| 4月の栞 『第10回辰ノ口さくら祭り』 |
4月3日の時点で「二分咲き」と言う冴えない開花状況だったが、その後徐々に気温も上がって来たので、6日には悪くても「五分」咲き程度にはなるだろうと予想して出かける準備をしていた。言うまでもなく桜メインの撮影では無いので、文字通り花火に「花を添え」てくれればと言う期待。
昨年「嵐山さくら祭り」に出掛けた時、「辰ノ口」との二者択一に悩んだ。結果、嵐山は嵐山で煙火業者の評価を上げる内容だった。ただ、桜は葉桜となっていて、「花を添え」てはくれなかった。もう一点、嵐山は、桜のライトアップが、提灯程度のライトアップなので、幽玄では有るが花火とのコラボには、写真にすると明るさが足りない事が判った。この辺は、事前に長時間露光で桜を撮影し、後からパソコン処理をすれば(NIKONiの比較的新し目の機種ならその場で)可能だが、パソコン処理もできないし、NIKONカメラでもない自分にはチョッと無理に近い。
今年は「嵐山」の桜は、花火大会当日に満開だったのではと予想できた。「辰ノ口」の五分咲きと「嵐山」の満開、それだけを比べれば当然「嵐山」だ。近いし、規模も大きい。一方、写真にして「絵」に成り易いのは、自分のカメラにとっては、「辰ノ口」。花火業者さんは、これまた天下の「野村花火工業」さん(社長直々おいでになっていた)。ここは腹を決めて来年のノウハウとすることにした。と言っても今年は記念大会、8号玉が、10号に格上げされ、ラストには、ニュージック・スターマイン(此れが又、大変良かった)が、今年初の試みとして、ライン・アップされていた。花火に関しては別コーナーにて再びお話しすることとして、先ずは「さくら祭り」のご紹介。
行き当たりバッタリや、思い付きで、わざわざ片道200キロチョッとある茨城県も北部、「袋田の滝」に近いところまで、出掛けるわけにも行かず、数日下調べを重ねていた。しかし、常陸大宮市のHPには、それ程詳しい案内が無い。せめてチラシだけでも、拡大版で印刷できれば良いのだが、それも出来ず。特に肝心の駐車場の位置が小さ過ぎて、「ハズキルーペ」でも無理じゃない?とりあえずは、住所だけ入れて8時に出発。渋滞覚悟、早めのスタートだったが大井料金所跡を通過し、有明付近までは概ね順調。しかし、次第に速度が落ち始め、前方ハザードランプが・・・。直ぐに3車線とも殆ど動かず。ナビは、新木場方面をアナウンスしていたが、その先には「TDL」が在るので、この渋滞はそれではないかと勝手に想像。勝手にルートを変え浜崎橋方向へ。その後は渋滞なし。
常磐自動車道「那珂」ICを降り、国道118号を北上、常陸大宮市街を抜けるまで暫く走る。「ビーフライン」と言う美味しそうな?案内板を無視して直進。ファミマの手前にあるT字路を右折、「辰ノ口橋通り」に入る。久慈川を渡る手前、大規模な竹林が見える。橋を渡り切って直ぐに、臨時駐車場の案内。なぜか工事用の鉄板が敷き詰められた狭い道を河川敷まで案内される。ヘアピンカーブ2ヶ所では、上がってくる車(帰る車)があると、ガードマンがストップをかける。狭く凸凹道なので交差が出来ないのだ。、メイン会場付近にも臨時Pがあったことを知ったのは、大会本部でチラシを貰ってからだった。直ぐに移動すればおそらく駐車出来たかもしれないが、そこまで乗り入れて脱出時の事を考えると判断に迷うところ。
自分が車を止めた場所は、通称「消防広場」との名前が付けられていた。河川敷に降りるまではガタガタ道だったが、止めた場所は綺麗にアスファルト舗装がされていて助かった。実は、この日も風が強く、しかも晴の天気が続いていたので砂ぼこりが酷かった。こんな場所がダートだったら、帰りのフロントガラスは相当視界が利かない状態になっていただろう?又、ここから土手を上がれば、直ぐに桜並木が一キロ以上にわたって続く。残念ながら昼近くの時点で五分咲き程度、二〜三分の木もあり、綺麗とは言いにくかった。しかし、気温は上がって来ていたので、夕方にはもう少し開花が進むことは明らかだった。流石に菜の花の方はショボく、桜とのコラボには程遠かった。
メイン会場でチラシを貰い、花火の打ち上げ場所を遠めに確認する。知り合いでもいればいいのだが、如何せん到着が早すぎたようだ。屋台もステージイベントも準備に追われている最中で、見物客もまばら。たまたま、午後からのステージ案内を観光大使の女性2名がされていたので、撮影。もっとも、午前と午後の二回、彼女らの撮影会が組まれてはいたが、時間的に足を運べる余裕が無かった。会場付近には三々五々何本かの三脚は立っていたが、この場所で撮影するつもりは無かったので、一人のカメラマンと打ち上げ場所の確認をするための会話をしただけで会場を後にした。
戻りながらカメラを構えるものの、圧倒されるほど見事な桜並木と言うわけには行かず、アングルの工夫をしようにも堤防付近まで乗りつけた地元の方か地主さんの車が画郭に入り込むため、弧を描くカーブを撮影する気にならなかったり、アップで撮ろうにも蕾が多く全然綺麗ではない。この後、パンを頬張り時間に全く余裕があるため、30分ほど北上した美和地区にある「万福寺」の枝垂れ桜の撮影へと辰ノ口を後にした。15時過ぎに再び同じ駐車場に戻ってきた時、明らかに開花が進んでいて、気のせいか、この時撮った桜のほうがきれいに写っているように感じた。その後ライトアップされた桜は、もう一息の開花こそ望まれたが、十分と言える写りだった。
それ程大きな「さくら祭り」ではないものの、かえって混雑無しの贅沢な「さくら祭り」ではあると感じた。個人的には、その贅沢さの八割が「野村花火」だからなのだが。 |
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