| 7月の栞 『第36回蒲郡まつり納涼花火大会』 |
7月に入って、殆ど雨が降らず、庭の草木が枯れるか、自分が夏バ
テでダウンするか、最悪熱中症か?
そんな心配をしていたら、台風
12号がグィーンとカーブして、ありえない方向から接近してきた
。
一時は関東直撃かと思われた台風、ハンドリングよろしく、急カ
ーブを描き東海地方へ。
7月28日と言えば、全国で相当数の花火大会が予定されていた。
ざっと数えて50ほどの大会が中止、又は延期となった。
テレビで
は盛んに「隅田川の花火大会が翌日に延期になった。」と言う報道ばかりが目立ったが、安倍川を取り上げていた局も一社あった(自分が見た限りでは)。
しかし、少しばかり花火に関して情報を持っ
ている人間にとっては、「マスコミの取り上げ方って偏っているな
。」と言う印象。
よく「限られた時間の中でお伝えしなければならないので・・・。」と言うフレーズが聞かれるが、それだったら隅田川の花火だけ取り上げないで、その時点で判っている中止、又は
延期の一覧でも映せばいい(首都圏だけでもかなりの数が列挙される)。
そうでなければ、扱わなくてもいいのではないかと思った。
勿論、隅田川花火は毎年100万人近くの見物客(今年は日曜日に延期になったおかげで87万人とか?)で賑うそうだし、200年以上の歴史がある(以前は両国花火と呼ばれていたそうだ)。
飢餓
、貧困、戦争、その他で亡くなられた方々の鎮魂、慰霊の意味合いもある。
TV東京が中継するのはさておいて、大規模だろうが、村祭の花火だろうが、多かれ少なかれ花火大会には、先祖の霊に対する意味合いが含まれている事が多い。
だから、どの大会でも、この
日のために準備してこられた関係者のご苦労に、差は無をつけるべ
きではないし、落胆の気持ちも同じだと思う。
取り上げる段階で、既に偏りは生じるものだが、どこかシックリ来ない。
マスコミに噛みついても、どうなる訳でもないので、この辺にして(30日夜、
日テレNEWS24{隅田川花火・順延開催で思わぬ影響}
と言うテーマで、かなり掘り下げて報道していたので、少しは「
噛みつく」気持ちが「吠える」程度に落ち着きましたが)。
29日は、以前から三ケ日のK氏と「蒲郡でお会いしましょう!」的な約束をしていたのだが、前日の「蒲郡まつり」のイベント全てが早々に中止。
土曜日の22時頃(丁度その頃、
浜松の南辺りを台風が西進していた頃かしら?)にK氏から「
明日は、行ません。」とのメールが入った。
自分もその時点では、 茨城県「大洗の花火」を検討中だった。
なぜなら単純に台風から離れた場所の方が良いと思ったから。
ただ、大洗も開催決定が15時発表。
よって開催するか否かを確認できずに家を出なければならない。
そこで、予備的に同じ方向の「福島花 火」を押さえる。
15時の段階で大洗が中止なら、福島まで走っても十
分間に合うからだ。
そして、台風情報を見ながら、いくつかの予報
機関で、明日の天気予報を見る。
台風一過の上天気にはならず、
東寄り又は南から湿った空気が入り込むという点ではどこも大体一
致。
何せ、此れまでの台風と全く逆方向から来て、逆向きに進んで
行ったので、どんな天気になるかも、当てにはならない。
ただ、
午前一時の時点で、茨城県水戸が雨のち曇り、愛知県豊橋が雨のち晴れの予報を出していたので、完全に迷う。
なけなしの知識でいえば、東寄りの風と言うのは大体天気が良くない。
三陸海岸の辺りはご存知の通り「やませ」と呼ばれる、
東よりの風が吹くと、気温が低かったり、日照が少なかったりで、
農作物に被害が出たりする。天気予報で各地の気温を見ていると解
るが、銚子市だけ気温が低いことがよくある。
黒潮が九十九里から沖合いに離れ、北からの親潮が多少流れ込んでくるからかな?と勝手に考えたりする。
今回も、もしかしたら
台風が通り過ぎたばかりの愛知県の方が流れ込みが少ない分、アリ
かも?と言う結論に達した。
当日AM8時発表の蒲郡花火は、予定通り開催が決定。
もっとも、 自分が起きたのは11時だが。
昨年は三尺玉の半分しか見えなかっ たし10号玉でさえ完全な形で見ていない。
リベンジの意味合いは 残っていた。
昼の天気予報では、藤沢は台風一過の上天気だったが
、御殿場など山間部では局地的に雨が降っているとのこと。
散々検討した結果ゆえ、迷いを捨て、昨年と同じ時間に出発。
目指すは昨年と同じ「とよおか湖公園」。
概ね晴れの天気が続く新東名ではあったが、
途中、路面は直近に降った雨で、前を走る車の飛沫がフロントガラ
スに飛ぶ。
晴れているからと言って油断はできない。
ただ、台風の影響からか、遠出を控えたようで交通量は少なめ。
心配なのは、高速を降り三河湾オレンジロードから「とよおか湖」
へ入る林道のような道。
昨年も、木々が生い茂り、
竹林の一部が道路に覆いかぶさっていて、車の屋根を擦りながらの走行だったが、今年は台風の後だから、道さえ通れるのか心配だっ
た。
最悪、蒲郡市内から入れば問題はないが、市内は渋滞が始まっ
ている頃。
例によってナビがなければ、見落としてしまいそうな「
とよおか湖」への入り口。
おそらく山側から入る車は少ないのだろう?
