相棒の栞  モバイル版

神奈川県川崎市高津区諏訪2丁目先
撮影日時 : 2019−10−5
10月の栞 『川崎市制記念多摩川花火大会(初観覧)』
多摩川を挟んで、対岸の「世田谷区たまがわ花火」との同時開催。ジョルダンなどでは人気度は神奈川でもトップクラスだが、これまで出かけたことは無かった。例年、夏に開催されていたので他の花火大会へ行ったりして日にちが合わず。また、混雑も半端じゃないとも聞いていて尚更行く気はなかった。一昨年、落雷による事故が発生し、気の毒な大会となってしまった。その為か?咋年からは秋にずらしての開催となった。本来なら、10月の第一土曜といえば、土浦花火なのだが、今年は茨城国体の関係からか10月下旬開催。よって混雑覚悟で、初観覧の神奈川県内の花火大会を一つ潰すつもりで出かけてみる気になった。

天気の事は、当然ながらいつも気にしてはいるが、今日に限っては全く心配なし。風向きだけチェック、南南東から東寄りの予報。となると多摩川下流、下野毛方向。以前、大手進学教室の「頭」を川崎多摩地域でやらせていただいていたので、地理的には明るい。第三京浜の橋脚下付近しか撮影ポイントはない様に思えた。後は、コインパーキング探し。多摩沿線道路、「下野毛3丁目」交差点(ファミマがある)を左折するとタイムズのPが2ヶ所ある。ここから第三京浜下までは手ぶらで歩いて10分チョッと。2ヶ所合わせて50台ほどの収容能力があるから、大丈夫じゃない?と、13時出発。

横浜新道、第三京浜共に渋滞もなくスイスイ。14時に目的地到着も、お目当てのコインPは両サイドとも「満車」表示。仕方なく付近ウロウロ、いや違う、ウロウロしようとして何気に右折したら、東京建物系列のNPCコインパーキング発見。まだ5台ほど空いていた。しかも、タイムズより安い24時間500円、逗子海岸で2500円かかったことを思えば、大バーゲンだ。早速、折りたたみ自転車を組み立て土手道路を場所取りに走る。予想はしていたので驚かなかったが、あちこちデカいブルーシートで派手に場所取りして有った。もっとも、こちらとしては最後列の隙間スペースを捜せば良いので、何の苦労もない。これで準備は整った。天気も良いし、サイクリングロードを246号辺りまでロケ・ハンしようかと思ったが、後輪のタイヤの空気がかなり減っていたので、最悪パンクの可能性があると考え、直ぐに戻ることにした。14時30分にタイムズのコインPの前を通ったら、両側とも満車表示が消えていた。と言うことは花火の車での満車ではなかったということ。少し待てば入庫可能な事もあることだけは確認できた。もっとも15時30分には自分が留めたパーキングを含めて、3箇所とも全て満車表示が出ていた。ご参考までに。

開始30分ほど前になると、予め場所取りをしてあった空間は、見る見るうちに埋まり後方には立っている人も増え始めた。初めての観覧故、場所的に此処では世田谷の花火と重なってしまうのではないかと不安を抱きつつオープニングと成った。レンズは横位置16〜35ミリを装着したが、40ミリ辺りで画郭一杯か?縦位置は世田谷花火を単独で捕らえようかと7Dに24〜105をつけたが、「帯に短しタスキに長し」だった。それと、2箇所の花火は重なりはしなかったが、重なる寸前で、世田谷の花火を単独で撮影するには間隔が無さ過ぎて、双方が被ってしまう。御参考までに一枚アップしておきます。

プログラムが進むにつれて、はるか遠くに見える世田谷の花火の10号玉の中に結構注目に値する花火が上っていたり、見事な千輪まで見せ付けられて、気持ちが半分川崎から世田谷に飛んでしまった。後半になると、遥か遠くではあったが、かなりのワイドスターマインまで目撃してしまい、気持ちの落とし処を失ってしまった。アップで世田谷の花火をとるには倍率が低すぎ、105ミリ×1,6倍では、川崎の花火と被った撮影、いや前方を川崎花火に邪魔された写真といったほうが良いかも。川崎側は市制記念の花火だから、この程度の花火でも十分なのだろう?実際、飲食物を持ち込み、ビールで乾杯しているグループには、60分間楽しめる花火大会が開催されるだけで、満足なのだと思う。彼らは会話が弾みすぎ花火は二の次になっていく。それなりの仕上げに入っているスターマインの打ち上げ中にトイレに立ったり、前を横切ったり、いわゆる地元花火のレベル。唯、二ヶ所が甲乙付け難い内容なら兎も角、初観覧した人間としては、風向きさえ許せば、世田谷の花火をメインで撮影したいものだと感じた。

帰りは、多摩川に沿って3本ほど歩行者と自転車用の道が有り、歩くにはこれだけ多くの人出と、大挙して押し寄せた自転車利用者にも拘らず、スムーズな流れだった。しかし、多摩沿線道路を渡るために信号待ちをしている人が大勢いて、人間様の大渋滞、車は時々しか通らないので、ガードマンの目が届かない時は、信号無視で横断する人が出るほど。とにかく信号待ちが長くて、青信号の時間が大変短い。普段は数えるほどの人しか青信号で渡る人がいないから、それが当たり前の青信号の短さなのだろうけれど、警察官が手信号又は信号機を直接いじるなりして、調整してほしいものだ。車との事故より、待っている間の階段状での将棋倒しや、暗さのほうが余程不味いと思うのだが。

機材を積み込み、ワン・コインを投入、多摩沿線道路に出る赤信号待ちの後は、交通量も少ない道路を、丸子茅ヶ崎線(中原街道)目指して走る。相も変わらず中原街道は走りにくい道だが、溝の口、武蔵小杉、鷺沼など昔懐かしい地名の書かれた行き先表示板を見ながらの帰宅となった。

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