相棒の栞  モバイル版

愛知県豊田市川見町堂の洞
撮影日時 : 2019−11−21
11月の栞 『川見(せんみ)四季桜公園の桜』
2012年11月、近藤師匠と今回の撮影地の近くにある「小原四季桜」を見に行った(その時の師匠の作品はこちら→クリック)。
師匠の紹介文にもある通り、確かにすぐ近くに「川見」の四季桜もあるのだが、当時自分は冬に咲く桜についてほとんど興味がなく、実際「小原四季桜」を見ても「季節外れの珍しい桜だなぁ、それにしても花が小さい。」程度の感想しかなかった。その点「近藤師匠の博学は流石で、かなり詳しく説明を受けた記憶がある。あの時の自分の関心は「香嵐渓」に100%あり、「小原四季桜」の写真は、撮影はしたもののアップしておりません。今回、四季桜と香嵐渓への関心を半々にし、撮影時間と大渋滞を考慮して早朝到着で四季桜を、その後香嵐渓に移動、昼間とライトアップ撮影を計画いたしました。もっとも、「小原」ではなく「川見」の四季桜ではありますが。「川見」にした理由は、近藤師匠が行ってみたかったもう一か所だったので、それを補完する形にいたしました。

到着は6時少し前、気温0度を車の表示で確認。ナビの案内にもかかわらず辺りがまだ暗く、一度会場を通過してしまい付近を調べた結果、5分ほど離れた駐車場に止めたことが判明、急いで戻ったが、少しずつ辺りが明るくなり始めていたので駐車場の車の多さですぐわかった。なんてことはない、すでに10人ほどのカメラマンが撮影または、その準備にかかっていたのだ。初めて来た自分にとって暗闇では、それがどこにあるのか全く分からなかったのだが、うっすらと明るくなり始めていた時点で、山の斜面一帯に「白い物体」が鎮座していた。「四季桜」は年に二回開花する、エドヒガンとマメサクラの交雑種、花はほぼ白色(多少ピンクが入ってはいるが)でとても小さい。それでも「塵(失礼)も積もれば山となるの」諺ではないが、小さな花がたくさんの木々に咲き、まさに山一面が真っ白い花でおおわれている。所々に紅葉した木が植樹されていてアクセントとしてはいいのだが、もう少し赤が点在していて欲しいといった感じ。山に対面する場所に住んでいるというおばさんに話を聞くと、「まだ満開ではない」という。.あと4〜5日経てば丁度見ごろになっているような口ぶりだった。もっと真っ白になるらしい。自宅の高台から撮った写真をスマホで見せてもらったが、広角に景色が収められていて、スマホではあったがボリュームたっぷりの満開を見ることが出来た。「電線が邪魔」とカメラマンのような発言をしていたのが印象的だった。この日は、地元中京テレビ?で、生中継があり自分が車を止めた所が撮影の邪魔になると言って移動させられた。7時半以降中継があるのだが、その前にアナウンサーの女性は何度も何度も目を閉じセリフを繰り返し練習し本番に備えていた。確かに山は7時半になってようやく半分以上が朝日に照らされ始め、中継には十分だった。山全体を撮影するのは録画するみたいで、生中継は数分のコーナーだったようだ。その短い時間に地元の方の(前出のおばさん)へのインタビューと、名物「五平餅」まで登場した。アナウンサーの方は、「まさに満開の...」とは言っていたけれど、それが嘘なのは、さっきのおばちゃんに直に聞いている自分がいる。報道とはそんなものだと思っていたほうがいい。

8時を回って山一面が真っ白に照らされるのを見て、「すごい」とは思ったが、「きれい」とは思わなかった。それがなぜかは自分でもよくわからないが、おそらく春の桜はいろいろな意味で、待ちに待って開花するからなのかも知れない。秋はやはり、紅葉が各地で見られる。人間、贅沢と欲の塊からか、秋に桜が咲いても「ほかに見るものがあるから」程度にしか思わないのかも知れない。とはいうものの、自分も8時にはここを出ようと思っていたが(9時からしっかり係員が回ってきて500円を徴収される。それを知っているカメラマンは、8時半にここを出て、「小原」か「香嵐渓」へ向かうらしい。中判フィルムカメラで撮影していた人が、そんなアドバイスをくれた。)山の中腹まで上がり、ここを後にしたのは10時だった。赤と白のコラボをカメラに収めているうちに、次第に秋に咲く桜の貴重さが分かってきたのかも知れない。10時ころになると、観光バスが次々に入ってきて、続々人が下りてくる。ここまで来て、すぐ近くの「小原」に寄らなかったのは、香嵐渓の駐車場が満杯になることを恐れたのと、既にここも満車で駐車待ちの車で左車線が塞がれてしまうほどの混雑を目撃してしまった。「小原」の状況も推して知るべしだと思ったからだ。

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