相棒の栞  モバイル版

静岡県熱海市
撮影日時 : 2018−8−30
8月の栞 『夏季熱海海上花火大会』
8月だけでも5回も開催される熱海海上花火大会。
8月19日にも行くことを予定しておりましたが、前日「赤川花火」からの帰宅後、朝の8時に就寝。1
6時ころまで爆睡してしまった。
たまたま気温が低かったので、寝やすかったのかもしれない。
17時半に自宅を出て、余裕で熱海まで行かれると思った。
しかし、湯河原海岸辺から車の流れが悪くなった。
先日の台風で熱海ビーチラインが普通になっていることは承知していたが、この時点で、その影響が予想以上であることは、想像すらしていなかった。すなわち、熱海市に入り、ビーチラインの合流地点まで、ずーと渋滞していたのだ。
湯河原で18時半、まだ、いくらなんでも多少の余裕はあるはずだった。
しかし、湯河原を抜けてからは、1メートル進んでは止まり、また進むという運転の繰り返し。
20時に熱海海岸に到着しても、当然駐車場が空いている筈もなく、どうにもならなかった。
実は、この日の撮影場所は網代漁港付近を探索し、熱海城のシルエットを入れて撮影するつもりだった。
しかし、到着したのが20時20分過ぎ、すでにオープニング花火が遠くで打ちあがっていた。
漁港の資材置き場に車を止め、急いで三脚を立てる。
しかし、結局撮れたのは、最後の大空中ナイアガラだけだった。
おそらくデジタルスターマインも高さがそれほどあるわけではないので、トラの部分が見えなかったのかもしれない。
思ったほどのロケーションではなかったのと東寄りの弱風だったので、陸にに向かって煙が流れている(むしろ滞留している)感じだった。

機材を積み込み、軽ワゴンのイグニッション・キーを回す。
微かにセルモーターの音がした後、無音。
直感的にバッテリー上がりを疑った。
行きの渋滞の中、エアコンをつけてアイドリングばかりしていたから。
10分ほど置いてバッテリーの回復が見込まれれば、少しはセルが回るかも?と思い待った。
しかし、全く音なし。
一応ボンネットをあけバッテリーターミナルの接点をチェック。
しっかり締まっていた。
JAFに連絡するしかなかった。
状況を説明し止めた場所を説明するも、詳しい場所は説明しろと言っても無理。
何せ初めて来て、初めて止めた場所だから。
花火大会後だから、さぞ待たされるだろうなと思いきや、すぐに担当の業者さんから電話が入った。
「バッテリーがあがったと思います。」「わかりました。」やがて、「近くまで来ました」というので、広い道路に出てLEDランプで合図を送る。
すぐさま、バッテリーの電圧をチェック。
返ってきた言葉は「12,3Vありますから、バッテリーではないと思います。」ガーン!
すぐには直らないとわかった。
次にヒューズをチェック、異常なし。
次にスタータを疑り始め、車の下にもぐり、「スターターを金属の棒でたたくので、その間にエンジンをかける要領でキーを回してください。」と言われた。何がなんだかわからなかったが、言われるままに。
しかし何度も試みるも、反応なし。
「たぶん、スターターかクラッチを踏んだ時のセンサーが壊れています。」
更に、「僕よりメカに詳しいスタッフが来ますから」と言う。
すぐに車載可能な3トンあたりのトラックが来て、いよいよやばい状態に。
最悪、藤沢までこれに乗って帰る羽目になることは容易に想像できた。
ベテランらしく、後から来たメカニックは、自分の軽ワゴンに牽引ロープを架け、若い同僚に低速で車を引かせた。
あろう事か、少しずつ動き出した自分の軽ワゴンのスターターを回す。
上下にガクガクゆれながら(ギアが入っていて、そのギアの力でピストンを動かすのだ)エンジンがかかった。
バイクでバッテリーがあがった時など「押しがけ」してエンジンをかけたことはあったが、まさか、四輪で目の当たりにするとは・・・。
試しに一度エンジンを切ってみた。
次にスターターを回しても、軽ワゴンは「死亡」したままだった。
もう一度牽引し、ゆっくり走り出すと、魔法にでもかかったかのように生き返る。
「ご自宅まで、車を載せて行ってもいいですし、自走して帰ってもいいですよ。
ただしエンストしたらもう動きませんから・・・。」自宅まで帰ったとしても、そこでエンジンを止めてしまえば、改めてディーラーに取りに来てもらうしかない。
一端、何時もの修理工場まで行き、車を置いた後自宅まで送ってもらうにしても、行きの渋滞を考えると、この花火終了後の渋滞はもっとひどい。
この人たちのご苦労を考えると、とてもじゃないけれどその選択はなかった。
「別に明け方までの勤務だから、どうって事ないですよ!」とは仰ってはくれましたが。
「熱海市街は渋滞しているので、伊豆スカイラインで帰りたいんですが。」と言うと、「山伏峠」に入る道を教えてくれた。
そして「もしもエンストしたら、緩やかな坂を見つけて、・・・、」押しがけの要領まで教えてもらった。
「あそこなら坂ばっかりだから、大丈夫だよ!」かくしてエンストすることなく(普段滅多にすることはないが、エンストのことを思うと、変に緊張した運転になってしまった。)自宅に戻った。
エンジンをかけたまま撮影機材を下ろし、電動アシスト自転車を載せ、修理工場へ。
勿論営業してはいないが、勝手知ったるモーター屋さんなので、事情は後でFAXすればいい。
到着後、自転車を下ろし最後に多少坂になっている場所に車を置き、エンジンを切る。
もう一度スターターを回してみたが、生き返ることはなかった。
50分かけて自宅に戻り、FAXを入れたのが午前二時だった。
JAFの方もおっしゃっていたが、マニュアル・トランスミッションでなければ、「押しがけ」はできない。
現代の化石(現在街を走る車の90パーセント以上がオートマ)と言っても過言ではないシステムだが、変なところで有利に働いてくれた。

