相棒の栞  モバイル版

茨城県ひたちなか市馬渡字大沼 605−4
撮影日時 : 2019−4−28
4月の栞 『国営ひたち海浜公園=ネモフィラ編』
昨年の4月22日、ネモフィラにトライしようとして大渋滞に巻き込まれ、途中まで行きながら正午前後に敢え無く撃沈した苦い思い出の地。たまたまパソコンに向き合っていたら、案内が出ていたので、集中治療室に入ったままの親戚も気になるので、とりあえずは近場だし、昨年のリベンジと言うことで思い立った。「見頃を迎えています」と言うお誘いは、時としてまだ早いと言う事も多いのだが、天気との兼ね合いで、28日に決行。とりわけ、ネモフィラの撮影は、桜の花の発色とは又別な意味で空がブルーで無ければ見栄えのしない被写体。花にあまり関心が無い自分でも、一度は拝んでおきたいとは思った。

昨年の教訓?からすれば、同じ失敗はただの「アホ」になってしまうので、午前3時過ぎに出発。それでも前日の雨から一機に晴れたこともあって、交通量は多い。5時半過ぎには「ひたち海浜公園」ICを出て「見晴らしの丘」に一番近いとのガイドで西駐車場へ向かう。開園は7時半、駐車場の開場は、その30分前。「早すぎたんじゃないかな?」と思いながらインターを降りて左折。何も気にせず余裕たっぷりで真っ直ぐ前方を見て(当たり前)運転していたのだが、ふと反対車線を見ると二車線ある歩道寄りの車線に車が並んでいる。「まさか」と思うと同時に「もしや・・・」嫌な予感。確認の為Uターンして車の列を辿る。嫌な予感が的中、先頭は西駐車ゲート前だった。焦る気持ちを抑え、次の交差点まで行き再びUターン。もう、前方だけなんか見て運転していられない。チョロチョロ横を見ながら、「最後尾、最後尾」お経のようにモゴモゴ唱えながら走る。この道、殆ど車は走っていないのに、本当に異様な光景。

列は2キロ近くは有ったのではないか?ようやく「ビリ」を見つけて次の交差点で再再度Uターン。遇然同じ湘南ナンバーの「セレナ」の後につける。そのドライバー、落ちつかないのか車から降りたり乗ったり。判らないでもない。皆、途中のトイレだって省略して、走って来たのだろう?たどり着いたら、まさかの車の列。自分も一瞬この場所に並んでいて良いものか考えた。「こんなケツ(お尻)に並んでいて大丈夫なのか?」と不安になった。そこで変な計算を始めてしまった。西駐車場の収容台数は2000台、車の全長を4、5メートルとして、前後一メートルずつ計二メートル間隔をあけて止まっているとして、2000メートルの列÷6,5メートル=307,692・・・台並んでいる計算。何だ楽勝ジャン。次は、ゲートが開いてから、料金510円を払って一体何分かかるのか?開園時間に間に合うのか?考えれば考えるほど、「もっと早く到着しなければいけなかったのだ!」と言う結論に達する。

6時半ごろには車を降りて歩く人が多数いて、一ケタ台の気温と相まって、トイレに行きたくなるのは致し方ない。しかし、一体どこにあるのか?自分は比較的「持ち?」がいい方なので大丈夫だったが、此れだけの車の横で「「立ちション」はありえない。6時50分、前の落ち着きの無い「セレナ」のドライバーが急に吸っていたタバコを消し車に乗った。「何かある?予定より早く開場したのか?」そう思っているうちに、前の車か続々と急加速をして発進。そのスピードったら笑っちゃう。自動車レースのスタート合図が切られた時の様。もっと笑えるのは、未だだろうと思って車を置いて、用を足しに行ってしまった人たち。置き去りにされた車が、ポツリポツリ。チョッと気の毒だったのが、ドライバー不在で助手席にポツンと乗っている人。免許が無いのか、あるいは有ったとしても車を動かしたら、連れと逸れてしまうかも?最悪のシチュエーションだ。このときばかりは一人で来てよかったと思った。

