相棒の栞  モバイル版

山梨県富士河口湖町浅川
撮影日時 : 2018−8−5
8月の栞 『河口湖湖上祭大花火大会(初観覧)』
煙火業者3社による競演がある、信州上田大花火大会(一万発)へ 行こうか迷ったのだが、体力温存を決め込み、近場の河口湖にした。
おそらく花火撮影を楽しむ多くのカメラマンの中で、 自分だけが夏の河口湖の凄さを解っていなかったのではないかと 、恥ずかしく思った。
それ程良い大会だった。
そもそも、打ち上げ場所が冬花火と異なり、畳岩の沖。
よって、何時も駐車する船津のボート乗り場付近の無料Pは全て閉鎖される。
花火撮影の師匠である、高津氏のHP「花火の杜」で、過去の観覧記を拝見すると、メイン会場は昼12時では最前列の場所取りが厳しいとあった。
冬と違いスターマインは数箇所に分かれて打ち上げられるようで、できれば正面が理想。
しかし、 あっさりと自分は諦める事にした。
12時に場所を押さえた後19時半まで、どーやって過ごせば良いのか皆目見当もつかない。
炎天下、河口湖で泳いで良いのか? はたまた温泉にでも浸かっていれば寛げるのか? 時間潰しのアイディアは浮かばなかった。

夏の河口湖をナメテいたので、出発は14時過ぎ。
一回表巨人の攻 撃で、1,2番が中日・山井投手の前に、だらしの無い三振に倒れ 、マギーも凡退。
巨人のピッチャーが今村じゃ勝てっこないな、 と思いながら熱波の中の外出(後で結果を見て、 まさか今村が完封するとは!)。
真夜中なら最短2時間で河口湖までは走れるのに、裏道(パノラマ台経由)を選んで2時間半。
それでも早いほうだ。
既に、河口湖周辺の道路も駐車場も大変な混雑。
初の撮影ゆえ、一応「船津」 のボート乗り場付近まで行き、台船の位置を確認。
おびただしい数の筒がビッシリと並べられ、大きさ(径)もデカイ。
それよりも浴衣を着た女性のグループが目立つ。
湖畔道路は、 かなり歩行者に注意しないと事故でも起こりそうな賑わい。
次第に 、「河口湖の夏はただものではない」事が解って来た。
大池公園前 付近から車は全く動かず、河口湖大橋南交差点を右折するのに信号を4回も待った。
大橋を渡り産屋ヶ崎の定番ポイントは、 三脚が道路沿い及びその下の遊歩道ともビッシリ。
ようやく、 この光景を目の当たりにした自分は、焦り出す。
最悪、 湖北ビュー−ラインを、「オルゴールの森」 方向に走れば場所が無いわけではないのだが・・・。
今日に限っては、冨士山とのコラボはチョッと難しかった。
と言うのも月齢の関係以上満月には程遠い。
しかも冨士山が霞んでいて、はっきり見えないのだ。
それともう一つ、夏の花火は、芸術玉がふんだんに上がる。
更に冬花火では見られなくなった孔雀花火が見られるのだ。
となると、河口湖大橋の向こう側に行くのは出来るだけ避けたいと思った。
しかし、悲しいかな到着がかなり遅かった。
いつもなら止められる路肩の空き地は、ギッシリの車。
他県ナンバーがやたらと目立つ。
もっとも、 ここに止めても今度は帰路が大変。
こういう時は一キロ程度は離れた場所が良い。
皆が多少遠くていやだなと思う距離くらいは我慢して歩くに限る。

16時50分、たまたま通りかかった「北中学校(」河口湖美術館 隣)前でガードマンが合図をしていた。
ラッキーな事に校庭が開放 されたばかりで、ドンドン車が入って行く。
運動場の砂塵が気にな るが、止められる場所を確保でき一安心。
因みに、この臨時Pも18時過ぎには満車になっていた。
ここは花火終了後の脱出にも便利で、左折して直ぐ右折すると、新しく出来た137号のバイパス( 新倉河口湖トンネル)を走れば、殆どストレスフリーで山中湖方面に出られる。
一方、撮影場所はどうしても大橋の東側(冨士山に向 かって左)で撮りたかったので、定番ポイントを歩く事にした。
産屋ヶ崎の隋道を潜ると、手前から隙間なく並ぶ三脚。
基本的には137号線の歩道に三脚を設置するのを好まない(後ろが気になる) ので、下側の遊歩道に下りる。
ここもトンネル手前から順に埋まっ ていた。
夏の河口湖花火はスターマインにワイド感があるので、出来れば台船に正面から対峙したい。
しかし、台船中央の裏は大橋の 向こう側だ。
だから、皆少しでも花火の筒が重ならないように、産屋ヶ崎寄りに位置したがる。
それは当然のこと。
三脚の列が切れた辺りは、結構、筒の間隔が狭く、最悪の場合、スターマインは幾重にも重なり一箇所打ちに近くなってしまう。
しかし、今回は潔く腹を括るしかない。
河口湖の夏を甘く見ていた自分がいけないのだ。
駐車場からノロノロ、カートを引きながら約20分、身軽なら15分の距離だ。

結局、打ち上げ時間になって、自分の左側に三脚は殆ど増えなかっ た。
つまり、自分が一番遅い場所取りだと言う事。
その証拠には、 自分の両サイドとも家族連れ。
打ち上げ開始直後に割り込んで来た 、子供三人を連れたお父さんカメラマン。
「何だ、こいつ!」とは 思ったが、身長が1メートルほどしかない女児がうるさいので、 場所を空けてあげる「優しさ?」を持ち合わせている自分がいた。ところが、長女と見られる小学5,6年生「ここの花火、なんか他より綺麗だな!」と言うではないか!帰り際、お父さんカメラマンから、場所を空けてくれた御礼を言われた時、「お嬢さん、花火見る目がありますね。」と言うと、「先週は隅田川にも連れて行っているし、好きなもんで・・・」との返事。
なるほどと思った。

プログラムの中には、花火コンクール「夜空のコンクール」なるも のがあり、齎木煙火本店・マルゴー・山内煙火店・丸玉屋小勝煙火 店の地元山梨県組みのほか、山崎煙火製造所さんが茨城県から参加 。
それぞれの特徴がはっきりわかる盆を上げていました。
4号から 7号までの早打ちやスターマインの花火も、各煙火店のものが混じり、大変見ごたえのあるものでした。
プログラム上は明確な表記はなかったのですが、水中孔雀花火が見られて、7年ほど前の河口湖冬花火を思い出しました。
生憎、冨士山がぼんやりとしたシルエッ トで、やがて闇夜の中に溶け込んでしまい、写真には写りませんで したが、花火だけでも十分すぎる内容。
夏の河口湖を甘く見ていたことを反省しつつ、出来れば来年も都合が付けば行ってみたい花火大会となりま した。

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