| 5月の栞 『新日本三大夜景の一つ〜笛吹川フルーツパーク〜』 |
夜の帳が降り始める頃、
中央自動車道上り甲府南インターから一宮・御坂インターへ向かっ
て走っていると、
左手にオレンジ色の街路灯が点々と山を駆け上がって光っているの
が見える。
甲府盆地の夜景は、どこから見ても結構綺麗だが、「
あのやや赤みがかったオレンジの街路灯が灯る山道はなんだろう?」
的に目立つ。
それが「フルーツパーク」へ上がる道。
「夜景大好き人間」としては、当然可也前に撮影に訪れた場所だ。
しかし、その時ちょっとしたトラブルが有り、
撮影を途中で断念して、急遽帰宅する事になった。
それは、
景色に気を取られて、側溝に落ちルと言うアクシデント。
しかも、 その側溝が普通のU字溝ではなく、落ちると腰の高さほどある大きなもの。
コンクリートの水槽のようなもの。
急に重力に従い、地球の中心に向かって一瞬、体が引き込 まれた(大げさな表現)感じ。
カメラもレンズも多少は衝撃を受けたが
、傷が何箇所かついたものの、割れたり凹んだりすることはなく、後で恐る恐るチェックしたら、
作動した。
しかし、足を二箇所くらい強打。
暫くして、 膝から出血があり、ズボンがみるみる濡れてきた。
実は、数ある自分の弱点の一つとして、「血を見ると力が入らな
くなる」と言う、だらしない欠点がある。
理科の授業で人体=
特に血液の循環=を教えている時は、だんだん力が抜けていき、
声も小さく弱々しくなっていく。
だから、教える前に生徒には一言断っ てから授業を進める。
勿論、できるだけ気をシッカリ持って、 頑張るのだが・・・。
話はその時の怪我に戻って・・・。
ズボンをたくし上げて傷を見る勇気が出ない。
膝のやや下側をコンクリートの角にぶつけたらしく、
打身で痛いのと、出血で撮影どころではなかった。
それ以前に、 その深い側溝から出ることさえ難儀した。
三脚とカメラを横倒しにするのも憚られるし、直立させるには自分の身長が一メートルにも満たないので、立てられない。
今となっては、どうやって上がったのか覚えていないが、おそらく他人が見たら、「何やってんだ、
あいつ」と思うほど、相当変に見えたことだけは確か。
足を引き摺りながら、「やばい事、しでかしたなー」
と思いながら、帰りの心配をした。
と言うのも悪いことに右足だったので、アクセル、
ブレーキを操作するたびに膝を動かす必要があるからだ。
そのため、少しの間は出血がなかなか止まらず、
止まるまで運転をやめるか、我慢して走るだけ走るか迷った。
ズボンで傷口が擦れるのも一因だったので、
少し走って暗い場所で、なるべく傷がはっきりとは見えないように(傷口を見たくないの
で)、恐る恐るズボンを膝上まで捲り、運転を続けた。
幸いにも、暫くして空気に触れさせたせいか、何とか血は止まったが、
傷は浅くない事が自宅へ帰って判った。
翌日、 朝一で病院へ行き診察。
ドクター曰く「いつ怪我をしましたか?」 。
「昨日の夜10時頃です」。
「うーん、 10時間以上経っているなー、縫うのは無理だな」。
やむを得ず、 自然に肉が上がって来るのを待つしかなかった。
「やっぱり軽くはなかったんだ!」
そんな苦い体験があって、チョッとここ、「フルーツパーク」
はご無沙汰してしまっていた。
3日は仕事だったが4,5, 6と三連休、本来なら遠出をしてもいいのだけれど、
これと言って行きたい所もなし。
毎年、この時期は思いっきり遠くへ行くか?
近場で誤魔化すか?のどっちか。
大抵、近場といえば冨
士山を絡めた富士五湖周辺か、ダイヤモンド冨士(随分とマンネリ
化してきたが)。
4日は山梨県小菅村で「多摩源流祭り」があり、
地元山梨県の齊木煙火本店さんの花火(会場の関係で4号玉程度で
すが)が見られるので考えていたが、気持ち的に「行く・
行かない」が半々。
大体こういう気持の時は、行かない事にしてい る。
自分にとって、ワクワク感・気分転換・自己満足的要素が強い写真撮影の趣味だが、真に
行きたい気持ちにならなければ、敢えて出かけなければならない理由は無
いと思っている。
それに、自分には無限と言っても過言でない、
しなければならない勉強が山ほどある。
生徒一人ひとりのことを思ったら、「これでいい」なんて限界は存在しない。
彼等のことを思えば、 むやみに出かける必要は全く無い。
それで、4日は自宅での研鑽と なった。
5日は気分転換程度に、御坂峠を越え、甲府盆地へ。
「フルーツパ
ーク」と言う名前から連想されるのは、温室の中でイチゴやメロン
、パイナップルにキューイ・フルーツetc(思いつく果物を列挙
しただけ)が好きなだけ食べられる・・・、そんなイメージかな?
確かに、大きな球形温室が3つほどあるが、到着時は営業時間外で
閉まっていた。
だから中に何があるのかは下調べなしなので詳細を承知していない。
公園全体が傾斜地ゆえ、散策にはチョッとキツイ坂もある。
しかし
、ざっと見たところ、レストランや工房、アスレチック施設もあるし、
勿論眺めも良い。
裂傷を負った時、
一番上の温泉施設から撮った景色が良かったのだが、この日は、
駐車場が満車で門前払。
中腹にある第三Pに車を止めるしかなかっ た。
天候は悪くはなかったが、なぜか夕方から雲が多くなり、
夕焼けは勿論、ブルーの空も全くなかった。
辛うじて(肉眼で微かに)見える冨士山だけは撮る事ができたが、それも僅かな時間で、
やがてどこへ行ったか肉眼では判別がつかなくなった。
一度レンズ
を別方向に振ってしまうと、次に冨士山を捜す時は、当て勘で暫くレ
ンズを開放しシャッターを閉じた後、モニターで冨士山を捜し、
微調整する方法を取るしかなかった。
「新日本三大夜景(奈良市若草山・北九州市皿倉山」)の一つとは
なっているが、「夜景の美しさ」の選定基準を知らないので、何と
も言えないが、おそらくアクセスが良いと言うのが、可也のウエー
トを占めているのだろう?
ぶっちゃけ、もっと感動する夜景地はい くらでもある。
ただ、そういう場所は、それを見るためのアプロー
チが不便だったり、多少山登りを含んでいたり、怖かったりするので、治安上も
大々的にはトップ3とか新トップ3になる事は無いのだと思う。
今回は(いつもか?)チョッと撮影の仕方が下手で、フルーツパー
クの夜景を綺麗に表現できていません。
中央高速を使えばアクセスもよく
、遊具施設もあるので、ご家族で一日中楽しめます。
お勧めは「
浮き橋」=施設名「いかだ橋」で、この日も子供さんからカップルまで「
キャーキャー」言いながら渡っていました。
今回は、
施設案内ではありませんので、「いかだ橋」の写真が無いのが残念ですが。 写真ナンバー1の左下に見えるのが、「浮き橋」です。 |
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