相棒の栞  モバイル版

福島県耶麻郡猪苗代町川桁上川原
撮影日時 : 2018−4−22
4月の栞 『観音寺川の桜(夜の部)』
今日まで晴天が4日間も続き、明日月曜日からは天気は下り坂と の予報。
日に日に気温は上昇傾向にあり、この日、茨城県の常磐 道を走っている時に車の外気温表示が29度まで上がった。
14時半ごろ観音寺川に到着した時も、太陽はギンギンに輝き、 桜の発色を心配する必要はなかった。
やがて太陽が西に傾き、 傾斜光が陰影のコントラストを際立たせる頃、満開の桜の明暗差( 光が当たっている部分と影の部分) を上手に捕らえようとしているカメラマンが居た。 先端部にのみ光が当たる瞬間をじっと待っていて、 一向に動こうとしない。こちらもその意図が十分わかるので、少し の間待っていたが、その根性に負け、仕方なくその微妙な立ち居地 を分けてもらう事はしなかった。
ニコンの広角レンズのほか、D6 10に200〜500ミリを装着しジックリお気に入りの瞬間を待 っていた。
そのカメラマンには負けるが、自分も28〜300を7Dにくっ付け、実質480ミリで頑張った。
やがて土手を上がって 来たそのカメラマンと目が合い、しばしの会話を交わした。
大抵は 「どっから来たか?」が定番の挨拶だが、そのカメラマンは地元の方だった。
ただ、ここへは初めて来たとかで、 こんないい天気は珍しいとか?「会津地方で、夕日がこんなに綺麗に見えるのはそれ程ない。」とも。
「 思ったより良い場所でした」と言うと、「福島の桜並木ではここが 一番いいんじゃないか」との返事。
すかさず、彼の口から「 日中線跡地」の桜並木の話が飛び出して来たのはラッキーだった。
「どうですか?夜にでも行こうかと思っているんですが・・・」 と聞いた所、「川が流れている分、こっちの方がいい!」 との回答。
途端に良い気分になった。
多少、 午前中の無駄な時間を後悔する重い気分が軽減された様に思えた。
「神奈川に帰ったらPRしておいて下さいね」 そう依頼されながらも、 それだけの写真が撮れていない自分を隠しながら上流と下流とに別れた。

ここの桜並木は、意外にも1キロほどあり、往復するにも丁度良い距 離だ。
ライトアップは約半分の500メートルに灯りが集中してお り、それを知らなかった自分は、下流部分で一生懸命LEDライトの発色に適したホワイトバランスを捜して、一箇所で相当時間的ロ スをやらかした。
結局、 見た目と似た色の設定が出来ず諦めて川を上がっていったのだが、 途中からカメラマンの数が急激に増え、撮影ポイントがずれていた 事に気づいた。
お陰で、貴重なブルートーン(マジックアワー) を逃し、多くのライトで照らし出された、 上流部分での撮影に失敗した。

夜になっても人出が極端に減ったという印象がなく、又しても、人 物があちこちに存在する写真しか撮る事はできなかった。
会津地方でも、日中25度程度は有ったのではないかと思う初夏の陽気に、 撮影用のベスト脱ぎ、長袖シャツの袖をまくっての行動だったが、 夜間は急激に寒くなり手元の温度計で11度ほどに下がっていた。
それでも車に戻ってベストを切る時間も勿体無いので、風邪を引かない事を願いつつ、22時の消灯時間まで粘った。
駐車場を出たのは22時半。
恐ろしいほど対向車にも、前を走る車 にも出くわさない県道322号、県道9号をひた走り(カッ飛び) 、国道294号に入って初めてトラックとすれ違った。
道沿いの民家には灯りが点いているのに、 ドウシテ一台の車にも出会わないのだろうか?SF映画か何かの、 変な世界に紛れ込んだ様な気分になってしまった。
「白河IC」から東北道に乗り「上河内SA」 でラーメンを食すまで、「おーい・お茶」一本と「 BOSSのカフェオレ」2本で16時間以上動き回っていた自分が居た。
まぁ痩せるには持って来いで すがね。

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