相棒の栞  モバイル版

長野県松本市蟻ヶ崎2455
撮影日時 : 2019−4−20
4月の栞 『アルプス公園の桜』
2014年8月18日正午頃、アルプス公園西側のローラー滑り台で遊んでいた7歳の男の子が行方不明になり、約300人体制で捜索したが見つからず、翌々日の20日午前9時前、松本市内のJR篠ノ井線線路内で手足がばらばらになった子供の遺体が見つかったと言う事件、そんなことが有ったとは!帰宅後に知った。

事前に知っていたら、行かなかったかも知れない。今思うと、満開の桜の下、大勢の観光客で賑っていたものの、事件当日は夏休みとは言え、これほど多くの人が来ていただろうか?むしろ、アルプス公園は自然を上手に生かすと共に、かなり広い面積があり、元々は森林だっただろうから、公園の敷地から外れれば、直ぐ隣は未開の地であるとも言える。そんなに線路に近いのかと思って、地図を見てみると「北入り口」から直ぐのところをJRが走っている。何とも気の毒な話だ。仮にスーパーボランティアおじさんの「小畠春雄」さんがいてくれたら見つけられたかも知れないなと頭をよぎった。そう、小畠さんは山口県で2歳の「藤本理稀」君を警察・消防が2日間探しても見つからなかったにも拘らず、たった20分で捜したと言う事で、一躍有名になった方です。しかし、小畠さんは以前にも女の子を助けた経験があったそうで、この手の捜索には経験が大事だと言う事を感じた次第。

初めに重たい話題を記してしまい、後が続きません。ここ数日、幼い子供さんから中学生くらいまでの若い命が失われる交通事故が毎日のように起きています。どうか運転される方は、自分自身の健康状態や、運動能力に敏感であって欲しい。そして、周りの声に謙虚に耳を傾けてください。車に乗らないのが一番ですが、もし買え変える予定があれば、衝突安全装置の最新装備の車(最近発表された、日産デイズか三菱ekが軽自動車ではNO1)にするか、現在の車を乗り潰すのであれば、途中で体調を崩した場合など運転を代われる人が同乗していれば少しは安心です。個人的には、都内に出かける時(とりわけ山の手線内)は、車は相当怖いと思っています。都内を走るに当たって、収集しなければならない情報が多すぎて非常に走りにくいし、歩行者がそこら中にいるので、普通に走っている3倍くらい注意力が必要。だから脳が疲れる。疲れれば判断能力も落ち、事故率も高まる。年配の人には厳しい。

その点、近藤師匠は、奥様の「鶴の一声」で、潔く車を手放した。まだ全然若いのに・・・だ。もっとも、年齢ではなく、ご自身「車の幅寄せの感覚が鈍くなった」と仰っておられた。撮影に車が無いということは、チョッと痛手かもしれないけれど、その決断は「アッパレ!」と言うしかない。とか言っている自分も、いつ事故るか判らないが・・・。

急に、本題に戻ります。
アルプス公園に関して大した予備知識無しで、松本城の昼前後の混雑回避に脱出場所として捜しておいただけ。松本城の近所で、桜がきれいな処と言う事で探してみると、「城山公園」と「アルプス公園」が出てきた。ナビで調べてみtが、「城山公園」がヒットせず、仕方無しに「アルプス公園」をインプット。連れて来られたのが、「東入り口」。ところが、ここは、桜が沢山あるところから全く離れた場所で、ポツンポツンと桜が咲いているだけ。以前は、ほぼ森のようなところだったと察する事ができる。この入り口から入場する人はそれ程多くはなく、橋を渡ると道が数本に分かれていて、更に人通りが無くなって行った。とりあえずは、案内板を頼りに「花の丘」と名付られた標高750メートルを越える高台に上がってみたが、花など全くない。しかし、高いところへ上がっただけのことはあった。振り返ると500メートルほど隔てて、桜の花が沢山見え、子供の声も聞こえる。下り坂を「森の入り口総合案内所」の建物まで行き、再び坂を上がる。

上がり切ったところが「桜の森」。ウソみたいに人がわんさかいる。ミニ・テントを張ったり、BBQを楽しんだり・・・。しかし、なんといっても、ここの桜が丁度満開で、なるほど桜の「森」的。子供の遊び場も充実していて、リピーターも多いのではと感じた。一方、カメラマンにはいささか場違いなところで、気が引けた。ただ、景色はよく、周囲の山々がくっきりと見えたので来た甲斐有り。更に「山と自然博物館」の展望台は建物の5階にあり、入場無料。残念ながら、アクリル板で囲まれていて、まともな写真は撮れなかったが、360度眺めは最高。松本盆地が、本当にこの目で「盆地」だとわかって変に感動。しかし、展望室内の温度は正に温室そのもの。10分も居ない内に汗が出てきた。温室内?には地域の説明がシッカリ有ったが、文字が薄れていたり、日当たりの良いせいで写真が変色いたりしていた。その中に「泉小太郎のシダレザクラ」の写真があり、スタッフに尋ねて場所を教えてもらった。それは南入り口近くの崖っぷちにあり、周囲はソメイヨシノが満開だった。思わぬ拾い物をした感じで、「近ちゃんギャラリーの一本桜に加えてもらおう!」と思ったが、帰宅後、近ちゃんギャラリーを開いてみたら、既にどなたかが撮影済みった。この後、東入口駐車場目ざして坂を下り、松本城のライトアップ撮影の為、再び市役所のP目指し元来た道を戻った。

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