| 11月の栞 『東京湾・浦安芸術花火』(初観覧) |
東京湾・浦安芸術花火特別企画 QUEEN SUPER FIREWORKS〜夜空のラプソディ〜
「クイーン」は1970年代のロックバンドの中では最も人気があったイギリスの4人組。懐かしいと思われる方もいらっしゃるかと思います。自分も、彼らの曲の何曲かは記憶にあります。「キラー・クイーン」「ボヘミアン・ラプソディ」「伝説のチャンピオン(We Are the Chanpions)」etc。題名は忘れても、曲を聴けば絶対に聞いたことがある筈(テレビのコマーシャルソングにも使われたものもありますから)。そんな彼らの名曲とシンクロさせた花火大会が、全国で3か所開催される(た)のだ。大阪・浦安・宮崎の三か所。浦安の逃したら、あとはほぼ絶望的。ちょうど公立中学のテストも終わったのでタイミングはGOOD。おまけに天気は快晴。ただ浦安と言えばディズニーランド(ディズニーシー)があるが、残念ながら一度だけ、以前勤務していた会社の社員旅行で行ったことがあるだけ。もう35年以上前で、ほとんど覚えていない。JR京葉線で言うと、「舞浜」の一つ先の駅「新浦安」に今回の会場がある。下調べもきっちりし、土曜日ゆえディズニーランドへ行く車で渋滞することは常識且つ覚悟。それを見越して目茶苦茶早い8時に出発。なんてことはない、しっかり一号線から混んでいた。通常、戸塚警察署前を過ぎると動き出すのだが、今日は料金所までダラダラ渋滞。丁度いい時間稼ぎになった。新木場〜葛西臨海公園あたりから再び渋滞。やはりディズニー渋滞と思われる。結局、到着まで2時間弱を要し、とりあえずは高州中央公園駐車場に入れた。高州海浜公園のほうが圧倒的に近いのだが、閉場が17時30分とあったので候補からは外した。しかし、この日に限ってなのか?花火大会が終わっても駐車場には車が多数あり、結局はここに止めればよかったと後悔。さっそく場所取りに出かけるも、方向を間違え普通なら10分ほどで海岸線に出られるのに、20分以上歩き西方向にずれた海沿いに出てしまった。立ち並ぶ高層マンション、整然と区画された道路はほぼ直線で、歩いていると交差点までが遠く感じる。ようやく辿り着いた所は海浜公園のはずれ。ここから一キロ以上は歩かないと、あらかじめ探しておいた撮影場所にはたどり着けない。右手に漁船やタンカー、貨物船を見ながら歩く。それにしても、釣りをしている人が目立つ。
お目当てのポイントは、会場である「浦安市総合公園」と「境川」という川を挟んだ「浦安海浜公園」の東の角。三脚は一本もたっておらず、釣りをしている人に聞いたが、花火があることすら知らなかった。瞬く周囲をうろうろしていたら、ブルーシートを敷き始めたご婦人を見つけたので話しかけた。自転車で来ているので、きっと地元の方だろうと思ったのだがズバリ夏の花火にも来たという。「よく見えますよ!」その一言で安心しコンクリートにガムテープを張り付けた。川向うの会場には2トントラックが何台か止まっていて、岸壁には何やら荷物がごっそり置かれていたが台船はまだ到着していなかった。一通り周囲を見回しながら車に戻った。12時を回っていたので昼食用に用意したパンをかじる。駐車場は車の出入りが結構激しく、満車になりそうでならない小康状態が続きっぱなし。遊具もいろいろあるしテニスコートや野球のグラウンドもある。埋立地ゆえに地価が安かったのだろうか?公園は広い。そして聳え立つマンション。きれいだし住んでみたい気もする環境だ。昼食の後は昼寝でもよかったのだが、この日は6時間ほど睡眠してからの出発だったので眠くはない。そこで、持参した数学U(高校2年生)の問題集の問題を解く。時々、目の前のブランコに子供が乗って楽しんでいるのを、過ぎし日の幼き自分と重ね合わせながら、フロントガラス越しに何枚かパシャ!(「勉強に集中しろ」という声が聞こえそう)。