本来ならスルーしてもよかった30日の熱海だったが、18時過ぎに仕事を終え、出かけることにした。
もちろん国道135号線は使わず、箱根新道から伊豆スカイライン熱海峠を目指す。
過去何度も行っている「滝知山」からの撮影。
時間的にも18時半に出発、間違えなく間に合うのは、ここしかない。
到着は19時40分。
箱根新道を峠まで上るにしたがって、天気がどんどん悪くなっていく。
そして峠付近では、霧が立ち込め始めた。
県道20号に入る分岐すら、はっきりわからず、ハンドルを切り足しての修正を余儀なくされた。
ここはかなりの頻度で深い霧が発生しやすく、その状況に出くわした時は結構気合を入れて運転しないと、めげて、走れなくなる。
この日も、そのスピードはないだろうと思えるほどの車に追いついてしまい、「どこ見て走ってるの?」と言いたくなってしまった。
時速20キロも出ていないし、ブレーキランプだけは賑やかに点く。
絶対自転車に負けるスピードだ。
左側の白線に沿って見える範囲のところを見て走れば、どうって事ないのに・・・。
前方に二台連なっていたし、追い越し禁止だったので仕方なく付き合ったが。

「滝知山園地」に到着して車のドアーを開けると、ものすごい力で押し返された。
びっくりするほどの強風。
駿河湾から上がってきた風が瞬間で10メートルは優に吹いていた。
しかも、夕焼けどころか黒い雲がこちらに向かって流れてくる。
雨を覚悟しなければいけないかと一瞬思ったくらいだ。
先客は、カメラマン2名、熟年カップル?一組。
もっとも、テレビ塔側での人数。
より前方の「滝知山展望台駐車場」にはおそらく何名かのカメラマンがスタンバイしていたと想像する。
20時頃までは強めだった風もおさまりつつあったが、黒い雲は、熱海海岸に向かって流れ下って行く。
過去幾度も、10号の上半分が見えなかった花火大会を経験している自分にとって、このロケーションから、その光景は容易に想像できた。
「初島が見えなくなったらヤバイな。」と思いながら、カメラを半信半疑でセット。
しかも今日は特別に2尺玉が一発打ち上がる。
「どうか低い雲よ!来ないでくれ!」と祈る気持ちでオープニング花火を待つ。

が、又しても画郭を外す。
記憶ではもっと後楽園ホテル側だったような?。
急いで修正するも、そのあとの玉は、だらしなく無秩序に上がる。
構図的にはよろしくない。
はっきり言ってしまえば、ここでの狙いはオープニングとデジタルスターマイン、ラストのナイアガラしかない。
それに今回は2尺が入っているのだが、いつ上がるのかは完全には把握していなかった。
勿論FMは受信していたのだが、大空中ナイアガラの初めなのか、途中なのか、ラストなのか、聞き逃したのか、そこまで詳しく言ってはいなかったのか?
結果、最初だった。
しかも、高さは低く、形はキューブ型。
あえてそうなのかと思うくらい四角だった。
今回は、デジタルスターマインの方が構図的にはgoodだった。
2尺玉打ち上げの後直ぐに大空中ナイアガラが始まってしまったので、構成的にはイマイチ。
むしろ、独立させるか、ナイアガラが終わった後で、ジックリゆっくり上げて欲しかった。
又、打ち上げ場所も岸壁の左側だったので、所詮ナイアガラとリンクさせるのは場所的に無理。
打ち上げ順序に問題を残したのではと思えた。

雨は免れたが、相模湾は何とか見えたものの房総半島まではぼんやりとしか見えず、日中の晴れは天気予報通り夕方から曇りとなり、空の色や、後方に広がる夜景は全く駄目だった。
花火だけは風向きよろしくOK。
帰路、玄岳ICからR135号に合流。
花火終了から40分近くたっているのに、依然として熱海メインストリートは渋滞していた。
矢張り、ビーチライン通行止めの影響は大きい。
最初は、伊豆山あたりの信号機が渋滞の先頭だろうと思ったが。
確かにそこから先一旦は時速40キロ程度で走ったものの、直ぐ渋滞。
結局神奈川との県境まで渋滞は続いた。
ここからは真鶴道路と分岐するのでスイスイだろうと思ったら、真鶴駅を過ぎて間も無く、トンネル手前から又渋滞。
「合流だけで、こんなに進まない訳無いな!」と、嫌な予感。
どこかで「お釜でも掘っていっるのか(追突事故)」と思うくらい進まない。
やがて岬を回る国道が、はるか彼方まで赤色テールランプのラインと化していた。
旧道へ回るか迷ったが、やがて渋滞5キロの掲示板。
なぜかナビには表示されず。
2キロ程度進んだところで、工事を知らせる黄色い回転灯が見えた。
先の台風で車ごと流されたと言う、江之浦漁港付近の護岸工事だった。
その後は皆さん、堰を切ったかの勢いでスピードオーバー。
結局3時間半以上かかっての帰宅と成った。

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