事を実行していた。固定された照明用の台の上にカメラを置いて、パチパチ。そして、お得意の動画撮影。場所を快く譲って下さったので、自分も普段は撮らない動画まで撮っちゃいました。

プロジェクション・マッピングの動画  ⇒ クリック

結局、500円を払って山門上からの撮影をしなかったら、自分的には「何も」と言って良いくらい「なんにも」撮れていませんでした。気分的なものと、やる気の無さが、悪い意味での「シナジー効果」発揮のせいかも知れません。いずれにせよ、近藤師匠の手際のよさと、撮影し慣れていることに脱帽。この後、日ごろのお礼を兼ねて、「姨捨」に御招待。ここでも、限られた時間、高低差のある地形を精力的に歩かれ、夜景をゲットされたようです。

一週間ほど経つか経たないかのニュースで、なんと長野駅から善光寺までのライトアップが、今月28日から来年2月上旬まで再点灯されるそうだ。なんでも予想以上の集客があったそうで、いつもなら閑散としていた冬場が、かなり賑ったそうだ。店の売り上げも150パーセント近かったところもあったとか?確かに、我々が思っていたよりは人手は多かったし、自分が脚立を持参しようか迷っていたところ、師匠も「そんなに混まないだろう?」とは仰っていた。しかし、カメラマンの中にはシッカリ脚立持参で撮影に臨んでいるのを見て、一瞬取りに戻ろうか迷ったほどだ。イルミネーションは表参道だけで、善光寺のマッピングは、又来年にならなければ開催されない。但し、善光寺では、以前から、2月7日から「長野灯明まつり」として荘厳な雰囲気の中、境内で光のお祭があるので、これはこれで被写体としては悪くは無い(得に近藤師匠にとってはお得意のジャンルだ)。

今回、自分にとっては、ついでの撮影気分だったので、多くの場所を巡る事はできませんでした。昼の善光寺を含め、詳細に撮影されている近藤師匠の作品も、ご覧頂けたらと思います。

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