台風通過直後とあって、道路には強風で折れた枝が散乱してい
た。
一人では持ち上げられそうも無い幹が道幅半分を占領していたり、道路w期に片付けられたおびただしい数の枝が、
対向車とのすれ違いを困難にしていた。
低く垂れ下がった竹林のト ンネルは、SUVの屋根をザァーと音を立てて通過するしかない。
おそらく、この道を台風が過ぎ去って最初に通ったドライバーは、
障害物の片付けに悪戦苦闘したことだろう?
16時半昨年とほぼ同じ時刻に目的地着。
しかし、今年はラッキーな事に5〜6台ほど止められるダム近くのPが、まだ3台ほどスペ
ースがあった。
矢張り、出足は遅いようだ。
急いで三脚だけ持って 場所取り。
もっとも、手前から順番に埋まっていくスペースはカメ
ラマン半分、一般のレジャーシート半分。
自分は、たまたま150
センチほど空いていたレジャーシートの間に滑り込んだ。
一度来て
いるのでロケハン無しで車に戻り、「おやつ」ともつかないお食事
タイム。
湖畔は風が相当強く、下手をすれば帽子が飛ばされそうな 勢い。
その後、30分もしない内に残り2台分のPスペースは埋まり、路駐が始まった。
18時に機材を持って、いざ出陣。
雲は低めではあったが、後から 後から流れて行く。
上空も風があるようだ。青空も見えたが、
昨年のトラウマで低い雲がやたらと気になる。
気温は29,8度、 湿度80パーセントほど。
とりあえずは蒲郡に決めて良かったのでは?と、ここまでは順調だったのだが、
持参レンズを間違えるという、よくやる失敗を今回もやらかしてしまった。
ケースを開けてみて28〜300の筈が、70〜200が出てきた。
同じケースなので防湿庫から出す時に間違えた。
確認を怠ったのも悔やまれる。
10号玉なら、200ミリもあれば 十分なのだが、4号から8号をアップで撮ろうとすると、チョッと
小さい。
いや、全然小さかった(恥ずかしながら、 掲載させて頂きますが)。
もう一つのミスは、 昨年もFMを聞きながらの撮影だったが、今年も、と思い「
椰子の実」(84,3MH)に合わせる。
しかし雑音ばかりで聞こえない。
ラジオの電池不足なら音も出ないが、
念のため予備の電池を入れてみた。
駄目だ!もう一台のラジオをポ ケットから出す。
しかし、こちらも駄目。
どうも実況が無いようだった。
強い味方を失った様で少し落胆!いえ、凄くショック。
此れだけではなかった。
更なる追い討ちが待っていた。
19時50分に上がる筈の3尺玉が、数分待っても上がらない!
カメラをそちらに向けて待っていたら、右側の 埠頭から10号が上がり始めた。
三尺玉無視で次なるプログラムへ行った様だ。
ラジオが聴けないので何も判らない。
方角も画郭もセットし直し。
次の三尺は20時10分。
しかし、実況の無い、4キロ離れたこの場所では、ニ発目が時間通りに上がるのか?
一発目はどうなるのか?
又、これから三尺がいつ上がるのかは、
左手打ち上げ場所を注意しておくしかない。
ただ、 右手の花火を撮影しながらでは矢張り無理。
予想する事さえできなくなっていた。
20時11分、右方向で10号(8号かも)クラスの花火が上がっている最中に三尺を上げる合図の小さな花火が上がった。
ただそれ も少し待ってからの打ち上げだった。
一方で、埠頭からは休みなく
プログラムにあわせて花火が上がる。
打ち上げ準備が完了した(ひ
ょっとすると何度も点火を試みて、たまたま点火できた段階で)打
ち上げられた三尺は確かに素晴しかった。
しかし、撮り損なった。
一体、この三尺は二番目の三尺なのか?
20時10分と言えば二番目でもおかしくは無い。
プログラムはすすんで行くのに、 FMラジオ無しでは、今プログラムの何番なのかも把握できない。
一応コピーをしたプログラムは持って来たが、そんなもの、
暗闇では役に立たない。
第一、ライトで照らしたところで、 老眼の目では読めない。
やがて、20時20分頃に、 いきなり三尺が上がった。
だとしたら、さっきのが一番目なのか?
結局、最後の三尺が上がったのは20時59分頃。
ファイナルのプログラムと一緒にドサクサで間に合ったと言った感じ。
全て打ち上げは成功だったし、 形も色もほぼ完璧に近かった。
しかし、三つとも定時には上がらず、
三発とも撮影に失敗してしまった。
見るも無残な結果に、一度はアップを躊躇い、「7月の栞」から脱落させて置いた。
しかし、 後日、冷静に考えてみれば、前日までの台風の影響で、
各地、順延又は中止が相次ぐ中、
蒲郡の花火は予定通り打ち上げてくれた。
台風による大雨で、
三尺玉も多少湿気を多く含んでしまったのかも知れないし、
高波の影響を受けて、設置した配線のトラブルかも知れない。
どうであれ、打ち上に漕ぎ着けた事に敬意を表し、
毎年進化を続ける加藤煙火店さんの綺麗な花火を観賞できた事に感謝し、見るに堪えない自分の写真ではありますが、
公開させて頂きます。 |
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