15時になり、準備に取り掛かる。三脚は強風を考えて、重量級と、その次に背丈のある2台、レンズは16〜35,24〜105,28〜300を用意。カートに入れて運ぶも、重量があり15分ほどかかった。公園内はかなりの人出で遊具で遊ぶ家族連れと花火見物に来た人とが半々ぐらい。展望台へつながる階段が半分コーンで締め切られているのを見て、やはりここは夜間立ち入り禁止になるのだろうと感じ取った(実際は違ったのだが。)
岸壁につながる階段を上がると、警備員たちが何やらせわしくコーンをたくさん持って歩いている。嫌な予感は1分後に的中した。自分が場所取りした場所を含め300メートル程度の岸壁は立ち入り禁止になってしまうところだった。係員に立ち入り可能な最前列を確認していると、「先生」と声をかけられる。その声の主は紛れもなくT社長、花火の師匠だ。彼も突然の規制に泡を食ったようだったが、柔軟な対応では一歩も二歩も先を行く。「先生、階段上のほうがよく見えますよ。」急いで三脚移動。午前中に場所取りをした境川沿いのテープ剥がしに向かっていると、T社長から電話。「展望台は登れませんが、その下の広場なら撮影可能だそうです。既に相当埋まってしまっていますが、デカい三脚なら何とかなるかも知れません。」大変ありがたかったけれど、「今からテープを剥がしに行くので、行かれないかも知れません。」と、明確な返事を避けた。急いで戻り、小高い丘に登ってみると、かなりの三脚で埋まっており、その他のブルーシートを含めるとちょっと最前列は不可能に近かった。やむを得ず前の人が確実に座って花火を見るだろうベンチ後方からの撮影に切り替え、三脚を再度移動。2メートルの三脚が生きた。残念ながら防災無線用の鉄塔が画郭入ってしまったが、贅沢なことを言っても仕方がない。初めての開催ゆえ警備体制の不徹底はガードマンの説明が二転三転したことからも明らか。午前中に立ち入り禁止の立て札なり、張り紙でもしておいてくれれば事なきを得たのも事実。初開催には付き物のトラブルの典型ゆえ慣れっこではあるが・・・。結局、場所移動したのは16時半ごろだし、直近の海浜公園の駐車場は探せば空きがある(出て行く車もそこそこあるので)。これなら15時過ぎに来ても、どうってことなかったじゃん!(結果論ですが)。
時刻通り花火は上がった。カウントダウンは聞こえなかったが、台船の位置がはっきりしているので、打ち上げ位置は間違わない。ただ、問題は高さ。一応横位置と、縦位置でスタンバイしておいたが、結論から言えば、縦位置はほとんど無意味。一艘の台船からこれほど広角に花火を打ち上げる、というか、まき散らすとは驚きだった。向かって右方向へ容赦なく飛んでくる横方向の花火は、「これでは、立ち入り禁止になるな!」と納得させられるに十分なものだった。十分というのは、玉自体の大きさは7号程度?だとは思われるが、何せこちらに向かってくる花火は距離が近い分、大玉に感じられた。それが海面すれすれで爆発したり、いつもなら頭上に上がる芸術玉が、顔を上に向けずして低い位置で鑑賞できたりしてしまうのだ。
7人グループで来たと言う中国人とも「日本語」で色々な話もでき、そのうちの一人は2年チョットの滞在とは言うものの、まったく日本人と変わらない(顔も)日本語を話すのにはびっくりした。劉○宏さんとは、またどこかでお会いできるよう連絡先を交換した(日本のアニメ大好きだそうだ)。時間的浪費は相当なものだったが、ハッピーエンドで終わることが出来たのも、T社長の導きがあったからだと感謝している。今回の撮影場所は台船をかなり斜めに見る感じなので、おそらく有料席から見るのとは、かなり違う形なのではないかと思います。扇打ちなどは、ここから撮影するとまるで形を成さない羅列のような並び方をしていますが、これはこれで面白いと勝手に納得した次第です。 |
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