それにしても「ドウシテこんなに早いのよ!」と思える捌(さば)かれ方。前を走る車が車ドンドン吸い込まれて行く。なんてことは無かった。西駐車場に入る「本来のゲート」のほか、林の中を通る「臨時のゲート」も開門。通りで早い訳だ。海浜公園の職員側も慣れたもの。係員二人でドンドン手渡しで直接徴収。490円のお釣りの山も、机の上に綺麗に並べられていた。2000台の収容能力に比べれば、さっきの渋滞なんて可愛いもの、ガラガラのPの「お好きなところにどうぞ」状態。因みに75歳以上の方には入り口に最も近い場所に専用Pあり。流石にここは殆ど駐車車両なし。だってまだ7時チョッと過ぎただけだもの。チケット販売所は、沢山の窓口が有りそれほどは並んでいなかったが、入り口ゲートには、既にざっと200人くらいは並んでいて、最後尾と書かれたプラカードの所に並ぶ。最後尾の案内札は、見る見るうちに遠ざかって行き、遥か遠くへ行ってしまった。これだけ並んでいるのに、シッカリ7時半まで待たされた。列の所々に自前の自転車持参で並んでいるのも、昭和記念公園と同じ光景。

200ヘクタールの敷地のほぼ中央を常陸那珂有料道路が貫きその西(左)側半分の内、ネモフィラの咲いているみはらしエリアはゆっくり歩いて10分近くかかる。しかも、ここの入口だけで無く南Pからと海浜口Pからも入場して来る。当初、ダッシュで誰もいない見晴らしの丘を撮影しようかと目論んでいたのだが、「西口翼のゲート」に並んだ段階で無理だと判った。先頭の人も。ゲートが開けられると走り出すのかと思いきや、のんびり歩く人が多かったしそんなこと考えるのはカメラマンぐらいか?自分が入場できたのは7時40分頃。一時的に将棋倒し的事故を防ぐ為か、列を切って、入場を止める公園側も、こちらの逸る気持ちを十分察しての処置だ。

「卵の森フラワーガーデン」にはチューリップが咲いていて、帰りに寄ろうと思いつつ、「繁華街」並の人の列に流されて歩くだけ。「記念の森レストハウス」を過ぎ、角を曲がった途端、木立の間から辛うじて「みはらしの丘」が見えた。そして、そこにネモフィラのブルーが・・・。正直言って恥ずかしいながら、それは海が見えたのではないかと錯覚するほどだった。「凄い!」しかし、近付くにつれ「ネモフィラの丘」に上る人の多さにびっくりする「凄さ」に変ってしまった。ただ、唖然とするばかり。

イメージした構図からは程遠い世界。イメージした世界があったからこそ持参レンズは16〜35ミリと100マクロ。この混雑は広角レンズが全く役に立たない事がわかった。広い面積だと、人ばっかり入ってしまい画郭も構図も有ったものではない。念のためリュックに入れておいた24〜70ミリ(24〜105が作動不良で持参せず)があったから助かったものの、十分満足な撮影とはいかなかった。

初めの内はやや薄い雲があり、かえってアクセントになったのだが、10時も過ぎる頃からは「ぴいかん(快晴)」の天気になり、空のブルーが濃すぎ。老若男女プラス犬が、こぞって「みはらしの丘」を目指すものだから大渋滞。さらには、「みはらしの鐘」を鳴らそうと、列を作っているので、丘の中腹まで曲線カーブを描き続け、少しも掃けない。カラン・カランと引っ切り無しになるのでで五月蝿い。カメラマンも相当居て、三脚は通行の邪魔になったことは確か。自分も比較的空いてるルートを選んで上まで行ったが、「ここは良い」と思ったアングルは数えるほど。もっとも他の人の邪魔にならないように気を遣う方が先で、ゆっくり立ち止まって画郭を決めることは、殆ど出来なかった。たまにカメラマンが固まっている場所があり、多分そこなら邪魔にならないだろうとカメラを構えた程度。

今年は上手い具合に、ネモフィラの見頃とゴールデンウイークが重なった為、超満員と言える状況になったのかも知れないが、それはさておいても、結局はこの「ネモフィラ・ブルー」と青空を撮ってしまえば、とりわけそれ以上多くの課題を残しているとは思えない。園内には、飼い犬をネモフィラの前に座らせたり、「りかちゃん人形」の類をネモフィラとコラボさせている気持悪い(失礼)カメラ小僧も居た。モデルさんらしき美人さんの撮影会の一行にも出会った。矢張りプラス・アルファーを狙わないと、ネモフィラだけでは単純すぎるかも知れないと感じた。この後、麓にある「里の家」(古民家)に立寄ってから、チューリップが見頃 (後半)の「たまごの森・フラワーガーデン」へ移動。

アクセスカウンター アクセスカウンタ