| 10月の栞 『港公園夜景』 |
<鹿島石油工場夜景>
工場夜景は近藤師匠からのご指導を受けたものだが、個人的には無機質な情景をあまり好きになれない。当たり前だが、臭いし音もうるさい。しかし、一端それを撮り始めるとなかなか面白い。前回、工場夜景を撮影したのは近藤師匠と出かけた静岡県吉原の岳南鉄道周辺。一昨年の11月だから、もう二年前となる。車中で少しだけ仮眠をしていたら、あたりはあっという間に暗くなっていた。公園内は、ところどころに街灯はあるが、懐中電灯は必要だ。曲がりくねった道を公園の突端まで歩くと釣り人が3名ほどいたが、カメラマンはゼロ。鹿島石油のタンクを右手に、鉄鋼コンビナートの巨大クレーンを左手に見ながら、とりとめのなくシャッターを押し続けてしまった。煌々と明かりのつく岸壁では作業をしているのか、大きな声でスピーカーで何かを言っている。時折サイレンが聞こえたり船のエンジン音も聞こえ、ここには休みがないのではと感じた。
次に対岸に回り鹿島石油の石油化学コンビナートを道路から撮影することに。もっとも、すぐそこに見える煙突も,いざ対岸まで行くとなると20分程度車を走らせる必要がある。県道沿いからは一瞬撮影に向かないのではと思いつつ、金網や木々に邪魔されてしまうものの、何とか隙間を見つけての長時間露光を試みる。結果、巨大な施設は手前の障害物を気にならないレベルまで小さくしてくれた。平日だからだろうか、大型トラックが10分に一度くらい通るので、光のラインは簡単に取り込める。この付近には、まだ多くの撮影ポイントがあるようだったが、今回はこれにて撤退することにした。機会があれば、どこかへ行った時の寄り道がてら立ち寄ってもいいかなとは思った。 |
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